就職氷河期世代のリスタート支援

国の労働法制の転換により
就職氷河期世代に併せて
増え続けた非正規雇用労働者。
就職氷河期世代が抱える課題は、
個人の責任ではなく
政治の責任です。
立憲民主党は、
就職氷河期世代の
「お金」「家」「時間」の
3つの視点から支援します。




およそ1,700万人ともいわれる
「就職氷河期世代」。立憲民主党は、
「お金」「家」「時間」の3つの観点から支援します。
「お金」「家」「時間」の 3つの観点から 支援します。
安心できる暮らしづくり「Money/お金」
- 就職氷河期世代を含む現役世代の年金(厚生年金・国民年金)の底上げを実現します。
- 非正規雇用から正規雇用への転換を推進。
- サラリーマン減税を実施します(食事手当の非課税限度額引き上げなど。退職金増税・通勤手当課税阻止)。
- 学びなおしのための休暇制度の整備、公的職業訓練の拡充を行います。
- フリーランスを働き方の実態に応じて労働者として適切に保護します。
ほっとできる場所づくり「Home/家」
- 新たな家賃補助制度を創設します。
- 自治体への支援を通じて空き家を借り上げる「みなし公営住宅」を整備します。
じぶん時間づくり「Time/時間」
- ワークライフバランスのとれた生活を支援します
(勤務間インターバル11時間以上の義務化、短時間正社員を選べる環境整備)。 - 「介護離職ゼロ」の取り組みを強化します(介護休業の通算期間の延長、介護休業中の賃金補償の拡充)。
ダブルケアラー、ビジネスケアラーなど、家族介護者を孤立させることなく、
社会全体で支える環境整備を行います。
pick up!
「就職氷河期世代、
リスタートへ」
参院立憲民主党就職氷河期対策委員会は4月25日、就職氷河期世代への支援を目的とした政策パッケージを発表しました(下部【政策提言】就職氷河期リスタート参照)。
同委員会は、これまでも党として取り組んできた新卒時に厳しい雇用環境にさらされた就職氷河期世代(概ね1993年~2004年卒)への対策をさらに前進させるために設置されたものです。
委員長の吉川沙織参院議員は、初当選の2007年以来この問題に取り組んできたと述べ、就職氷河期世代は収入、社会保障、雇用、住宅の各面で課題があり、政府の「就職氷河期世代の支援プログラム」の拡充は大前提とした上で、「Money/お金」「Home/家」「Time/時間」の3つの観点から、お金の安心、住まいの安心、老後の安心に向けた政策の概要を説明しました。
お金の安心としては、2014年と2023年を比較し(厚生労働省の賃金構造基本統計調査より)、全世代が上昇局面にあるなか就職氷河期世代にあたる45歳から54歳の層のみが若干マイナス傾向にあるとして、より高い賃金の仕事に就けるようリカレント教育と就労支援の体制整備をはじめ、フリーランスで働く人の支援、医療、介護、障がい福祉、保育、学童保育等(公定価格)で働く人の賃金アップ、また退職金増税の阻止、年金の底上げ等を紹介。
住まいの安心、老後の安心についても、就職氷河期世代の持ち家率が低いこと、賃金が低く介護離職できる状況にないことなどを踏まえ、保証人がなくても住宅賃貸ができるよう「住宅セーフティネット法」の充実や、公営住宅および空き家を活かした「みなし公営住宅」の整備、「介護離職ゼロ」に向けた取り組み強化といった具体的な支援策を示しました。

会見に同席した
各議員のコメント
- 岸真紀子議員
(同委員会事務局長) - あらためて就職氷河期世代が置かれている状況を話し合ったところ、本当に深刻だと感じた。 福祉、雇用の観点でこれまで政策立案したものを集めている。 就職氷河期世代リスタートを実現できるよう政府に求めていきたい。
- 吉川沙織議員
(同委員会委員長) - 就職氷河期世代が抱える課題は、個人の責任ではなく政治の責任。当時の世代に悪いところはなく、政治や経済がそこに光を当てなかった。…与野党が対立する話ではなく、政党を超えて取り組むべき課題。連携してやっていきたい。
- 石垣のりこ議員
- 就職氷河期の先駆け的な世代だが、私たちのときには既に自己責任社会の波が押し寄せていた。非正規雇用・派遣労働とも重なり非常に低賃金で苦労してきた。皆さんの声も力にして進めていきたい。
- 塩村あやか議員
- 初当選した2019年選挙の公約に掲げたのが就職氷河期支援だった。6つ歳を取り、高齢おひとりさまが新たな課題だ。いかに高齢期福祉を拡充させていくのか。氷河期という言葉だけでなく、中身の理解が重要。
- 村田享子議員
- 就職氷河期世代の皆さんに、これからの将来に希望を持ってほしいという思いを『リスタート』という言葉に希望を込めた。リスキリングも年代別にニーズが違う。しっかり考慮しながら対策を進めていきたい。
- 奥村政佳議員
- 第3次ベビーブームが起こらなかった影響もあって、まさにリスタートできなかった世代。持ち家の問題、年金の問題、いま世の中にはびこっている不安を、こうした政策でしっかりと払拭していきたい。
柚木 道義 委員
第217回国会 衆議院 決算行政監視委員会

…就職氷河期世代、私もそうなんです、本当に就職活動は大変でした。私は学生時代、学費、生活費もアルバイトでやっていましたので、本当に今の皆さんの状況も、人ごとではありません。
今の同年代の就職氷河期世代の皆さんに対しての年金の底上げ…あんこを入れるべきだ、自分自身のあんパンのあんこにも回ってくるんです、基礎年金部分に。増えるわけです、99.9%と厚労省は言っていましたよ。皆さん、あんこが増えるんです。
森本 真治
第217回国会 参議院 厚生労働委員会

…多くの議員さんも基礎年金だけだというふうに思うんですけれども。最大で3割減っていくということですよね、目減りをしていくということですね。
その中で、やっぱり多くの方がこれから、特に就職氷河期世代の皆さんなど、私もその世代ですけれども、10年ぐらいすれば多くの方がそういう基礎年金だけの方が大量に出てくる中で、生活保護の方にどんどんとやっぱり、今のこの3割も減っていくと生活できない中で、もう今しっかりとその対策を取らなければいけない…。
長妻 昭 委員
第217回国会 衆議院 厚生労働委員会

…就職氷河期の方々の賃金というのが、ほかの世代に比べて、この5年を比べても下がっている方もいるんですね。
ですから、老後も年金が低くなる可能性があるので、そういう方の目減りを防ぐというのは本当に重要です。それをしないと、就職氷河期の方がダブルパンチで大変なことになりますので、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。
山井 和則 委員
第217回国会 衆議院 厚生労働委員会

…私たちが今までから要望しておりました、就職氷河期世代以降の、低年金の現役世代の底上げをしてほしい…将来世代ですね、就職氷河期世代以降の低年金、3割年金が減るという国家的な最大の課題…これは与党・政府だけじゃなく、野党にも問われている課題だと思っているんです。
安藤 じゅん子
第217回国会 衆議院 文部科学委員会

…現状、定年延長が官民で行われていますけれども、子育てのスタートが遅い世代では、平均寿命が延びていることも手伝いまして、給料が下がってもなお、年金だけでは暮らしていけず、働き続けている現状であります。
そして、学生の親が自身の親、学生から見ると祖父母等の介護が始まっている状況、子育てと介護のダブルケアという状況も聞かれ、まさに団塊ジュニア、就職氷河期世代がこの波に突入しています。
正規就労者に対する退職金税制や年金減額に関する議論が本格化しているただ中で、家計に不安は尽きません。とにかく学生が安心して学び続けられるよう、教育の機会の確保を重ねてお願いしたいと思います。
「自己責任」とは
言わせない。
就職氷河期世代の多くが抱える
低賃金と年金・暮らしの不安。
選挙は政治にみなさんの
「声」を届ける手段です。
みなさんの課題を解決するために、
政治を変える。
あなたの一票が、この国のあり方を
変える一歩
になります。


さあ、
選挙に参加しよう。


選挙のとき、
あなたができること

