田名部匡代幹事長は9月2日、国会内で定例会見を行い、(1)統一自治体選挙に向けた候補者擁立(2)各地の豪雨災害への対応(3)3党協議・合流協議を踏まえた今後の対応(4)公明党との連携(5)次期衆院選に向けた党の体制づくりと中道改革連合所属議員との関係(6)物価高・円安や国際情勢をめぐる政府の対応(7)党員による生成AIを用いた架空アカウント運用問題――等について発言しました。
統一自治体選挙に向けた候補者擁立
統一自治体選挙に向けた公認・推薦候補について、本日時点で都道府県議選96人、政令市議選80人の公認候補を擁立することを決定したと報告しました。田名部幹事長は、「引き続き、地域の事情を踏まえながら積極的に擁立していきたい」と述べるとともに、立憲民主党として統一自治体選挙をしっかり戦えるよう、本部としても全力で環境を整えていく考えを示しました。
各地の豪雨災害への対応
先週、石川、富山、福井などで発生した豪雨災害について、被災者にお見舞いを申し上げました。また、青森、秋田など北日本でも大雨による被害が発生していることを受け、各地で被害状況の把握を進めていると報告。「災害対応は何を置いても最優先」と述べ、地元と情報を共有しながら、必要な対応を政府に求めていく考えを示しました。
3党協議を踏まえた今後の対応
3党協議に関し、常任幹事会で、3党による合流は難しいとの結論に至ったことを改めて報告するとともに、8月31日の3党代表・幹事長会談で公明党、中道改革連合から示された考えについても共有したと説明しました。今後の最終的な形については「まだ見えていない」としつつ、「これまで一緒にやってきたことの中で、協力できることは、そのまま協力をさせていただきたい」と述べ、今後も3党で協議を続けていく考えを示しました。
公明党との連携
公明党との関係について、これまでも国会での法案審議や政策協議の中で、一致するものと一致しないものがあったと説明。その上で、現在の高市政権について「国民のためにならない」という点で連携できるのであれば、今後も協力していくべきだとの考えを示しました。組織や選挙、政策をめぐる課題についても、今後の連携の中で解決に向けて努力していくと述べました。
中道改革連合所属議員との関係と次期衆院選に向けた党の体制づくり
中道改革連合に所属する立憲民主党出身の議員について、現時点で個別に働きかけることは考えていないと説明。一方で、これまでともに活動してきた仲間については「あらゆる選択肢を排除することなく」、どのような形で結集することが最大の力を発揮できるのかを考えていくと述べました。
また、次期衆院選については「いつまでも衆院議員のいない立憲民主党というわけにはいかない」と述べ、「1つの党の中にきちんと衆院議員と参院議員がいる形」を目指し、体制づくりと党改革に取り組む考えを示しました。
物価高・円安や国際情勢をめぐる政府への対応
長期金利の上昇や円安などをめぐり、国民生活への不安や中小企業、一次産業の厳しい経営状況を指摘。災害対応も含め、政府に必要な説明と対応を求めていく考えを示しました。また、三沢基地への戦闘機配備をめぐる報道について、日本政府には国会、国民、関係国に対して必要な説明を行うよう求めていく考えを示しました。
生成AIで作成された「中村りほ@立憲民主党」と称する架空アカウントについて
田名部匡代幹事長は、栃木県連所属の党員が生成AIを利用して架空のアカウントを作成・運用していた問題について報告しました。
田名部幹事長は、「中村りほ@立憲民主党」と称するXアカウント上の人物は生成AIで作成された架空の存在であり、立憲民主党所属の議員、候補者または役職員ではないと説明しました。また、当該アカウントは党が公認・運営する公式アカウントではなく、党本部及び栃木県連による組織的な関与もないことを明らかにしました。
当該アカウントの投稿に女性の尊厳を深く傷つけかねない内容が含まれていたことについて謝罪するとともに、公式SNS運用ガイドラインの周知徹底や、党関係者を装うアカウントへの対策強化など、再発防止に取り組む考えを示しました。
田名部幹事長の発言は以下の通りです。
「この架空アカウントについて、党としての組織的な関与は一切ありません。架空アカウントの作成者は、栃木県連所属の党員でございました。栃木県連に確認したところ、本人は作成を認めており、県連からの要請に従って、本人が作成したアカウントから立憲民主党の名称を削除することを約束した、ということです。党の関与がないとはいえ、立憲民主党の名称が付された投稿に、女性の尊厳を深く傷つけかねない内容が含まれておりました。これによって不快な思いをされた皆さまに、心からお詫びを申し上げたいと思います。立憲民主党として、今後このようなことがないよう、先般定めました公式SNS運用ガイドラインの周知徹底をしっかりと行ってまいります。それとともに、なりすまし対策の強化と厳正な対応を行っていくことを広報も含めて確認し、党内でも、また、全国の関係者にも徹底していきたいと思っております」
会見全文
田名部幹事長冒頭発言
今日の常幹ですけれども、来春の統一自治体選挙の公認推薦候補の確認を本日もさせていただきました。本日時点で都道府県議選では96名。政令市議選で80名の公認候補を擁立することと決まりました。引き続き、地域の事情を踏まえながら積極的に擁立をしていきたいと思いますし、立憲民主党としても統一地方選挙をしっかり戦っていただけるように、本部としても全力でその環境を整えていきたいとそのように思っています。
そのあと私の方からは、3党党首会談の報告を含めてさせていただきました。
2点ほどお話をさせていただきたいと思いますが、先週は石川、富山、福井など豪雨による被害が発生しました。改めて被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。今朝は、青森、秋田など、北日本で大雨となりまして、私の地元青森でもそうですけれども、床下床上浸水と、また道路の冠水などもですね、被害が発生しているということで、急遽、それぞれ地元で現場を見に行かせておりまして、被害状況を収集している最中であります。明日朝までは、局地的な、また激しい雨が降る見込みとなっておりますので、十分注意をしていただきたいと思いますし、これまでもそうですけれども、わが党としても、災害対応は何をおいても最優先ということで、全力で地元の皆さんと情報共有させていただきながら、必要な対応を求めて、政府にも求めていきたいと、そのように考えております。
それとですね、もう一点ですが、先週会見でご質問いただいておりました、AIを利用した架空アカウントの件について、状況・情報を確認していますということで、先週お話をさせていただいておりましたけれども、確認をさせていただきまして、一定のことが分かりましたので、この場でご報告をさせていただきたいと思います。まず冒頭申し上げますけれども、この架空アカウントについて、党として組織的な関与は一切ありません。架空アカウントの作成者でありますけれども、わが党の栃木県連に所属をする党員ということでございました。栃木県連を通じて確認をさせていただいたところ、本人は作成を認めており、今回の件について陳謝した上で、県連の要請に従って本人の作成アカウントから立憲民主党の名称を削除するということを約束したということであります。党の関与はないということを申し上げましたけれども、関与がないとはいえ、立憲民主党の名称が付された投稿に、女性の尊厳を深く傷つけかねない内容が含まれておりました。これによって不快な思いをされた皆様に、私としても心からお詫びを申し上げたいと思います。また、立憲民主党として今後このようなことがないよう、先般定めました党公式SNS運用ガイドラインの周知徹底をしっかりと行ってまいりますとともに、なりすまし対策の強化と厳正な対応を行っていくこと、広報も含めて確認をさせていただきましたので、党内でもしっかりと徹底をしていきたい。また、全国の関係者にも徹底をしていきたいと、そのように思っております。
私の方からは以上です。
質疑
記者
冒頭の発言に先ほどあったAIの架空アカウントの件なんですけども、これ党員の方に対する処分、党本部としてというよりは県連としてあり得るのかなと思うんですけど、そういった対応はあるんでしょうか。
田名部幹事長
本人も深く反省しておりますし、本部としてはその立憲民主党の名称を削除させるということの約束をいただいて、そのように対応していただきますので、きちんとその対応が取られたかどうかは確認をしていきたいと思います。あとは、県連の方でいろいろと本人とのやり取りをしながら確認をしていただいておりますので、またさらに何かがあれば、相談をしていきたいと思っております。
記者
3党合流についてなんですけど、常任幹事会で先ほど田名部さんから、私から3党党首会談での報告をしたと、おっしゃってましたが、承認だったりとか、議決事項っていうのは今日はなくて、報告っていう形だったのか。また改めてどんな報告だったのか、言える範囲で。水岡さんも「合流は断念したけど中道勢力の拡大っていうのは共通の思いだ」とご発言されてましたけれど、改めて伺ってもよろしいですか。
田名部幹事長
ほぼほぼ代表がお話をされたことを繰り返しで、若干の補足をさせていただいたということで、今日の常任幹事の役員の皆さんも、だいぶ内容についてはご存知だったと思いましたけれども、改めて私どもから、合流は難しいということのお話をさせていただいた上での、31日の代表幹事長会議での、公明党、中道改革連合の両党からのお答え、お話、コメントについてお話をさせていただきました。しかしながら今後ですね、どういう形になっていくのかということ、最終形はまだ見えておりませんけれども、われわれとしてもこれまで一緒にやってきたことの中で協力できることは、そのまま協力をさせていただきたいと思っています。
記者
関連して2点ありまして、それぞれ伺います。3党党首会談で、参院でのですね、公明党との統一会派を含めた連携を提案されたものの、公明側が重要政策の不一致などを理由に拒否しています。公明党との連携をどう図っていくお考えかというのをまずお願いします。
田名部幹事長
これまでもそうですけれども、国会の法案の審議、政策的な協議でも、一致できるものもあれば、一致できないものも正直あったわけですよね。ただそれまでの過程というか、協議を非常に丁寧にやってきました。やはり、今の一番圧倒的な高市政権、与党、その勢力に賛同できないものはですね、やっぱり国民のためにならないというものに関して連携できるのであれば、そこはこれからも一緒に協力をしていきたいと思っていますので、そういうことをしていきたいと思っています。
政策的なことについては、あの段階でまだまだ課題はね、課題を整理する協議会で、政策的にはこういう課題があるよね、組織的にはこういう課題があるよね、選挙ではこうだよねというようなことを整理していただきました。選挙でも組織でも、まだまだその3党の中では残った課題っていうものはあると思うんですね。これから、いろいろと連携をしていく中で、その課題解決に向けて取り組むことがあれば、これからもお互いに努力をしていく、われわれもさせていただくということだと思います。それは政策についても同じです。
記者
もう1点なんですけれども、中道改革に所属する比例代表選出の衆議院議員は、元の立憲や公明に戻ることが、国会法上などで可能になっています。中道の比例議員が、立民への復党も可能な状況ですね、どう受け止められるのか、今後そうした働きかけをされるかについてもお願いします。
田名部幹事長
今の段階で、何か個別に働きかけをするということは考えていません。これから、中道改革連合がどのような最終的な形を取るのか、ご判断をされるのかっていうこともあると思いますけれども、これまでも繰り返し申し上げてきたように、100名を超える本当に多くの素晴らしい仲間が、これまで一緒にやってきた仲間が惜敗をされて、それぞれの地域で頑張っておられるし、もちろん中道に行った、立憲出身者の現職の議員もそうだと思います。われわれとして、あらゆる選択肢を排除することなくということを、水岡代表からも先般お話をさせていただいたところではありますけれども、われわれはやっぱりもう一度力を、どういう形で力を結集することが最大の力を発揮できることになるのかっていうことを考えながら、様々な、丁寧な進め方をしていきたいと思っています。
受け入れるみたいなことを今の段階で考えていません。どうしたらみんながまた、大きな力として結集していくことができるのかなということは考えていますけれども、今の段階で、もうすでに一般党員として、入党されている方もいらっしゃると思いますけれども、それ以上のことは今の段階では考えていません。
記者
週末はさんで28日に方向性を出してから、各議員さん地元に戻っていったと思うんですけど、田名部さんはじめ、地方の皆さんを支える支援者たちの反応はどうでしたか?
田名部幹事長
ちょうど、盆踊りの時期でもあったので、何件か回りましたけど、3党がどうこうよりも、とにかく頑張れと。物価高で大変だし、世の中こんなね、不安なことが多いので、立憲民主党しっかりせい頑張れという激励をたくさんいただきました。
記者
あともう1点、昨日か長期金利が、3.0%30年ぶりに超えたと。為替の協調介入もありましたけど、160円また戻ったと。そして共同通信がインタビューされて、アラグチ外務大臣がですね、今年3月4月の時期にイランへの攻撃を前提とした在日米軍の戦闘機の配備もあった。ということで、日本政府に説明を求めたいという展開を示されています。これについて。
田名部幹事長
まず一つは先ほど冒頭申し上げたように、全国各地で大規模な災害が発生しています。そして、国民の皆様から、その今の世界情勢を踏まえた物価高、円安、こうしたことでの生活不安が起こっています。中小企業や一次産業も含めて経営が非常に厳しい状況になっているという声もあります。こうしたことを含めてですね、やはりまず総理、国会で総理はこれまでもあまり出てこられないわけだけど、しっかりそのことに対応していかなきゃいけないというふうに思っているんですね。与党では、早く予算委員会を開くようにという国対間の協議ややり取り、要請があるようですけれども、そうしたことも含めてわれわれとしては政府に必要な説明を求めたり、必要な対応を求めたりということをしていかなければならないと思っているので、そこは国対委員長とも相談をしながら国会全体のこととして今後の進め方を考えていきたいと思ってます。
記者
三沢の在日米軍基地ですけど、イランを攻撃する前提の配備があるということに対して、日本政府はなぜそれを許可しているのかということで、説明を求めたいといった旨のことをイランのアラグチ外務大臣が共同通信のインタビューに答えてるんですけど。
田名部幹事長
そういうことも含めて、きっちりと政府として説明をしていただくべきことは、われわれにも国会にも国民にもそして関係する国にも求めに応じて説明をしていただかなければならないと考えます。それらを含めてわれわれとしてどういう形でそうした答えをしていただくのかということについては、また党内でも進め方について協議をして求めていきたいと、そのように考えます。
記者
複数の立憲の議員さんとかに何人か取材したら、すっきりしたと言うんでしょうか、良かったという人が結構いたりして、なんなんだろうと思ったら、やっぱりこの7ヶ月の騒動もあったけど、ある種の立憲のアイデンティティですかね。その筋の部分がなんとなく守られたと。そういう声を聴いたんですけど、今日の常幹、新しいスタートですけど、その辺はどんな感じだったんでしょうか?
田名部幹事長
淡々とこの間の、われわれの結論を改めてお話をさせていただいたということだと思います。いろいろ、議員にも思いはあると思うんです。われわれを支援してくださる方にもあると思います。
ただ、何度もこの場でも申し上げたかもしれないですけど、一緒にこれまで戦ってきた党の仲間が、ある意味大きな決断をして、厳しい衆議院選挙を戦ったと。それは誰が良いとか悪いというつもりは全くなくてですね、それは決まってみんながそうしたわけですよね。
あの時には、いろんな形で公明党さんにも選挙をお世話になった仲間の議員もたくさんいたわけで、そして大きな、われわれとしては政権の受け皿になるということを考えながら、いろんな努力をここまでしてきたと思ってます。すっきりしたみたいなこと、それぞれね、もしかしたら来年統一地方選挙もあるので、一つ区切りをつけて進んでいこうみたいな思いはあるかもしれないけれども、だけれど私は水岡代表がこの間ずっと発言されてきたように、われわれはやっぱり今の高市政権で平和は大丈夫だろうか、人権は大丈夫だろうか、国民の暮らしは大丈夫だろうか、という声にしっかり応えるために、あらゆる選択肢を排除せず、しっかりと国会で様々な政党にも声をかけながらですね、力を結集できることはしていく。そして政策を実現していく努力が求められていると思うので、これで何かが終わったとかですね、すっきりしたみたいな話ではなくて、これからもありとあらゆる努力をしながら、取り組んでいかなきゃいけないということだと思うので、これからも大変だなと思ってます。
記者
これからのこと一点だけ伺いたくて、やっぱり立憲はとにかく参院の第一党で、衆議院の第一党が国民民主党になりますね。おそらくその可能性が高いと思うんですけど、臨時国会始まりますね。すると衆参で舞台回しで、やっぱり第一党がやる、大体そういう感じなんですけど、どういう形でね、衆議院のこの片肺であるということをどう打破するかというのがポイントだと思うんですけど、その辺ですね、どういう形でね、野党第一党として独自路線ですけど、今回の定数削減ですとか、消費税減税ですとかね、衆議院との連携みたいなものについて、特に第一党が国民民主党になるような状況だと思うんですけど、その辺はね、もうそろそろ議論が始まったのかなと思ったんですけど、どうお考えですか?
田名部幹事長
野党第一党がどこになるかっていうのは、こないだ3党の代表幹事長会議でも、小川さんのほうから衆議院での統一会派を求めていましたので、最後どういう形になるか分かりません。どこが野党第一党になったとしても、これまでと変わらず、われわれは協力も求めていくし、また必要な協力は惜しまずやっていかなければならないと思っています。
圧倒的な数の力を持った政権与党であるがゆえに、われわれは衆参も連携が必要。だから、政党が違うからと言っていられない連携が必要だと思ってます。これまでも党が違うのに中道改革連合や立憲民主党、公明党と連携をしてきました。野党の国対間でも相当丁寧な協議をしながら、国会回しをされてきたと思いますので、それはこれからも変わらずやっていく必要があると思っています。
一方で、いつまでも衆議院のない立憲民主党っていうわけにはいきません。そういう意味では、われわれも党改革を進めながら、きちんと国民の皆さんに、また、われわれを支援してくださった自治体議員をはじめとする全ての皆さんに、戦う立憲民主党の体制をお届けできるように、今執行部でもいろいろと整理をさせていただいておりますので、そこはきちんと、われわれも責任を果たしていきたいと、そのように思っています。もちろん、われわれも、衆議院のない立憲民主党っていうのを、これ以上長く続けていくわけにはいかないと思っているので、あらゆる努力をしていきます。
記者
衆議院のない政党でもいられないと、長く続けるわけにはいかないという話をされていたと思うんですけども、一方で、現時点で中道には、落選者、旧立憲、一緒だった仲間のですね、100人以上の落選者の方がいらっしゃると思うんですけども、その衆院選で立憲が、戦うということ、総支部長なり候補者を立てなきゃいけないと思うんですけども、そことの兼ね合いと言いますか、立憲と今、中道、違う政党でありますので、場合によっては、選挙、この文字通り伺うと、両方出馬というか、そういうことにもなってしまうと思うんですけども、そこに、その選挙区の住み分けであったりとか、そこの今、落選者、総支部長のいるっていうところに関しての、どういうふうにお考えなんでしょうか?
田名部幹事長
そうならないようにですね、今はね、別々の党ですよね。それは衆議院の皆さんも、われわれだけが別の党になると思って戦ったと思ってないんですね。今はこうだけれども。そこはね、これからもどういうことができるのか努力をして、ただその今、まだ何の形も衆議院にも決まっていませんし、惜敗者の皆さんの思いもこの間時々聞かせていただいて、いろんな思いを抱えておられることも理解をしているつもりですので、そういうこれまでの仲間を大事にしながらですね、どういうことができるかっていうことはこれからかなと思います。
記者
今、衆議院議員のいない立憲民主党をこれ以上長く続けていくわけにはいかないとおっしゃいましたが、「これ以上」っていうのは、1月からのこの7ヶ月のことを指していらっしゃるんだと理解したんですが、これ以上続けていけない、そのリミットっていうのはどこで考えてらっしゃるのか、臨時国会で考えてらっしゃるのか。あるいは直近で言うと、新しい形態が示されたところでということなのか。
田名部幹事長
いつまでも続けていくわけにはいかないということですよね。先ほど申し上げた通り、まだ衆議院がどういう形になっていくのかっていうこともあるし、われわれとしては、その惜敗された皆さんだって、今は中道改革連合にいる人も、離党した人、いろいろになっているけれども、力があちこちに分散したり、みんながどうしていいのか決断できないような環境ではなくて、われわれとして、まとまって力を結集していくためにどういうことができるかっていうことを考えていかなければならないと。
それは、いつまでも私たちだけがこうしたいとか、ここまでに結論出しましょうっていうことではないので、相手のあることですし、みんなの思いもあることですから、ただいつまでも、年を越えて来年もまた統一地方選挙もありますけれども、そういう中で、いつまでも衆議院どうするのと、衆議院の選挙がいつあるかわからないのにその準備もできてないというようなことは、やはり責任ある政党としての姿ではないと思うので、それはいろんなことを相談しながら、できるだけ早くそういうことは解消できたらいいなと思ってます。
記者
ということは、いつあるかわからないですけど、次期衆議院議員選挙には、立憲として候補者を出されるというお考えでよろしいですか?
田名部幹事長
はい、もちろん。立憲民主党として、そういう意味ではね、どういう力の結集の形があるのかっていうことは、ありとあらゆる選択肢を排除せず考えていくということを水岡代表もおっしゃいました。
それは1つのタイミングとしては統一地方選挙。統一地方選挙は立憲民主党で戦うということを言ってきたわけですから。そういう中で、われわれとして、さまざまな努力をしながら、1つの党の中にきちんと衆議院と参議院がある形を作っていくということが大事だと思っていますので、そういう努力をしていくっていうことですよね。
記者
公明の西田幹事長が、野田さんが、参院も含めまとめてくれると言ってたのにといった、少し恨み節的な発言をされました。その受け止めと、もう1点、阿部知子「ゴリラ」の共同代表の方が、今年の5月、6月に、沖縄の辺野古埋め立てに関してどういう姿勢を示すかを中道としてしっかり議論してほしいということで、申し入れをしましたが、最終的にはそのことについては議論しないというような決断を受けまして、そういうことまでゴリラの新設をしたという話を今日してくれました。この辺野古に関して今玉城デニー知事VS古謝さんという、ほぼ一騎打ちの様子ですけれど、このことについても1点、立憲民主党としての思いを一言お願いします。
田名部幹事長
公明党さんがね、そうおっしゃることは、これ水岡代表も3党代表幹事長会談、最後の会談でも、申し訳なかったということをお詫びをされました。その前の代表幹事長会議でも、われわれの考え方をお伝えする時にそのようなご発言をされました。私からもお詫びを申し上げました。
前執行部で決めたことであってもですね、やはりそれを信じていろいろと準備をされてこられたということは事実だと思いますので、われわれとして、その結論に至らなかったことは、申し訳がないというふうに思っています。特に恨み節だなとか思ったことはなくて、素直にその言葉を聞かせていただきましたし、逆に、どういう思いで、中道改革連合であるとか、1つの塊を目指そうということがあったかという、その根本にあることをこれからも共有して、そのために一緒にできることはこれからもさせていただきたいということはお話をさせていただいたところです。
辺野古については、これまでと立憲民主党としての考え方は変わっていません。中道が結論を出していないということもその通りで、実はわれわれ3党の政策・組織課題協議会の中でも、残った課題としてあると思うんですね。でも、中道がどう結論を出すかっていうことは、ちょっと今の段階でわれわれが、どうしろ、ああしろってことではないので、整理をされるのは、本来は中道が続いていくんであれば中道の中で整理をされることだったと思いますけれども、今後どういう形になるかによっては、そういうことも含めてですね、いろいろと丁寧な協議は、できるとわれわれ思ってはいたんですけれども、3党、今こういう形になりましたので、他のことで連携できることはしていくという状況なのかなと。残された課題なんかでも、協議をすれば一定の結束してやっていけるようなものもあるのではないかと思ってますけれども、今の段階では、3党の政策的なことについてどういうことができますということははっきり申し上げられないので、これから協議をしていきたいと思います。
記者
ちょっと最初の方の質問の答えについて、確認させていただきたいんですけれども、中道の比例議員の、立憲の復党の関係なんですが、田名部幹事長、受け入れるみたいなことを今考えてはいないというご発言あったと思うんですけれども、これつまりは、中道の、立憲出身の先生方の現職や落選者の支部長の方を、現職として支部長としては現状受け入れる考えはないということですか?
田名部幹事長
はい。
記者
あくまで、そういう意向があった場合は、一般党員としての入党はあるかもしれないが、という整理ということですか。
田名部幹事長
そうですね。
記者
とにかく4月には統一地方選があって、立憲民主党の現職の市議さんたちは、やる気十分なんですよね。ですから、それまでに田名部さんたちが、きちんと立憲民主党でやっていくということを明らかにしないとですね、彼らがとてもかわいそうなんですよね。ですから、あっちの方に行っちゃった人たちはどうでもいいんですけどね、はっきり言って。もうはっきりさせて。そうじゃないとね、彼らがかわいそうですよ。
田名部幹事長
もちろん。この間ですね、相当、何度も、自治体議員の皆さんとも意見交換させていただきました。統一地方選挙の対応についても、多くのご意見をいただいて立憲民主党として戦いますということを、繰り返しお伝えをしてきました。
冒頭申し上げた通りでありますけれども、立憲民主党としてしっかり戦っていく体制を、これから、党をあげて作っていくということですので、そこはご理解をいただきたいと思いますし、中道にいた仲間なんかどうでもいいなんて、私は思ってないので。
でもこれ言ってもですけど。それ別に中道の仲間だけじゃないじゃないですよ。国会にいて、いろんな意味で、いろんな人たちと力合わせていかなきゃいけないですから、どうでもいい仲間なんていうのはいません。頑張ります。応援してください。