安住淳幹事長は1月13日、国会内で定例の記者会見を開き、「野田佳彦代表が公明党の斉藤鉄夫代表と中道勢力の結集について高いレベルでの話し合いを行っていくことになった」と発言しました。
安住幹事長は「かねて中道勢力の結集の呼びかけを行っていましたが、昨日、公明党の斉藤代表と野田代表との話し合いが行われ、中道勢力の結集について高いレベルで話し合いをやろうということになりました」と述べました。
その上で「個別の政策や選挙協力など、今後どうしていくかについて、積極的でより踏み込んだ話し合いをさせていただく」とも述べ、本日の執行役員会・常任幹事会でこの対応について野田代表に一任することで、全会一致の決定が得られと報告しました。
また、「今後、野田代表においては、党を代表して総選挙に向けて、政権交代、また右傾化する日本社会のなかで中道勢力の大きなかたまりをつくるために、斉藤代表、さらに国民民主党の皆さんとも話し合いをし、短期間ではありますが大きな結果を出してもらいたいとも思っている」とも語りました。
安住淳幹事長記者会見
2026年1月13日(火)15時37分~15時53分
発行/立憲民主党役員室
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtube.com/live/yLIMjbT7I3Y
■冒頭発言
■質疑
■冒頭発言(記者ブリーフィング)
■質疑(記者ブリーフィング)
- (なし)
■冒頭発言
○総選挙に向けて 「中道勢力の結集」協議について
【幹事長】
本日の役員会で、かねて中道勢力の結集の呼びかけを行っていましたが、昨日公明党の斉藤代表と野田代表の話合いが行われ、この中道勢力の結集について、高いレベルで話合いをやろうということになりました。個々個別の政策や選挙協力など、今後どうしていくかについて、積極的で、より踏み込んだ話合いをさせていただきます。そういうこともありまして、本日役員会で、この対応について野田代表に一任を取りつけるべくお諮りしまして、全会一致で一任となりました。
今後野田代表においては、党を代表して、総選挙に向けて、政権交代、また、右傾化する日本社会の中で中道勢力の大きな固まりをつくるために、斉藤代表、さらに国民民主党の皆さんとも話合いをし、短期間ではありますが大きな結果を出してもらいたいと思っております。
■質疑
○総選挙に向けて 「中道勢力の結集」協議について(1)
【共同通信】
冒頭幹事長がおっしゃった点について確認させていただきたい。選挙協力の具体的なイメージとか、一致させるべき政策とか、幹事長はどういったものをイメージされているか。お考えをお願いしたい。
【幹事長】
公明党の皆さんとは、選択的夫婦別氏制度を始め、様々な政策について考えが非常に近いと思っております。元々親和性の強い党同士でございますので、様々な政策分野について、これから突き合わせを行い、中道勢力としての魅力ある選挙公約に結びつけられるよう努力をしていきたいと思っております。
そこまでやる以上、選挙協力についても、より踏み込んだ対応をぜひさせてもらえればということで、今、鋭意話をしております。途中経過なので以上でございます。
【東京新聞】
日米安保に関しても今夏をめどに見直すとか、原発リプレースに関しても党の中で見直すとか、いろいろ動きがあったが、もう選挙になってしまうとなると、これらのことがどうなるのかという点と、やはり中道勢力を結集するということで、キャッチフレーズ的なものとしては、高市さんは今「責任ある積極財政」と掲げているが、これに対抗する軸として、どういうスローガンを掲げたいと思っているのかお願いしたい。
【幹事長】
政権を担う、政権交代選挙になりますから、皆さん元々多党制とおっしゃっていましたが、私は大きな固まりで政権交代を目指す選挙が小選挙区比例代表並立制だとかねがね申し上げておりましたので、中道勢力として、やはり自民党・高市政権に対して対抗するためには大きな固まりになる必要があるということは、今でも私の考えであります。
そうした点に基づいて、今後、選挙態勢を整えていくと同時に、今、望月さんからお話がありましたような個々の政策については、突然出てきたわけではなく、我々はここまで国会運営を始め様々な政策レベルでも我々の考え方は公明党とはすり合わせをし、さきの臨時国会においても予算を一緒に組替えを出すなどやってきましたから、そうした信頼関係の上に基づいて共通の政策が出せれば、よりわかりやすく対決姿勢が鮮明になるのではないかと思っています。
短期間ではありますが、結果をきちっと出していきたいと思います。
【テレビ東京】
一部報道では、きょう連合の芳野会長と野田代表と安住幹事長がお会いしたという報道がある。その中で、どのような要請をして、芳野会長からはどのような反応があったか伺いたい。
【幹事長】
もちろん総選挙が近いわけですから、こちらとしては支援団体にきちっとお願いをしに行って、現状の報告をいたしました。
会長のほうからも、中道勢力の結集について、できるだけ頑張ってほしいということでございましたので、国民民主党も含めて、やはりこの小選挙区比例代表並立制の状況で戦うためには、巨大な自民党に対抗するには、考えの近い者同士が一つになって選挙を戦うべきであると。そのために我々としても全力を尽くすので、ぜひご理解いただきたいということを申し上げて、ご理解いただきました。
○解散・総選挙めぐる報道について(1)
【日本テレビ】
きのうの公明党との党首同士の会談でも、今回の解散、報道のレベルではあるが、大義がないということで考えが一致していたかと思う。冒頭解散となると予算審議なども遅れることになるが、今回報道されているような解散時期について、幹事長の考えを教えていただきたい。
【幹事長】
党利党略だと思います。極めて非常識であり、国民に届くはずの本予算を先送りしてまで、支持が高いから有権者に「自分に入れろ」と言わんばかりの態度は、決して容認できるものではありません。国民生活を犠牲にした解散・総選挙に対して、強い憤りを感じております。
同時に、そうした国民の皆さんも多いと思いますので、それに対するしっかりとした受け皿をつくって選挙戦を戦いたいと思っております。
○総選挙に向けて 「中道勢力の結集」協議について(2)
【中国新聞】
広島の新聞社だが、公明党との選挙協力の話で具体的に伺いたい。斉藤代表は広島3区の選出になっている。こちらは御党では前回選挙で東さんが立候補され、比例復活で現職となっている。引き続き3区について東さんを公認候補として擁立するという意向が今の段階であるのかないのか。また、それも含めて今後の選挙協力の話になっていくのか。現段階でのお考えを伺いたい。
【幹事長】
自民党を利するようなことはせず、両党最大限効果のあるような対応を各選挙区で具体的に示していきたいと思っております。
【フリーランス】
アメリカとの関係について少し伺いたい。先ほど立憲民主党は政権を狙う政党だとおっしゃった。政権を取った暁には、アメリカに対する政策というのは変わるのか。今、トランプ政権はベネズエラを侵略し、次はイランではないかという報道が流れている。そういったアメリカに対して、どのように考えているか。そして、政権を取った暁には、そのアメリカに対する政策というのは変わるのか。
【幹事長】
日米安全保障条約の維持は私達もやっていきたいと思っております。極東におけるアメリカのプレゼンスは極めて重要であり、その立場に変わるものはございません。
ただし、国際協調路線を訴えておりますので、きちっと、そうした意味では、国連の機関から脱退をしたり、そういう表明をトランプ政権はしておりますが、私どもが政権を取った場合は、しっかりと自分たちの考えは、言わせてもらうところは言わせていただきたいと思っています。
【フリーランス】
2点伺いたい。先ほど幹事長は国民民主党にも呼びかけたいとおっしゃったが、その国民民主党にも呼びかけたいというのは、斉藤代表もそう言っていたのか。斉藤・野田会談で国民民主党に呼びかけたいというところまで決まっていて、きょう諮って全会一致という意味合いか。もう少し丁寧にお願いしたい。
【幹事長】
斉藤代表は中道勢力の結集を党派に関わらず呼びかけておりますから、その中には当然国民民主党も含まれると思っております。
私どもは連合を通して近い関係にありますので、私どものほうから国民民主党には、私達がその斉藤代表の中道(勢力の結集)の呼びかけに対して「私達としてのスタンスはこうだ」ということは玉木代表にはお伝えしておりますので、ぜひそこで一緒にやってもらいたいというふうに投げかけをしているという段階でございます。
【フリーランス】
更問いは大変失礼だとは承知だが、斉藤代表はきのう国民民主党という政党の名称に野田代表の前で言及したのか。
【幹事長】
国民民主党という名前に限らず、全ての与野党ということでお話をしたと聞いております。
【フリーランス】
もう一つだけ、個別の選挙区に関して伺いたい。大阪16区に関してだが、こちらは維新と公明党と立憲が前回バッティングし、御党の森山浩行議員が比例復活し、維新はもちろん大阪全勝だから維新の当選1回の人が大阪16区の選出になっているが、公明党の山本元参議院議員がここでは順位では2位になっている。小選挙区では2位で、地元でも活動をされているようだ。原理原則はない話かもしれないが、この場合、普通は現職優先なのか。あるいは、小選挙区の中での順位優先なのか。原理原則というのがきょうあれば、多少漠然とでもお示しいただきたい。
【幹事長】
個々の選挙区について、今、答える段階ではないと思います。
ただし、自民党や維新を利するような選挙戦略は中道勢力としては愚かなことだと思っていますので、そうした選択は避けたいと思っています。最善の方法を探ります。
【NHK】
幹事長は冒頭で、役員会で公明党との対応を一任とおっしゃったが、常任幹事会では公明党との連携について何か議論があり、一任などはあったのか。その辺をお願いしたい。
【幹事長】
後で西村代表からもお話ししますが、役員会で全会一致したことを、さらに常任幹事会で諮らせていただきまして、ここも全会一致で了解をいただきました。ですから、あらゆる結集の仕方について、全て、結論も含めて、野田代表の意向に沿って対応するということで決定をしました。
【「FACTA」】
斉藤・野田会談で、高いレベルの協力。この「高いレベル」というのは何を指すのか。一般的に公明党の場合は、まさに中道というのはイデオロギーと関係なく、左右に寄らないと。これは基本的に創価学会の考え方そのもののはずだ。ということは、本気で協力するとなれば、創価学会の最高幹部を含め、何がしかそういうメッセージがこれから出てくるような、その準備をこれまで整えてきているのか。そういうことになると思うが、幹事長としてはその辺はどういうふうにお考えになっているのか伺いたい。
【幹事長】
もちろん私どもも支援団体である連合に対して勝手なことを言って「後からついてこい」という態度ではございません。事前に必ず相談をして、了解を得ながらここでお話しさせていただいておりますので、公明党も当然そうした対応を取っていただいてやっているということだと思います。
今後この「高いレベル」がどこまでいくかについては、まだ予断を持ってお話しする段階ではありませんが、共通して言えることは、自民党を利するようなことはしないで、できるだけ協力をしていこうということだけは一致をしているので、それにできれば中道的考えを持っているほかの党にも参加をしてもらって、大きな船になって相手にぶつかっていきたいと。荒波の中ですが、何とかこれを乗り越えて政権を目指す、その努力をしていきたいと思っています。
○解散・総選挙めぐる報道について(2)
【「FACTA」】
安住先生はメディア出身なので伺いたいが、やはり巧みに欺いた技あり解散みたいな面もあると思うが、結局、読売新聞に「解散を検討」というような大見出しで打たせ、それでこういう形で実質的に解散に持っていってしまうわけだが、オールドメディアの中にはその批判が出てこない。こういうメディア状況というのは私は過去30年ぐらいなかったと思うが、大新聞で一応何がしか中立公正と言っているオールドメディアが、その「検討」でそういう流れをつくっていくというのに、私は非常に、結局準備不足の野党が踏み潰されるというのが今見えている構図だが、メディア出身として、やはりメディアのあり方も問われていると思うが、どうお考えになるか。
【幹事長】
今それを私がここで口にすると炎上しちゃいますので、メディア批判は避けたいとは思います。
今、準備不足の野党は惨敗するというお話ですが、そうした宮嶋さんの言葉をひっくり返せるように、これから頑張りたいと思います。
(記者ブリーフィングに切り替え)
■冒頭発言(記者ブリーフィング)
○第144回常任幹事会を開催
【西村幹事長代行】
先ほど幹事長からもありましたとおり、きょうの常任幹事会では、今後の選挙態勢づくりに入るということ、その内容等々について、代表に一任をするということで、全会一致で確認を行いました。
内容については、先ほどもういろいろ質問が出ていましたので、よろしいかと思います。
■質疑(記者ブリーフィング)
(以上)