第44回政調審議会が3月24日、国会内で開催されました。
小川淳也政務調査会長は冒頭のあいさつで、同日午後に北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとの報道を受け、「国際社会挙げて有事と向き合っている最中の、さらなる挑発行為。断じて許されるものではない」と述べ、直ちに抗議声明を党として発表し、政府と連携し厳重な対応、抗議の姿勢を鮮明にしていくと語りました。
また「物価高から国民の生活を守る」と述べ、新たな経済対策や補正予算案の検討をしていく意向を示しました。
審議会後、記者団の取材に応じた城井崇政調会長代行は、成人年齢18歳引き下げに伴い18、19歳のアダルトビデオ出演強要による被害から守るため、(1)時限的に特例で未成年として契約を取り消すことを認める議員立法の準備(2)本件について動きの鈍い政府に対し、担当省庁をはっきりさせ、契約時の説明を徹底させるよう超党派での申し入れ――等をしていくと報告しました。
■報告事項
(1)経済対策の策定に関するお願い(2)参院選公約づくり(3)講師勉強会終了後の対談動画作成への協力のお願い――について報告がありました。
また、閣法「経済安全保障推進法案」の審議経過、持ち回り政調審議会(文化芸術・芸能従事者の契約関係等の適正化にむけた要望)の報告がされました。
■審査事項
【政策審査】
2件を了承しました。
・食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(案)に関する要請(案)
・ウクライナ避難民支援に関する緊急提言(案)
【閣法法案審査】
・地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(第12次地方分権一括法案):賛成で了承
・環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案(通称:みどりの食料システム法案):政調会長に一任することを了承
・植物防疫法の一部を改正する法律案:政調会長に一任することを了承
・所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の一部を改正する法律案:賛成で了承
・自動車損害賠償保障法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案:賛成で了承
【議員立法審査】
6件を了承しました。
・所得税法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案(通称:インボイス制度廃止法案)
・戦争等避難者に係る出入国管理及び難民認定法の特例等に関する法律案
・国民投票法改正案
・新型インフルエンザ等治療用特定医薬品の指定及び使用に関する特別措置法案(通称:特定医薬品特別措置法案)
・新型コロナウイルス感染症に係る健康管理等の実施体制の確保に関する法律(通称:「コロナかかりつけ医」法案)
・困難な問題を抱える女性への支援に関する法律案