泉健太代表は山田勝彦衆院議員と2月23日、長崎県西部に位置する五島列島の南西部にある五島市を訪れ、街頭演説、祭りの視察や商店街の訪問、集会などを行い精力的に市民と交流しました。今回、末次精一総支部長、白川鮎美県議、草野久幸市議らが同行しました。

 エレナFC福江店前での街頭演説の後、同日から25日まで開催する「五島椿まつり」を視察し出店者と意見交換、その後福江商店街を訪問し多くの店主から話を聞きました。呉服屋の店主は「今の自民党では日本国は潰れてしまう」と語り、山田議員が26日の予算委員会で岸田総理に離島振興について質問することを告げると、店主は「国会議員もそうだが、市民も(総理に質問を)やりたい」と語り、今の生活や経営、日本の在り方、風力発電などについて総理に直接聞きたいと語りました。

 五島自動車、五島中央病院の職員とそれぞれ意見交換。人材不足などの課題を聞きました。その後、対話集会を開催。山田議員は農林水産業と離島振興に力を注いでいきたいと語り、離島振興について離島航路の低料金化を掲げました。現在、島民は「国境離島島民割引運賃」で利用できるものの、島外に買い物に行きやすくなったこと、以前は年末年始に戻ってくる人がいたが、島民以外は恩恵を受けないため逆に島民が子どもや孫に会いに行くことが多くなったと指摘。これでは島の消費が伸びないとして、島民以外にも離島航路の低料金を適用すべきだと訴えました。

 その後参加者から(1)ワクチンと健康(2)太陽光発電事業が倒産の危機(3)エネルギー政策(4)経済状況と政権交代――などについて質問がありました。泉代表は政権交代後に、まず政治改革を行いたいと語り、今の自民党ではできない改革だと指摘。そして、皆さんの生活を良くするために、教育・子育て・社会保障の分野に厚みをもたせることが重要だと語りました。

 集会の最後に草野市議は、急な開催にも関わらず予想をはるかに超えた参加者を前に、「山田議員は『もう変えんば!』と言ったが、すでに五島は変わろうとしている。日本を変える今度の選挙で、長崎ではなく、この五島から変えよう」訴えました。

 集会後、記者団の取材に応じた泉代表は「東京でいい思いをしている政治家と、裏金政治をなくしたいという声、この経済状況、島の大変さのギャップが大きく、もっと自分たちの生活を見てくれという声や気持ちを感じた」と語りました。

 4月に行われる補欠選挙で自民党が候補者を擁立しない場合、野党同士の対決になることが予想され、政治とカネが争点になりにくいのではないかとの記者からの指摘には、「まったく変わらない。他党と戦うための補欠選挙ではない。今回の裏金問題に端を発した『政治を変えるのか』『自民党の古い政治を残すのか』の戦い。有権者の皆さんに、どれだけ関心を持っていただくかの戦い」だと述べ、「(地元の山田議員が)いかに有権者の皆さんと対話し、投票率や関心を高めて、政治改革につなげていくかという戦いだ」と語りました。


■今回のフォト

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街頭演説後に聴衆と語る山田議員と泉代表
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五島椿まつりを視察する泉代表
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五島椿まつりを視察する山田議員
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バスやタクシーを運行する五島自動車との意見交換
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集会の様子
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集会で話をする山田議員
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集会で支援を訴える泉代表
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五島中央病院との意見交換