全国の若者による政策コンテスト「未来国会2025」(主催:NPO法人ドットジェイピー)の全国決勝大会が9月20日に東京都内で開かれ、立憲民主党を代表して長妻昭衆院議員がパネリストとして参加しました。

 冒頭のあいさつで長妻議員は「『最大の福祉は良い仕事だ』という言葉がある。将来、安定した生活を送るためには、どんどん給料が上がる仕事が必要。世界の市場を席巻するような新しい仕事をつくっていくために、人への投資や未来への投資を徹底的にやっていくことで明日が拓ける」と述べました。

 この日は、予選大会を勝ち抜いて選出された4チーム、首都圏4大会優勝「Branch Road」、大阪大会優勝「団体割引対象外」、関西GN1大会優勝「くあっが」、関西GN3大会優勝「やんLIC」がそれぞれプレゼンテーションを実施。「30年後の理想の日本」をテーマに、各々が思い描く未来の日本像やその実現に向けた政策・予算案をアピールしました。

 プレゼンテーションの後には出場者チームとゲストとのディスカッションが行われ、参加者による投票が実施されました。その結果、大阪大会を勝ち上がってきた「団体割引対象外」が優勝しました。

 総評で長妻議員は、「日本では協調性が重視され、過度に空気を読みすぎることで自分を犠牲にしてしまうことがある」と指摘。その対策としてAIの活用や考え方の転換が有効だとしつつ、教育現場における人間の教師の役割が重要だと述べ、「AIの活用を3~4割にとどめつつ、人間の教師が友人関係や共感力の育成を担うことによって教育のバランスが取れると思う」とまとめました。