安住淳幹事長は10月6日、自民党の新総裁に高市早苗氏が就任したことについて国会内で記者団の取材に答えました。
安住幹事長は「女性初の総裁で、自民党なりにこの危機的な状況の中での選択肢だろうから、お互い切磋琢磨して日本の政治を前に進めていきたいとは思っている。ただ、これまでの発言や行動を見ていると、社会の分断を招きかねないような言動が非常に気になる。仮に総理になった時に、そのままなのか、それとも軌道修正して普通の自民党総裁に戻るのか、そこに注目している」と述べました。
ガソリン税暫定税率の廃止や、給付付き税額控除などの協議については「高市総裁になって引き継がれるのか、ちゃぶ台返しになるのかは見てみないと分からない。(高市総裁は)主要野党の掲げていることは全部やると言っているが、全部やるなら財源はどうするのか。そういうところはきちんと示してもらわないといけないと思っている。これからはスローガン政治ではなく、リアルにその提案してもらいたい」と注文を付けました。
裏金議員を登用する可能性については「自民党が生まれ変わるのではなく、そういう裏金議員の人たちが復活して、昔の政治の悪い部分が戻ってくるという話ではないか。われわれはそれを黙っていない」と、厳しく指摘しました。