野田佳彦代表は9月10日(水)、東京都内で開催された、日本最大の労働組合、全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(UAゼンセン)の第14回定期大会に来賓として出席し、連帯のあいさつを行いました。

 野田代表はあいさつの冒頭、各地における日頃からの支援に深く感謝を表し、今夏の参議院選挙においてUAゼンセンの推薦を得て当選した3名(新潟選挙区・打越さくら、長野選挙区・羽田次郎、宮崎選挙区・山内佳菜子)ら参議院議員への多大なる支援への謝意と、田村まみ参議院議員(国民民主党、UAゼンセン組織内候補)の2期目当選への祝意を述べました。

 一方で、参院選から50日間、石破首相の続投断念や総裁選をめぐる混乱により政治は停滞し、「食料品値上げなど国民生活が苦しい中で有効な対策が打たれていない。まるで長い夏休みのようだ」と政府与党を批判しました。

 こうした中で、野党7党は共同で11月からのガソリン税暫定減税を提案し、地方に暮らす人々の生活や地域経済を支える政策の実現を目指していると説明。また、憲法53条に基づく臨時国会召集要求を行ったこと、さらにトランプ前大統領の関税政策が自動車や水産物などに大きな影響を及ぼすため、早急に経済対策を講じる必要があると訴えました。

 加えて、通常国会での成果にも触れ、下請け取引環境の改善法案や関連法改正により、来年1月からの施行を実現させたと報告。今後も組合員や国民の声を真摯に受け止め、政策に反映していく決意を示しました。

 最後に、UAゼンセンが正社員5%弱、短時間労働者6%超の賃上げを実現し、10年以上にわたり短時間労働者の賃上げ率が正社員を上回っている点に敬意を表し、あいさつを結びました。

 野田代表のほか、立憲民主党からはUAゼンセンの準組織内議員である伴野豊衆議院議員が出席しました。また小池百合子東京都知事、芳野友子連合会長、玉木雄一郎国民民主党代表ら、多くの来賓が出席し祝辞を述べました。