北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難し、厳重に抗議する(コメント)

立憲民主党政調会長 小川 淳也

 政府は、本日14時33分ごろ、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し、約1100km飛行し、同15時44分頃、北海道渡島(おしま)半島の西方沖約150kmの日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下したとみられると発表した。

 北朝鮮は本年に入り、頻繁なミサイル発射を繰り返しており、失敗したと推定されるものも含めこれが12回目となる。さらに、今回は2021年9月15日以来の日本のEEZ内へのミサイル落下でもあり、これは地域の平和と安定のみならず、我が国に対する直接的な脅威である。言語道断の暴挙であり、最大限に非難し、抗議する。

 政府は、周辺の船舶や航空機の安全確保に万全を尽くすともに、引き続き警戒監視、情報収集、分析に全力をあげ、国民に対して迅速な情報提供を行うよう求める。また、日米韓で連携を密にし警戒監視を高め、今後の対応について協議すべきである。

 国際社会が、ロシアによるウクライナ侵略を止めるよう努力を続けている最中に、ミサイル発射を頻繁に繰り返し、さらに今般のミサイルがICBM級となると、北朝鮮は国際社会に対する挑発の度合いを高めていると考えざるを得ない。岸田総理にはブリュッセルで開かれるG7首脳会合においても対応を協議するよう求めるとともに、我々は、既存の制裁措置の厳格な履行やさらなる強化等で、国際社会が一致して厳しい姿勢で北朝鮮の自制を促すよう強く働きかけていく。

以上

北朝鮮の弾道ミサイルについて20220324.pdf