【代表談話】81年目の終戦の日を迎えて

立憲民主党代表
水岡俊一


 本日、81年目の終戦の日を迎えました。先の大戦で命を落とされた国内外すべての犠牲者に哀悼の誠を捧げるとともに、戦後の復興に歩んでこられたすべての先人に深く敬意を表します。また、わが国は植民地支配と侵略によって多くの国々に被害と苦痛を与えました。私たちは、二度とこの歴史を繰り返してはなりません。

 第二次世界大戦終結から81年の月日が流れた現在、国際情勢は再び不安定になりつつあります。大戦を防ぐことができなかった反省のもとに創設された国連の常任理事国自らが、国際法や国連憲章に反する武力の行使を世界各地で行うなど、戦後の法に基づく国際秩序が根底から揺るがされています。また、こうした脅威に対抗するため、世界的に軍備の増強が急速に進んでおり、欧州では新たな核共有の議論までもが行われています。

 日本国内においても、急激に防衛費が増額され、殺傷兵器の輸出が原則解禁されるなど、安全保障政策の転換が進んでいます。さらに、安保三文書の改定に向けて、非核三原則の見直しを議論すべきとの発言も政府の責任者から出てきました。

 わが国は先の大戦の深い反省を踏まえ、不戦の誓いのもと、平和国家としての歩みを進めてきました。このような国際情勢であるからこそ、わが国のみならず、世界の諸国と大戦の悲劇や過ちを共有し、法の支配に基づいた平和で安定的な国際環境の維持に貢献し、協調して世界の核兵器を含む軍備拡大の傾向を反転させなければなりません。

 立憲民主党は、今後とも立憲主義と平和主義の精神のもと、国際協調と専守防衛を貫き、国際社会の恒久平和と繁栄に貢献してまいります。終戦81年目を迎えた本日、過去の反省を改めて胸に刻みなおし、戦争や核兵器による惨禍を二度と繰り返すことがないように、全力で努力し続けることをお誓い申し上げます。