立憲民主党つながる本部は14日、民主主義を体感するボードゲーム「デモポリー」の体験会を実施しました(共催:東京都連つながる本部)。

 デモポリーとは、参加者それぞれが給与や生活費の異なる動物キャラクターになりきり、現実社会と同じように設定された税制や公共政策を模擬体験するゲーム。途中の総選挙で、キャラクターの立場になって投票すると、社会システムが変わり、生活に変化が出てきます。すなばコーポレーションの門川良平さんなどが開発し、小学校・中学校・高校・大学・地域グループにおける主権者教育に多く活用されています。

 この日の参加者からは、「『勝ち』を狙うのではなく、社会全体がどうなるかを体験するゲームであるのが面白かった」「普段の自分とは異なる立場の事情がわかっていい」「学校の先生にも参加を呼びかけたい」などの感想が寄せられました。

 さらに、「総選挙の前に、どの政党がいいかを話し合う場面があってもいいのでは?」「給付付き税額控除を体験できるバージョンを作ったらいいのでは?」「自分たちの所持金だけではなく、国庫の活用法も話し合えたらいいのでは?」など、このゲームを地域で活用する場合の提案・アイデアが活発に出されました。

 当日ファシリテーターを務めた佐口よしえ滋賀県議会議員は、「『民主主義=多数決』ではない。勝った方は、数で勝てなかった少数派のことも想像しながら政策をつくることが重要。それが民主主義」と、ゲームの最後を締めくくりました。

 ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

総合司会を務めた長井蒼葉さん。「立憲民主党は一人ひとりの意見で創っていくのだという意識を広げていけたら、孤独感のない政治参加ができるようになるのではないか」