玄葉光一郎・ネクスト外務・安全保障大臣は12月20日、泉「次の内閣」第14回閣議で「外交・安全保障戦略の方向性」が了承されたことを受け、閣議後に記者団の質問に応じました。

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 「とりまとめの意義」を問われた玄葉ネクスト大臣は、「党として来年の予算委員会での論戦の土台となる主張をまとめることができた。多様な意見があったが、それぞれの努力で文書でまとめることは責任政党として大事なことだ」と述べました。

 また、反撃能力については、「自公合意に基づく政府の反撃能力には賛同できない」として、「他国領域内への打撃力については、必要性、合理性、専守防衛に適合するかについて今後、政府から詳細な説明を聞いた上、国会のなかでわれわれが政府をただしていかなければならない」と述べました。

 さらに、「政府から詳細な説明を受ける前に主要野党が賛成してしまったら、健全な議論になるのか、賛成・反対がある中で、同じ土俵で地に足をつけて議論をリードしていくのが野党第1党の大切な役割ではないか」と指摘しました。

 同席した長妻昭政務調査会長も、「防衛費の倍増は雑な積み上げ、NATOと比較しても急激すぎる。戦略的増強がなされているのかなど精査しながら議論していく」と強調しました。