立憲民主党は12月4日、国会内で野田「次の内閣」第37回閣議を開催しました。
冒頭の挨拶で野田佳彦代表は、「会期末まで2週間を切り、まさに終盤に差し掛かっている」と述べ、8日に財政演説、さらに9日以降に衆参で予算委員会が始まるとした上で、「政府の補正予算の国会への提出が遅く、規模ばかり膨らんだもの、Too Big Too Lateだ、本庄政調会長先頭に国民生活のための予算案なのか厳しくチェックしてほしい」と述べ、政府提出の18兆円を上回る補正予算の審議に対する姿勢を示しました。
また、「予算も大事だが、税制も極めて重要だ」と強調し、重徳税調会長が日本経済の底上げをしていく理念のもとに取りまとめた党の税制改正案の公表を明日に予定していることに触れました。
1. 報告事項
【議員立法登録】
①「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案」、「国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案」、「国会議員の秘書の給与の支給等に関する規程の 一部を改正する規程案」、「国会職員の給与等に関する規程及び特定任期付職員の給与の特例に関する規程の一部を改正する規程案」 ←登録了承
② 運輸事業の振興の助成に関する法律の一部を改正する法律案」 ←登録了承
③ 特定労働者等に生じた経済上の不利益の回復等のための臨時措置に関する法律案(スポットワーク、スキマバイトにおける過去の企業側キャンセルに伴う未払賃金問題に対する立法措置) ←登録了承
2.協議事項
【議員立法法案審査】
①「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案」、「国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案」「国会議員の秘書の給与の支給等に関する規程の 一部を改正する規程案」「国会職員の給与等に関する規程及び特定任期付職員の給与の特例に関する規程の一部を改正する規程案」 ←賛成
②「特別児童扶養手当等の支給に関する法律の一部を改正する法律案」(障がい児福祉に係る所得制限撤廃) ←賛成
③「刑法及び児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案」(人身売買厳罰化法案) ←賛成
【予算審査】
④令和7年度補正予算 ←一任
【閣法審査】
⑤公務員給与関係法案 ←賛成の方向で一任
・一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」 ・「特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」 ・「防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案」 ・「裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案」 ・「検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案」
⑥「地方交付税及び特別会計法の一部を改正する法律案」 ←賛成の方向で一任
【政策審査】
⑦2026(令和8)年度税制改正についての提言(案)【明日の代表記者会見で発表予定、資料は会議出席者限り配付】 ←了承
⑧「OTC類似薬の保険給付の在り方の見直しに際しては、患者さんに対する影響の検証を求める要請(案)」 ←了承
【決議案審査】
⑨国会決議「国連創設八十周年に際し、永続的な国際平和の実現と国連を中心としたグローバル・ガバナンスの強化に向けた日本の決意を新たにする決議(案)」 ←賛成、文言調整・取り扱いは一任