■会議概要
会議名 : 第1回「大陸間政党対話」
Inter-Continental Dialogue among Political Parties (ICDPP)
開催期間: 2026年9月6日(日)~9日(水)
開催地 : 大韓民国・ソウル市
主催機関: アジア政党国際会議(ICAPP)
参加者 : 世界四大陸の23カ国から23政党(与党19、野党4)、政党機関の代表者
派遣者 : 田島麻衣子 国際局長・参議院議員
鈴木賢一 国際局参事
主な議題:
①「ビジョンから現実へ――大陸間政党対話(ICDPP)の発足」
②「地政学的不確実性の時代における政党――課題、責任、そしてグローバルな協力」
■会議総括
ICDPPの発足
世界の対立や分断が深刻化する中、平和と安定、持続可能な発展など、人類共通の課題に協力して取り組む必要性が高まっている。こうした国際情勢を受け、アジア政党国際会議(ICAPP)の主導により、アジア、アフリカ、米州、欧州の四大陸23カ国から、23政党(与党19、野党4)および政党組織の代表者が韓国・ソウルに集い、地域やイデオロギー、党派の違いを超えた世界規模の政党間対話の枠組みとして「大陸間政党対話(ICDPP)」を発足させた。
参加者と会議成果
エチオピア副首相をはじめ、政府高官、元閣僚、国会議員、政党党首らが出席。日本からは立憲民主党のみが招待を受け、田島麻衣子国際局長らが参加した。会議では、地政学的緊張、民主主義、国際法、AI等について意見交換を行い、「ソウル宣言」を全会一致で採択。国連憲章、人権、法の支配、多国間主義等へのコミットメントを確認するとともに、「争いより対話を、対立より協力を、分極化よりパートナーシップを」促進していくとの決意を表明した。
ICDPPの特徴と意義
ICDPPは、参加者全員が同じ考えを持つことを目指すものではない。異なる政治的伝統、文化、経験、視点を認め、それを相互理解と学びの源泉としながら、意見が異なる時にも対話を続けるための空間をつくることに主眼がある。国際局としては、対立や分断が深まる時代にあっても、対話を選び続ける、党派を超えた政治指導者・政党のネットワークを築くことが、ICDPPの大きな意義であると考える。今後もICDPPに積極的に参加していく。
■立憲民主党の参加成果
1.党外交ネットワーク拡大
各地域から多数の与党を含む主要政党・政府関係者が参加する中、日本から唯一招待を受けた政党として立憲民主党の存在を示し、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア、欧州の政党関係者との交流を通じて党外交ネットワークを拡大した。
2.立憲民主党の理念と政策的立場の発信
民主主義、国際人権、平和を重視する党の立場と、地域やイデオロギーを越えた政党間対話の重要性を発信。「AIと民主主義」「国際法と法の支配」をICDPPの具体的課題として提案し、AI・デジタル情報の責任ある利用や国際法の尊重について問題提起した。
3.韓国政界・有識者との関係強化
滞在中、韓国のチョ・ジョンシク国会議長、ハン・ヒョンド共に民主党院内代表と会談するとともに、イ・ウォンドク国民大学教授、チョ・ヤンヒョン国立外交院教授との意見交換会を実施。日韓両国の国内政治情勢をはじめ、ACSA、CPTPP、米中関係、台湾情勢、尖閣諸島、北朝鮮政策など幅広い課題について意見を交わし、韓国の議会関係者・有識者との交流を深めた。
全文はこちら ➡ 20260916常幹報告資料.pdf