安住淳国会対策委員長は29日、東京都議会議員選挙に北多摩第3選挙区(調布市・狛江市)で立候補している加藤良哉(かとう・よしや)候補、山花郁夫衆院議員らとともに狛江駅前で街頭演説をおこないました。
加藤候補は平成生まれの30歳で、山花衆院議員の公設秘書として地域に根差して活動してきた経験を活かし、今回、党の公認を受け初めて都議会議員に挑戦します。北多摩第3選挙区は定数3。5人の候補者のうち、現職3人、元職1人、加藤候補は唯一の新人候補者です。
■加藤良哉候補
「オリンピック前に、民意という形で意志を示せるのはこの都議会議員選挙だけ」だと語り、有権者の皆さんの判断で、候補者・政党を判断し、「選挙権をしっかり行使するために投票所に足を運んでいただきたい」と訴えました。
そして、「この4年間に何をやるかによって、この先、10年20年先、あるいは30年先の東京、あるいは日本、そして狛江・調布の未来が変わってくる。だからぜひ、私と同じ世代、若い世代の皆さんにも、ぜひ投票に行っていただきたい」と訴えました。
■山花郁夫衆院議員
「昨年、感染症が広がりつつあるときに、『保健所に電話かけても繋がらない』『検査をなかなかしてもらえない』、そんな声をいただいていた。正直申し上げて、私も当初、保健所の体制がこんなにも脆弱だと思っていなかったので、対応が悪いのではないかとそのときは思ったのですが、実際には保健所の皆さんは本当に懸命に努力されていた」と語り、「『民間でできることは民間へ』『公務員は少なければ少ないほどいい』、そんな風潮ではなかったか」と疑問を投げかけました。
そして、「救急車や消防車は圧倒的に待機している時間の方が長いが、採算性や、民間との比較は誰もしない。やはり、いざというとき、そのときのために皆さんは税金を納めてる」と語り、『公の機能』を取り戻す必要があると訴えました、
■安住淳国会対策委員長
「『お前たちは政府の穴をほじくり返して、問題ばっかり追及する』と多くの人から言われるが、私たちが突っつかなかったら、赤木ファイルは出てこなかった。オリンピック(関係者)が(個室があれば)居酒屋OK、コンビニOKだと分からなかった。役所は黙っていた。役所は本当のことを開示しなかった」「わが党が調べて、ほじくり返したことで穴が沢山見つかった」と語り、政府や都知事のずさんな姿勢を指摘しました。
そして、昨年秋、感染者が少なくなった時に政府がおこなったのは、「GoToキャンペーン。菅さんに至っては、最初にやったのはワクチンではなく、ハンコの廃止」だと指摘。本来であれば感染症対策をしっかりやるべきだったと振り返り、野党の提言を聞いていれば今年になり、感染爆発のような状況にはならなかったと言及しました。
また、感染症対策は長丁場の戦いになると語り、元財務大臣の経験から、都に対して、感染症対策は通常の会計とは分け、特別会計にすべきだと提案し、長期戦で解決していく必要性を訴えました。