近藤昭一代表代行(人権政策推進議員連盟会長)は10月31日、東京都内で狭山事件の再審を求める市民集会に立憲民主党を代表してあいさつをしました。

 近藤代表代行は、本年3月に亡くなられた石川一雄さんに深い哀悼の意を表明するとともに、冤罪被害の救済と再審法改正の必要性を強く訴えました。また、国会での自身の取り組みについても触れ「証拠開示を徹底させ、検察の不透明な運用を改めるため、再審法改正を推進する議員連盟の一員として活動している」と説明しました。

 さらに、現代社会の混乱にも言及し「フェイクニュースが横行し、政治も社会も惑わされている。今こそ真実と冷静さを取り戻し、民主主義と法治主義を守る時だ」と訴えました。最後に「石川早智子さんが再審請求を引き継いで頑張っておられる。私たち国会議員も皆さんとともに、石川さんの再審開始と冤罪の認定を必ず実現していきたい」と決意を述べました。

 集会には、近藤代行の他、桜井周、尾辻かな子両衆院議員が参加しました。

※狭山事件は1963年に埼玉県狭山市で起きた女子高生殺害事件で、一審で死刑判決、二審で無期懲役判決を受けた石川一雄さんが本年3月に亡くなりました。石川さんの妻である石川早智子さんが、石川一雄さんの冤罪を訴え多くの団体や政党、個人と連帯して再審を求めています。