衆議院厚生労働委員会理事懇談会が7月19日に国会内で開催され、山井和則筆頭理事、柚木道義理事が出席しました。

 理事懇談会後、ぶら下り会見を行った山井衆院議員・柚木衆院議員は、立憲民主党が求めていた「一日も早い医療従事者・介護従事者へのワクチン4回目接種」について、政府より「前向きな答弁」があったと明らかにしました。

 山井議員は、医療・介護従事者にワクチン4回目の接種をするために自治体は、接種会場や人手・体制の確保、対象者への連絡等が必要であり、医療・介護現場もシフトを組むなど多くの準備が必要であるとして、「接種開始日」を確定させるべきと指摘。その上で、政府より「ワクチン分科会が開催される7月22日(金)からワクチン接種ができることを自治体に周知する」旨の答弁があったと明らかにしました。

 さらに山井議員は、施設介護従事者だけでなく、「ホームヘルパーさん(在宅介護従事者)もワクチン4回目接種の対象者に該当する」旨の答弁があったことも明らかにしました。その上で、政府が22日に「ワクチン4回目接種をできます」と発表しても、「準備が間に合わず来週から接種開始になる恐れがある」として、一日も早く政府は周知徹底すべきと強調しました。

 柚木議員も、「東京では一週間後には第6波を越え、一日に5万人の感染者が出る恐れがある」と指摘。「この一週間が、第6波を越えないようにするための分水嶺になる」として、医療・介護の現場でクラスターを発生させないためにも「政府の対応が後手後手にならぬよう緊張感を持つべき」と強調しました。