立憲民主党は2月22日、東京・JR新橋駅SL広場で「今こそ、政治を変えるとき」との決意で街頭演説会を開催。泉健太代表、国民運動局長代理の小沢雅仁参院議員、松尾あきひろ東京第7区総支部長、中田たかし東京都議会議員がマイクで訴え、同局長代理の岸真紀子参院議員が司会をつとめました。国民運動局長の森本真治参院議員は、演説会に集まった皆さんと対話を行いました。

■岸真紀子 国民運動局長代理

 寒空で風が強い中での演説会で、冒頭から司会をつとめた岸国民運動局長代理は、「逆風に耐えて政治を変えていきましょう」と切り出し、集まった皆さんを沸かせました。その上で、自民党派閥裏金問題について、衆院だけではなく、参院でも憲政史上初となる政治倫理審査会を開催する申立てを行ったと報告。岸田政権は防衛増税だけでなく、子育て支援についても「(予算委の審議で)負担が増えることが明らかになった」と述べ、国民に負担増を強いる一方、脱税をしている自民党からの政権交代を訴えました。

■松尾あきひろ 東京第7区総支部長

 松尾総支部長は、自民党は「政治献金をしてくれる企業にしか耳をかさない」として、「これから生まれてくる子どもたちがパーティー券を買ってくれるわけがない。だからこそこの30年間、少子化対策予算は後回しになってきた」と強調。献金による政治によって「失われた30年」の課題を解決するために、「皆さん一人ひとりの力で政治を変えていこう」と訴えました。

■中田たかし 東京都議会議員

 中田東京都議会議員は、「今のこの腐敗した政治、誰が税金を納めたいと思うのか」と強調。「脱税して裏金もらって中抜きしてと、そんな政治がまかり通れば国民は誰一人、税金を払わなくなってしまう」と述べ、「税金をしっかり国民の皆さんのために使う政治に変えていこう」と訴えました。

■小沢雅仁 国民運動局長代理

 小沢国民運動局長代理は、自民党の萩生田光一前政調会長が収支報告書を訂正し「不明」と記載したことについて、「不明の訂正の収支報告書がまかり通ってしまうのであれば、政治資金規正法に基づいて、収支報告書を国民の不断の監視の目の下に置く、それが全く果たせない」と強調。「不明」でよいのであれば、もはや「何をやっても不明でよいことになってしまう」と憤りをあらわにしました。また、能登半島地震に関し立憲民主党が第3次の提言を政府に対し行ったことを踏まえ、「(政府の対策は)住宅再建制度に年齢制限を設け地域を分断するものだ」と指摘し、被災者生活再建支援金を(立憲民主党提出法案のように)倍増し、全被災者を対象にすべきだと訴えました。

■泉健太代表

 次の内閣(NC)後に演説会に駆けつけた泉代表は冒頭、「(自民党議員の言う)政治にカネがかかると言うのはウソ。自民党がカネをかけているだけ」だと強調。さらに、衆院の政治倫理審査会に出席予定の裏金議員は「51人中たった5人、しかも全部非公開」というのでは真相は「闇の中のまま」だと指摘。その上で、「どうせ政権交代なんてできない、どうせ自民党政治は変わらないと諦めていたら、政治家だけがいい思いをする」と述べ、自民党による「裏金政治」を終わらせ、「政治を前に進める」ために、「皆さん、一緒に政権交代を」と熱く訴えたところ、新橋駅前に集まった皆さんから拍手が沸き起こりました。