田名部匡代幹事長は8月23日、中道改革連合、公明党の幹事長とともに、令和8年熊本地震の被災現場を視察しました。3党幹事長は、熊本県内2市2町を訪れ、被害状況や復旧・復興に向けた課題について、現地から説明を受けました。

嘉島町・イオンモール熊本を視察

 田名部幹事長は、イオンモール熊本の建物の被害状況や復旧の見通し、営業・雇用への影響について説明を受けました。

 鍋田平・嘉島町長からは、外観からは被害が分かりにくいものの、建物の裏側では大きな被害が発生していることについて説明がありました。また、約2千人が勤務する地域の重要な拠点であることから、営業や雇用の維持など、経済面での支援について要請を受けました。

宇城市小川防災センター避難所を訪問

 宇城市小川防災センターの避難所では、被災された方から直接現状を伺い、食事など避難生活の状況について話を聞きました。

 また、内閣府と熊本県の要請を受けて派遣された移動式ランドリーについて、利用状況や課題を確認。平時と災害時の連携運用や、導入・維持にかかる費用への支援について説明を受けました。

八代市立龍峯小学校を視察

 八代市立龍峯小学校では、校舎の被害状況や学校再開に向けた取り組みについて説明を受けました。

 パソコン室や保健室が損壊し、電気が通らない中、教職員が物品の搬出などに対応したこと、また、昨年の豪雨災害から復旧して1年で再び被災する「2度目の被災」となり、不安から涙を流す児童もいたことから、オンラインによる心のケアや保護者説明会などを実施しているとの説明がありました。

 一方、平成28年度(2016年度)までに耐震補強を終えていたことから校舎の倒壊を免れたことも報告されました。現在は別の小学校への一時移転を進めるとともに、スクールバスによる通学を予定していると報告を受けました。

八代神社妙見宮の視察

 八代神社妙見宮では、地盤の隆起や断層による被害について説明を受けました。

 絵馬堂が崩れ、約15メートルの高さがある楼門が倒壊するなど、大きな被害が発生しました。

 被災した建物には県指定文化財も含まれており、文化財の保存だけでなく、地域住民の生活再建を最優先に進める必要があるとの説明を受けました。

南九州自動車道の復旧状況を確認

 南九州自動車道では、NEXCO西日本から被害と復旧状況について説明を受けました。

 100カ所以上の損傷に対し、建設会社19社が24時間体制で復旧作業にあたり、緊急車両用ルートを数日で開通させるなど、応急復旧を進めています。また、橋梁では断層による大規模な地盤変位が発生しており、専門家による検討を踏まえて本復旧を進めています。

 田名部幹事長は、酷暑の中で復旧作業にあたる関係者に敬意と感謝を表し、「国としてできることは何なのかということをしっかり連携をしてやっていきたい」と述べました。

 その上で、高速道路は「命、経済をしっかり守っていくための重要な道路」と指摘し、関係者に引き続き地域のためにご尽力いただくようお願いしました。

氷川町の被災農家を訪問

 氷川町では、被災後にインスタントハウスで生活をしている農家を訪問。住宅や農業用機器などの被害、今後の営農再開に向けた課題について話を聞きました。

 農家からは、農業用機器の損壊や水不足、生育のずれへの懸念に加え、公費解体の決定を待っているため片付けが進まないことや、再建資金への不安が示されました。融資の拡大よりも補助金制度の拡充を求める声も寄せられました。