立憲民主党は2月18日、「商店街をつながりの場に」というテーマでトークショーを行いました。このトークショーは、この日行われた「NPO関連予算公開ヒアリング」の特別企画として催されたもので、地域の人々を支える交流の場として商店街の持つ可能性をあらためて認識し直し、非営利団体や社会的企業などの市民セクターが商店街の再生・活性化にどのようなインパクトをもたらすのかを、多摩ニュータウンでの事例を伺いながらパネルディスカッションを行いました。

 トークショーの動画はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/tLriLDnSp5g?t=9568

 パネリスト、コーディネーターは以下の方々です。
・新雅史さん(流通科学大学准教授・産業社会学)
【新雅史】発表資料.pdf
・影近卓大さん(合同会社ライフイズ/一般社団法人Life 代表)
【影近卓大】発表資料.pdf
・横溝惇さん(建築家)
【横溝惇】発表資料.pdf
・高橋昭一さん(メディアプランナー・元衆議院議員)*コーディネーター

新雅史氏

 冒頭、基調的なお話しを行った新雅史さんは、「商店街は居場所の空間に変わりつつある」と述べ、商店街の「つなぐ力」を活かせるかどうかは、「政治や行政がそれをどう理解し、どう位置付けるかに左右される」と論じました。そして、「たとえば商店街の前の道路を『通行のための空間』とみなすか、『滞在や交流が生まれる公共の場』とみなすか」、「商店街を『モノを売る商売の場』に限定するのか、『地域の産品や担い手と結びつく場』と捉えるか、解釈が変われば、商店街の役割と可能性も変わる」と述べました。

影近卓大氏

 多摩ニュータウンの商店街で、障がい福祉事業所などを運営する影近卓大さんは、自身の法人ビジョンを「日常生活の景色を多様にすること」と述べ、重い障がいをもつ子ども達が利用する事業所を駄菓子屋と一体化することで利用者とお店に来る子どもたちとの交流が生まれる風景や、なかなか仕事を持ちにくい医療的ケア児を育てるお母さんたちを雇用する食堂(ラフキッチン)などを紹介しました。そして、「現在の商店街は福祉や文化・居場所といった時代に求められる機能に形を変えながらも、地域住民の暮らしを支えるという変わらない役割を担っていく必要性があり、それが商店街の価値に繋がると思う」と述べました。

横溝惇氏

 同じく多摩ニュータウンで設計・建築事務所を営む横溝惇さんは、商店街で自身が営むオルタナティブ(代替可能)な設計に基づく店舗「STOA」について、古着、古本、カフェ、ギャラリー、アートなど多彩なジャンルの人たちの活動拠点になっていることを紹介しました。そして、「(STOAのような)小さい単位だけどみんなが集まれる場所(文化的住区)がたくさん集まることで、新たな集住帯を再構築できるのではないか」と述べました。

 続いて行われたパネルディスカッションでは、各パネリストの問題意識がより深掘りされ、また沖縄のアーケード商店街などの事例にも話が及ぶなど、非常に内容豊富なものになりました。

高橋昭一氏