党青年局は5月30日、党本部で「青年局全国大会(キックオフ集会)」を開催しました。全国の青年局所属議員に加え、党学生組織「りっけんユース」、社会人組織「りっけんユースプラス」、一般オブザーバーなど約60人がリアルとオンラインとで参加し、新体制となった青年局の今後の具体的な活動について議論を行い、今後の青年局活動方針を採択しました。
山内佳菜子青年局長「青年局が立憲民主党を盛り上げる」
冒頭、青年局長の山内佳菜子参院議員がオンラインであいさつしました。山内局長は、宮崎県連の会議と日程が重なったためオンライン参加となったことを謝意を示したうえで「厳しい状況だからこそ、青年局がしっかり声を上げ、力を合わせて立憲民主党を元気に盛り上げていきたい」と決意を表明しました。
山内局長は、今後検討している重点プロジェクトとして次の3点を紹介しました。
(1)統一自治体選挙候補者支援プロジェクト
SNS支援や候補者募集キャンペーン、選挙技術を学ぶ勉強会、全国の仲間による支援活動などを通じて、若手候補者の擁立と当選を後押しする。
(2)ブロック別意見交換会の開催
オンラインを中心に全国各地の自治体議員や「りっけんユース」「りっけんユースプラス」との交流を進め、地域課題や選挙課題を共有する。
(3)人材育成プロジェクト
政治に関心を持つ若者が、政策づくりや情報発信を学びながら成長できる機会を創出し、将来的な候補者や支援者の育成につなげる。
また、今年が女性参政権80年の節目であることに触れ「女性がより気軽に政治を語り合い、参加できる環境づくりにも力を入れたい」と述べました。
さらにこれからの青年局について「上から決めるだけではなく、現場や若者の声を取り入れながら、ボトムアップで活動をつくっていきたい」と述べ、新たな青年局運営の方向性を示しました。
若者の政治参加をテーマにパネルディスカッション
大会ではまず、若者の政治参加や、政党と若者との関わり方をテーマとしたパネルディスカッションを実施しました。
パネルディスカッションの冒頭では、一般社団法人日本若者協議会代表理事の室橋祐貴さんが「若者の力で政治をどう変えるか」をテーマに基調講演を行い、近年の若者の政治参加の変化や、政党に求められる若者組織の在り方について提言しました。
室橋さんは、ここ数年で若者の政治参加を取り巻く状況は大きく変化し、その象徴として、若年層の投票率上昇を挙げ「これまで『若者は政治に関心がない』と言われてきたが、その前提は大きく変わりつつある」と指摘しました。その上で、政党が若者の力を生かすために重要なポイントとして「若者の意見反映」「人材育成」「若手登用」――の3点を挙げました。
特に欧州各国の事例を紹介しながら「学生部やユース組織が党内で大きな役割を果たしている」と強調。若者組織が大学や地域で意見を集約し、党内の政策議論や意思決定の場に参加することで、若者の声が継続的に政策へ反映されていると説明しました。
さらに「若手議員の育成も学生部組織が基盤になっている」と述べ、欧州では若い頃から党活動を経験した人材が30代、40代で党幹部や政府要職を担っていると紹介しました。また「若い世代へのアウトリーチは、若者自身が担うことが最も効果的だ」と指摘し、学生部組織の強化や大学・高校への積極的な働きかけの重要性を訴えました。
最後に「若者組織はまだ、日本の政党の中で十分な位置付けを得ているとは言えない。若者の声を政策や組織運営に反映する仕組みを整えることが、これからの政党に求められている」と述べ、立憲民主党青年局の今後の取り組みに期待を寄せました。
パネリストからは、若者自身が政治の担い手として発信していく重要性や、若者の声を政策に反映する仕組みづくりの必要性について問題提起が行われました。
会場やオンライン参加者との質疑応答では「若者を全面に出した街頭演説をもっと行うべきではないか」「大学や高校へのアウトリーチを強化すべきではないか」といった意見が出されました。また、若者の声を聴くだけでなく、政策や議会活動に反映し、その結果をしっかりとフィードバックしていくことが重要であるとの指摘もありました。
全国の参加者がグループワークで活動方針を議論
続いて行われたグループワークでは「若い力で日本を変える(青年局の活動方針をつくる)」をテーマに、会場・オンラインあわせて7グループに分かれ意見交換を実施しました。
参加者からは「立憲民主党らしい物語や理念を発信するべき」「若者主体の街頭演説を全国で展開したい」「党としてインターンシップ制度を整備してほしい」「若者の意見を自治体議員の一般質問などに反映する仕組みをつくるべき」など、多くの具体的な提案が寄せられました。
また、SNSや動画を活用した広報強化、動画コンテストの開催、若者が気軽に参加できる交流イベントの実施、オンラインで定期的に交流できる場の創設など、若者との接点を広げるためのアイデアも数多く提案されました。
青年局活動方針を採択
その上で、参加者から寄せられた提案を踏まえ、今後の青年局活動方針として、以下の通り提案しました。
・定期的なミーティングで意見交換や近況報告を行う。そのなかで、物語を作るなどのプロジェクトを動かす
・若者の声を自治体議員の議会質問などに反映し、結果をフィードバックする仕組みづくり
・党としてのインターンシップ制度の検討
・若者主体の街頭演説や全国キャンペーンの実施
・街角イベントやカフェ形式など、フラットに参加できる交流機会の創出
これに対し、会場およびオンライン参加者から拍手をもって賛同が示され、本大会の活動方針として正式に採択されました。
「情報共有・見える化・フィードバックを形に」
閉会にあたり山内局長は「今日いただいたアイデアや宿題を必ず形にしていきたい。情報共有、見える化、そしてフィードバックを大切にしながら活動を進めていく」と話し、全国の参加者とともに青年局活動を発展させていく決意を表明しました。
青年局は今後、全国の青年局所属議員、「りっけんユース」、「りっけんユースプラス」と連携しながら、若者の政治参加拡大と若い世代の声を政策に反映する取り組みを進めていきます。