野田佳彦代表は10月17日、国会内で定例記者会見を開き、(1)物価高を踏まえた経済対策の策定(2)自民・維新の連立協議に対する見解(3)公明党とを含む野党間協議の進め方――について述べました。
(1)迅速な経済対策の策定――「政治空白が長引きすぎている」
冒頭、野田代表は「政治空白が長引きすぎていて、暮らしに関わるような悲鳴のような声が現場で上がっている」と指摘し、「経済対策をしっかりまとめ、こうした国民の悲鳴に応える政治を実現していきたい」と強調しました。医療の現場については「病院経営が困難を極めており、材料費であるとか人件費の高騰でいかなる病院も厳しい状況」だとして、公立・公的病院の経営支援を経済対策に盛り込むことを検討する考えを示しました。
またこの日は、「可能ならば公的な病院に視察に行って現場を見てきたい」として、関係議員とともに現場の声を直接聴取する方針を表明。現場の声の聞き取りから政策設計という手順で、スピード感をもって取りまとめる考えを示しました。
(2)自民・維新の連立協議――「まずは政治資金の決着を」
自民党と日本維新の会が議員定数削減を条件に連立協議を進めるとの報道に関して野田代表は、自身の経験を踏まえ警鐘を鳴らしました。過去の経緯から「文書を交わしても守らなかった」として、「私は信用しちゃいけないと思いますよ。相当裏を取らなければいけないと思う。裏を取っても騙される可能性もある」と述べました。さらに「そんなことをもって連立政権組むようなことはやめた方がいい」と強調しました。
その上で、優先順位を明確にし「今は政治資金の問題で結論を出すことが先なのではないか」と指摘。「公明党が連立から離脱した理由は政治資金の問題」であり、根本の不信を解かないまま定数削減に議題を移すのは「順番が間違っている」との見解を示しました。企業・団体献金の扱いについても、「急に自民党が言うとは私は思えない」と実現性に疑義を呈し、まずは政治とカネの問題を決着し、その後に議員定数削減の本格議論という段取りの筋を提案しました。
加えて維新が示した一連の政策項目については、食料品の消費税ゼロ、給付付き税額控除、ガソリン税の暫定税率廃止など「いくつもの項目についてはその通りだ」と評価する一方、「副首都構想」「社会保険料の改革」などは説明をよく聞く必要があると述べました。
(3)今後の野党間連携の進め方――公明党とも協議、国会運営での連携拡大へ
野党間の枠組みについては「3党で協議するお店は常に開いておきたい」と述べ、維新・国民との協議の継続意欲を表明しました。また「今日午後から公明党の斉藤代表とも会談をする予定」として、首班指名を含む基本的な考えの確認を行う考えを示しました。
国会運営面では、公明党が野党の枠組みに加わることで、「野党の理事懇にも公明党が参加し、国会の舞台回し等において連携することが非常に拡大してくる」と歓迎の意向を示しました。
野田佳彦代表記者会見
2025年10月17日(金)10時30分~10時54分
発行/立憲民主党役員室
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtube.com/live/ANb6lU26jAQ
■冒頭発言
■質疑
- 首班指名選挙に向けた協議について(1)
- 経済対策・補正予算案の策定について
- 首班指名選挙に向けた協議について(2)
- 野党国対への公明党の参加について
- 首班指名選挙に向けた協議について(3)
- 誤情報・偽情報・ステマ対策について
■冒頭発言
○経済対策・補正予算案の策定に向けた取組について
【代表】
今、政局絡みでたぶんいろいろなご質問が来ると思いますが、政局も大事ですが、党の代表でありますので党務も大事だと思っておりまして、先週は横浜の商店街で街頭に立ったり、2区・3区の政治活動の後押しをやってまいりましたが、そのときにもやはり商店街等でお聞きしましたのは、政治空白が長引き過ぎていて、暮らしに関わる悲鳴のような声などもたくさんお寄せいただきました。
そうした声を踏まえて、昨日もNC(次の内閣)がありましたが、経済対策、いろいろな項目を今上げてもらってきていますが、しっかりとまとめて、早くこうした国民の悲鳴に応えるような政治を実現していきたいと思います。
いろいろ現場に行くということもきょうもやろうと思っていまして、きょういろいろな動きがある中で可能ならばですが、いわゆる病院経営が今、困難を極めています。材料費であるとか人件費の高騰によって、いかなる病院も厳しい状況でありますが、公立病院、公的な病院。先般も柴橋岐阜市長からご要請をいただきましたが、私もきょうは身近なところの公的な病院に、午後、可能ならば、長妻さんたちと視察に行って現場を見てきたいと思いますし、それもおそらく我々のつくる経済対策の補正予算案の中に入ってくると思いますので、現場の声を聞いてきたいと思います。
■質疑
○首班指名選挙に向けた協議について(1)
【共同通信】
政局のことで伺いたいが、自民党と日本維新の会の連立に向けた協議について伺いたい。維新の吉村代表は、議員定数の削減を臨時国会で実現することが条件だと強調している。まず、こういう条件で連立協議をすることについて、受け止めを伺いたい。
【代表】
私はかつて議員定数削減を条件に安倍さんとの党首討論で衆議院を解散した経験があります。その経験から言うと、たぶん自民党はのむかもしれません。でも、私は、(自民党に)だまされると思っています。
(当時)文書を交わしています。党首討論という国民が見ている前で、相当数の議員定数削減を翌年の通常国会で実現しようと言っていたけれども、一票の格差の是正の範囲でその後慌てて少しやったことはありましたが、約束したことは履行されていません。それは国対同士で文書も交わしていました。
文書を交わしても守らなかった政党と約束をしても、信用してはいけないと思いますよ。相当裏を取らなければ駄目だと思います。裏を取っても、だまされる可能性もあると思います。そんなことをもって連立政権を組むようなことは、私はやめたほうがいいと思います。
しかも、定数削減は、私もそれはこれから我々も追求すべきテーマだと思っています。私のやり残したことでありますから。だけど、今は政治資金の問題で結論を出すことが先なのではないですか。公明党が連立から離脱したのは、政治資金の問題で自民党の基本姿勢に疑問を感じたからではないですか。その疑問を感じている相手と、政治資金の問題についてうやむやにして次のテーマの定数削減というのは、私は順番が間違っていると思いますよ。
今は、ここまで去年から議論してきたことに決着をつけるチャンスではないですか。その決着をつけた後に定数削減という順番だったら、大いに議論したいと思います。私も議論したいと思います、今度こそ実現するために。でも、それを実現するのだったら、野党協議の中でそれを出してもらって3党でやりましょうというところから自民党に迫ったほうが本当はいいと思いますよ。
ということで、あまりね、それをもってうかつに連立を組むなんていうことはやめたほうがいいと申し上げておきたいと思います。
【共同通信】
先ほどあった企業・団体献金の廃止についても、維新が一番厳しい案を主張されていたと思う。それについても自民党がのむと思うかと、実現性について野田さんはどう考えているか伺いたい。
【代表】
「協議する」くらいのことは言うのではないでしょうか。「協議する」と。ただ、それを実現する、例えば今国会にということは、そこまで言うかどうか、これはわかりません。これは交渉ですからわかりませんけれども、少なくとも今回は、公明党が離れた理由はこの問題だったではないですか。その問題をきちっとやるということを急に自民党が言うとは私は思えないんですよね。
この問題は、でも、定数削減ほど重要視していないようではないですか。これも、それでいいのかなと。副首都構想とか社会保険料の改革とか、どれも大事なテーマだと思います。大いに議論すべきだと思いますが、この二つ三つを実現するために、今一番国民が不信に思っている、「信なくば立たず」という状況にある問題を、これをうやむやにしながら連立入りというのも、それは今の国民(の政治)に対する不信感を増幅するだけではないかと私は思います。
【共同通信】
維新は自民党と連立に向けた協議をするよりも、今枠組みがある野党3党での協議のほうでしっかり訴えて、政権交代を目指していくと。諦めずに目指していくというお考えか。
【代表】
もちろん。まだどうなるか、そちらの状況はわからないですから、我々は常に3党で協議するお店は常に開いておきたい。カムバック維新と思っています。
【NHK】
今のに関連して。カムバック維新ということだったが。
【代表】
カムバックって、まだ行っちゃっているわけではないですけれども。ごめんなさい、正確な表現ではなかったと思います。行きそうなので。
【NHK】
今後、首班指名での野党統一候補の擁立に向けて、どのように働きかけていきたいか。3党のこともあるでしょうし、その先の公明党、あるいは、その先にもしかしたらほかの野党もあるのかもしれないが、その辺のところを教えていただきたい。
【代表】
今のところ、やはり野党第1党・第2党・第3党で力を合わせるということを基本形としてやってまいりましたが、今、協議がちょっと中断する形になりましたので、きょう午後から公明党の斉藤代表とも会談する予定でございますので、そういうことも含めて今後の連携のあり方などについても十分協議をしていきたいと思います。
【NHK】
きょう午後の会談では首班指名のことについても議題に上げるお考えはあるか。
【代表】
当然このときでありますので、基本的なお考えについては確認をさせていただきたいと思います。ただ、野党の候補はまだ決まっていないので、ちょっと抽象的な言い方になるかもしれませんが、基本的なお考えについてはお尋ねしていきたいと思いますし、心を合わせていきたいと思います。
○経済対策・補正予算案の策定について
【NHK】
別件になるが、冒頭の経済対策の件で、病院の経営の話もあった。今上がってきている段階で、どの程度中身が見えてきているのか。あるいは、いつまでにまとめたいというのは月末だったが、国会も延びているということもあり、どのようなスケジュールでまとめていきたいか。もしお考えがあれば伺いたい。
【代表】
23だったか24日までに各部門から上げてくるように、病院の関係だと基本的には厚生労働部門と、例えば国立大学の病院なんかだと文部科学部門とか、各部門から病院の経営に関することについても項目として今上がってきています。
それを詰めてもらいながら、最終的な調整はやはり政調でやってもらいますが、項目を出してもらうのに若干日付がずれたとしても、まとめる作業は10月末までに間に合わせるようにしたいと思いますし、中身の精査をしながら、補正予算の規模、かさをどうするかというところが私は大事だと思っていますので、あまりいつもどおりほかの政府がやっているような大きな補正予算になると来年度のプライマリーバランス黒字化ということが実現できなくなるかもしれませんね。そういうことなども含めて、かさの問題なども含めながら、最終的にまとめていくというのは今月末にしたいと思います。
○首班指名選挙に向けた協議について(2)
【「FACTA」】
きのう維新が、藤田代表が高市さんに突きつけた12テーマ、50項目。たぶんこれは代表も精査されたと思うが、率直にこれについての感想、共感できるものなのか、まずそれを伺いたい。その50項目の内容、同じものが今度突きつけられるはずだが、これはどういうふうにご覧になったか。
【代表】
中には、全く異論のない、共感できるものもあります。例えば食料品の消費税ゼロ税率の問題、これは期間の問題とかはお互いに詰めなければいけませんが、方向感としてはこれは同じですし、給付付き税額控除の検討についても、これは全く異論がありませんし、ガソリン税の暫定税率(廃止)は、これはもう各党で全部積み上げてきた議論ですし、幾つもの項目については「そのとおりだ」というものもあります。
ただ、説明をよく聞かなければいけないと思っているのは、副首都構想であるとか、社会保険料の改革など、これは議員立法を準備されるのかもしれませんが、それはよく説明を聞いてみないと何とも言えないというものも多くあるように思います。
そうですね、あとはストレートに「これは」と思うものはあまりないです。例えば選択的夫婦別姓は我々の考え方とは違うようなことも書いてありますし、随分と考え方が異なるものも入っているなと思います。
【「FACTA」】
維新は基本的にアイデンティティは改憲だ。憲法審査会を見ているとわかるが。この最初から出ているように、皇室典範の改正とか、緊急事態、9条改憲。それから、先ほど言った別氏反対。立憲主義でいうと、首相に指名するというのはその人に大きな権限を与えるわけで、真ん中をやるという野田さんだが、ご自身が首相になるから応援してくれと言うならわかるが、それが本当にふさわしいというか、今度もう一回再開したときに、藤田さんも首班指名の候補であると。全然考え方が違うと思うが。やはり野党第1党として150議席を持っているわけだから、野田さんが首班指名で受けるということでないと、立憲支持層の人はとてもついてこられないのではないか。安住さんの数合わせという気持ちはわかるが、やはりリアリズムが欠けていると思う。元総理ですから。やはり立憲主義というのは首班指名をやって行政権のトップを選ぶわけで、真ん中なら真ん中の人を選ばないといけないと思うが、そこら辺を伺いたい。
【代表】
ご意見としてはよく受け止めさせていただきたいと思いますが、野党が連立を組むときの可能性として、特定の誰かだけを排除するというやり方では議論が進まないと思いますし、誰かでなければいけないという議論の進め方でも物事は進まないということについてもご理解をいただきたいと思います。
【フリーランス】
3党協議が今まだ継続中ということだが、これに公明党を加えて4党で政策協議を進めて政権交代を目指すというお考えはないのか。維新が自民党と連立を組む可能性が高まっているが、公明党を野党に引き込んで首班指名で野党候補を書くということになれば、また劇的に状況が変わると思う。裏金自民復活・延命をする維新に対抗して、そうではない、政治と金に厳しい野党連合をつくって首班指名で勝利するという可能性はまだ残っていると思うが、そのお考えはないのか。
【代表】
いや、残っていると私も思っているので、その可能性は追求していきたいんですね。
政治と金の問題をめぐる基本姿勢で、公明党は自民党の基本姿勢が理解できずに失望し、(連立を)解消したわけでしょう。ということは、私どもの立場と一番今近い立場だと思います。
これは去年の総選挙、都議選、今回の参議院選挙で、国民の思っていた「自民党にノー」を突きつけたというのは、不祥事続きのこの自民党を許さないということです。その人たちに予算編成や税制改正をやらせてはいけないという思いは、私は公明党も立憲民主党も全くこれは共有できると思うので、他の野党にもこの思いを共有してほしいと思っています。
公明党さんは、この3党が、野党3党がまとまれば、当然2回目の決選投票は考えてみるということもお話しされているので、より強く巻き込んでいくべく、きょうの党首会談に臨んでいきたいと思います。
【フリーランス】
そういう国民の民意を、与党過半数割れさせた政治と金への怒りを、裏切るような行為を今維新がやろうとしているように見える。というのは、高市さんとの連携について、企業・団体献金廃止を始め、政治と金の問題を絶対条件にしていない。これはおかしなことではないかと思うが、その点についてはいかがか。
【代表】
裏切りというような言葉を使うと、本当に行ってしまいますので。そういう言葉ではなく、よく考えてご判断をいただきたいと思っています。
【フリーランス】
藤田共同代表は「リハック」で僕と対談する中で、野党連立政権の場合の政策実現性と自民党と連立を組んだ場合の政策実現性を比較して決めるとおっしゃっているので、早急に公明を含めた4党でまとめて維新にどちらを選ぶのか突きつけるのが得策ではないかと思うが、代表のお考えをお聞きしたい。
【代表】
やり方としては、例えばこの間、党首会談の1回目をやりましたが、どちらかというと、玉木さんが疑問に思っている主要政策について私が答えて考え方を説明する、それに対して玉木さんがまたいろいろ質問するというやり取りを、注意深く藤田さんは見ていると。立憲と国民で一致してきたならば野党の連携に自分たちも考えてみるという立場なので、あまり積極的に議論に加わってきてはいないんですよね。
でも、これからの国をどうするかと。いつまでも玉木さんに主要政策の、具体論の話の詰めだけではなくて、どういう国をつくりたいかという議論を、ぜひ維新も含めてもう一回はぜひやりたいなと私は思っています。
【フリーランス】
その障害になっているのが玉木代表で、煮え切らない態度だ。もっと即断即決すべきだと思わないか、玉木代表は。
【代表】
裏切りとか障害という言葉が出てくると、それはまとまらないので。そういうご意見や姿勢も踏まえながら対応していきたいと思います。
○野党国対への公明党の参加について
【読売新聞】
今、衆参の与野党国対委員長会談が行われているが、公明党の関係で、今後公明党が野党の枠組みに入ってくるということで、これによって、この臨時国会以降、どのような変化が生まれるとお考えか。
【代表】
野党国対に公明党も入ってきていただけるということと、具体的には、委員会が始まりましたら野理懇、野党の理事懇にも公明党が参加をするということですから、国会の舞台回し等において連携することが非常に拡大してくると思いますので、これは歓迎すべき動きだと思っています。
○首班指名選挙に向けた協議について(3)
【北海道新聞】
そもそもの話になってしまって大変恐縮だが、自民と維新の党首会談というか連携の件に関して。15日の午後に立憲と維新と国民の党首会談があり、その後、夕方に自民と維新の党首会談があり、こちらには吉村代表も参加された。そういう流れがあったと思うが、そもそも野田代表の中で、自民と維新がこういうふうに連立の協議を始めたことに対する受け止めとか、それから、16時に3党で協議をしていて、その後に自民と維新の党首会談もあったが、驚きというか、そういったところはあったか。
【代表】
驚きがあったかどうかというと、それは予想はしていませんでしたからね。ただ、予想していなかったけれども、御社の報道がその前の日にあったので、そういう動きもあるのかなというふうには思っていました。
【北海道新聞】
読んでいただきありがとうございます。予想外、驚きというのは。
【代表】
驚きという意味では、そういう急接近しているんだなということは御社の報道も通じて「あるのかな」と思っていましたが、15日の16時に3党党首会談をやって藤田(共同)代表が出られて、そして、引き続きこの議論を詰めていくために、幹事長・国対委員長にもう一回また詰めてもらって、また可能ならば党首が集まって会談しましょうということは、その16時の協議の中で決定したことなんですね。決定したことがある中で、その後に別の代表が来て政策協議まで詰めていってしまうというところまでの展開になるとは、これは幾ら何でもやはり驚きとしか言いようがないと思います。
【北海道新聞】
そういうふうに維新が、いわゆるダブルスタンダードではないが、並行して今見ている状況だと思うが、そこに関してはどのようにお考えか。
【代表】
ある意味、並行していないというのは立憲だけだったのかもしれません。いろいろな可能性を各党が八方をにらみながら探るということは、この時期、全否定は私はしませんけれども、我々はやはり自民党に代わる政権をつくって野党は連携すべきだということなので、(自民党と)連携を図る動きは全くしていません。
政策実現のために自民党ともコンタクトを取ってという立場はあったのだろうと思いますが、同じ日にああいう形で進むというのは、これはちょっと幾ら何でも想像していなかったということです。
○誤情報・偽情報・ステマ対策について
【フリーランス】
安住幹事長も問題視していたが、自民党総裁選のステマの件だが、要するに選挙というのは正々の旗、堂々の陣を出してやるべきだが、近頃、選挙を食い物にするプランナーとかどうのこうのとかいろいろとあるが、これに対する野田さんのつき合い方を教えていただきたい。
【代表】
つき合い方。
【フリーランス】
つき合い方というか、さばき方ですね。
【代表】
つき合ってはいないので、はい。
ただ、その種の動きが出てきて、やはり選挙をゆがめていると思いますので、これはやはり政治改革の特別委員会などで、政治と金の問題に決着をつけるのが一番優先だけれども、あわせて、これはいつ次の選挙になるかわかりませんので、それまでの間に、やはり誤情報が流れたりとか、こうした妙なステマ的な動き、これはいわゆる会社だったら消費者に迷惑をかける話なのでペナルティが科せられる話ではないですか。同じように、政治的にどう扱うかということは大いに議論していかなければいけないだろうと思います。
【フリーランス】
この点に関して、松田さんが一応何かホームページで謝っているような形だが、これをどう思うか。近頃ネットが盛んになって、いろいろと謝罪とかそういったことを面と向かってリアルでやらない。要するにホームページに書いてあるからということでごまかすのが多いが、そういうことはどう思うか。
【代表】
謝罪の仕方もいろいろあるかもしれませんが、今の具体のお話はちょっとわからなかったのですが、間違っていたらきちっと多くの人に伝わるような謝罪をしなければいけないと思います。
(以上)