立憲民主党は、第213回通常国会が事実上閉会した6月21日、国会内で党所属国会議員で構成される両院議員総会(会長:川田龍平参院議員)を開催しました。

 あいさつに立った泉健太代表は冒頭、「政権交代を果たして政治を大きく変えていこう」と呼びかけました。その上で、自民党の政治は「遅い」と指摘し、今国会をふり返りました。

 元日に発生した能登半島地震からの復旧・復興に向けた岸田政権の動きは「遅い」として、自身も被災した近藤和也衆院議員を中心に支援の取り組みを加速していくとの決意を述べました。

 4月に実施された3補欠選挙については、山田勝彦、亀井亜紀子両衆院議員が当選したことは、人口減少や地域の衰退に自民党が「まったく目を向けてこなかった」ことへの地域の皆さんの怒りの表れ。東京15区での酒井なつみ衆院議員の当選は、裏金問題に加え、自民党議員の「度重なる不祥事」への怒りの表れだと述べました。

 また、19日に開催された「党首討論」では、岸田総理に対し「選択的夫婦別姓」や「エネルギー手当」を提案し、「それを受けてかどうかはわかりませんが」とした上で、政府・与党がプロジェクトチームの設置や補助金対策の動きを見せていることについて「大変遅いし、やったふりかもしれない」と強調。「資金獲得競争」に励むばかりで「国民の生活を後回し」にしている自民党の政治を変えていこうと呼びかけました。

 さらに、翌22日から始まる「りっけん政治塾」に約500名の応募があったと表明。「新たな可能性をみんなで活かし、育て、そして新たな仲間へと加えていくことができれば、われわれはさらに強くなる、国民の皆さんの期待に応えることができる」と力を込めました。

 続いてあいさつした岡田克也幹事長は、東京都知事選挙における蓮舫候補への「力の結集」を呼びかけました。また、解散総選挙が自民党総裁選後の秋にも想定されるとして、「日本の政治にとっても極めて大事な3か月」であり、政権交代に向けた更なる活動の強化を呼びかけました。

 続いてあいさつした水岡俊一参議院議員会長も、「当選同期」である蓮舫候補について「ぜひとも皆さんのお力で勝たせていただきたい」と呼びかけました。また、奥村政佳参院議員が繰り上げ当選したことも報告し、来年の参院選挙に向けて「衆参の仲間で連携しながら、お互いに励まし合いながらがんばっていこう」と呼びかけました。

 続いてあいさつした安住淳国会対策委員長は、今国会をふり返り、「各分野にわたって政府・与党をチェックし、きちっと論戦ができるのは、実はわが国ではわが党のみだということを改めて自覚」したと強調。「政権担当能力」があることを国民の皆さんに知っていただくために、「努力を積み重ねていこう」と呼びかけました。

 続いてあいさつした長妻昭政務調査会長は、能登半島地震を受け被災者生活再建支援法を提出するなど、今国会で議員立法を18本提出したと報告。「われわれが政権を取れば具体的にこういう法律がどんどん通る」と、訴えていこうと呼びかけました。

 続いてあいさつした大串博志選挙対策委員長は、3補欠選挙をふり返り、「皆さまの力が結集すれば結果は出せる。そういう自信を皆さまと一緒に持つことができた」と強調。そして蓮舫候補の都知事選勝利に向け、「がんばって走り回ろう」と呼びかけました。

 最後に東京都連合会長でもある長妻政調会長による「七夕(たなばた)、蓮舫勝利に向けてがんばろー」の音頭で両院議員総会を締めくくりました。