野田佳彦代表は10月17日、立憲民主党・日本維新の会・国民民主党の3党協議から維新が離脱したのを受け「20日の執行役員会で首班指名選挙での対応を決めて臨時国会に臨んでいきたい」と述べました。視察先の東京都内で記者団の取材に応じました。
野田代表は、維新の中塚幹事長から安住淳幹事長に連携断念の連絡があったと報告。「3党での協議は終わりだという宣言だと思うので、それを踏まえた対応を考えていきたい」と表明しました。その上で「公明党との協議があったが、むしろ中道という路線が明確になった。右傾化する自民党とそれを補完する勢力に対し、中道のど真ん中で戦う勢力とのこれからの国会での論戦、あるいは選挙になる。覚悟を決めて戦っていきたい」と力を込めました。
今後の政権交代に向けては「3党での協議はやらないとのことで、首班指名選挙を通じた政権交代はできないとしても、来る総選挙においての政権交代のリアリティは逆に出てきたのではないか」と述べました。
また企業・団体献金の禁止をめぐり、公明党との共同提出の可能性について問われると「共同提出まで詰めてはいないが、共同で実現していこうと言う確認はできた。選挙制度や政治資金の問題は与野党で合意していくことが基本。そうした圧力をかけていく意味での共闘体制でもある。臨時国会での成立にこだわっている」と説明しました。