水岡俊一代表は3月29日、党本部で開催された2026年度党大会後に同会場で記者会見を行い、(1)次期統一自治体選挙に向けた他党との連携方針(2)3党合流を巡る党内議論(3)離党者の復党への対応(4)党財政状況と再建策――等について発言しました。

■次期統一地方選に向けた候補者擁立と他党連携
 水岡代表は、来春の統一地方選挙に向け、独自候補の擁立を積極的に進める方針を改めて強調しました。公明党や中道改革連合との連携については、すでに実務者レベルでの協議が始まっていることを明かし、「一人でも多くの野党勢力を増やすという目的意識が共有できれば、調整は可能だ」と述べました。一方で、自治体ごとに公明党の立ち位置が異なる現状を踏まえ、地域ごとの細かな調整が必要になるとの見解を示しました。空白区の取り扱いや推薦の形式については、3党間での丁寧な話し合いを通じて最適解を模索していく姿勢です。

■3党合流を巡る党内議論
 活動方針案で「合流」という表現を避け、組織的・政策的「独自性」を強調した意図について、水岡代表は「党内に多様な意見があり、現時点で収束を見ることができないためだ」と説明しました。拙速なトップダウンによる合流決定が党の分断を招いた反省に立ち、ボトムアップによる丁寧な議論を優先する考えだと述べました。「合流ありき」ではない姿勢が「どっちつかず」と批判される懸念に対しても、「方向性が明確でないという批判は私が甘んじて受ける」と述べ、立憲民主党としてのアイデンティティと自律性を守り抜く覚悟を示しました。

■中道改革連合を離党した落選議員の復党対応
 中道改革連合へ移籍し、先の衆院選で落選した元議員らの復党については、「入党を拒むことはしない」と柔軟な姿勢を見せました。中道で戦った仲間も「古くからの仲間」であり、彼らのアイデンティティを尊重したいという親心を示しつつも、復党が即座に次期衆院選の公認候補内定に直結するわけではないと述べました。

■党財政状況と今後の再建策
 党の財務状況について、水岡代表は「緊急事態と言わざるを得ない」と強い危機感を表明しました。党の存続をかけた抜本的な再建が急務となっており、中道側で導入されるクラウドファンディングなどの新たな手法も検討課題に挙げましたが、直面している課題に対しては「厳しいものがある」との認識を示しました。まずは徹底した経費節減と組織の合理化を進め、党一丸となって財政基盤の立て直しを図り、反転攻勢に向けた土台作りを最優先に進めると語りました。