9月9日、代表選挙(9月23日投開票)に立候補した吉田はるみ、野田佳彦、枝野幸男、泉健太各衆院議員の4候補は、党員・協力党員・パートナーズオンライン討論会に参加しました。
 党員・協力党員・パートナーズは党の綱領及びそれに基づく政策に賛同し、草の根からの声に基づくボトムアップの政治を実践しようとする立憲民主党の構成員です。
 今回のテーマは「党員協力党員パートナーズと共に歩む政治について候補者に問う」です。各候補者は、このテーマに加えて代表になって最初に取り組みたいことや、他にない立憲民主党の強みを中心に訴えました。

 その後は、党員・協力党員・バートナーズからの質問に候補者が答える形で、活発なやり取りがありました。

■吉田はるみ候補

 党員・サポーターズ・パートナーズの皆様と言えば「杉並モデル」です。私が初当選した時に、党派関係なくたくさんの皆さんが立ち上がってくださいました。その後も活動を継続し、私は毎週1回ボランティアで8年間続けてきています。
 イデオロギーや党派に関係なく、皆が集って、そしてボトムアップで政治を変えていく。この力が私を国会に送り、その6ヶ月後に杉並では初の女性区長が誕生しました。その1年後には、杉並区議会は半数が女性になりました。これは皆さんの力です。
 政治家1人では正直やれることは限られています。でも、皆が力を合わせて立ち上がった時に大きく政治は変えられる。その私たちのパートナーであるのが皆さまです。本当のボトムアップの政治を実行していきましょう。

吉田はるみ

■野田佳彦候補

 裏金事件はうっかりミスによる事件ではなく、しっかり脱税した事件であって、決して許してはいけない。忘れてはいけない。この思いから今回立候補しました。政治改革が1番の優先課題。信なくば立たずという政治状況では、内外ともに困難な課題がある時に、政策を推進することができません。これを正していくことがまず大事だと思います。
 私は今、驚いてるのは、あのザル法を自民党の総裁候補たちは、皆賛成しました。そしたら舌の根が乾かないうちに政策活動費ゼロや防衛増税ゼロだとか、何を今頃言っているのだと思います。政党の体をなしてないと思います。政権交代こそが最大の政治改革です。
 そのためにも企業団体献金の廃止あるいは政治金パーティーや政策活動費にも、しっかりメスを入れて、そして連座制の強化。こうした立憲民主党の本気の政治改革法案を他の野党の皆さんと連携して実現をしていきたいと思います。

野田佳彦

■枝野幸男候補

 私は政治家や政党というのは国民の皆さんの道具だと思っています。国民の皆さんが直接政治に参加したくても仕事や家庭生活がある中で、自分でできることは限りがある。だからその代わりを私たち選挙で選ばれた政治家が、そうした声を集約して実現を図るための道具として、政党というものがあるのだと思っています。
 私は何よりもまず立憲民主党は、ボトムアップの政治を目指す政党として、党員の皆さん、協力党員の皆さん、そしてパートナーズの皆さんが立憲民主党に関わってよかった、参加してよかったと思っていただけるような政党に成長をしていく。立憲民主党なら関わってもいいな、参加してもいいなと思っていただける政党になっていく。是非皆さんにはそんな思いを共有していただき、共に日本の政治文化を変えていく。その歩みを進めていただければと思っています。

枝野幸男


■泉健太候補

 政党は政治家の集団ですから、どこかで権威的になってしまう可能性がある。でも立憲民主党の良さは、政治家が権威的に振る舞うということを競争するのではなく、いつも皆さんと同じ目線で政策も作る。そして活動もするというところが立憲民主の魅力なはずです。だからそのことを続けていくとために党におけるハラスメント研修やミソジニーに対する研修もしっかり続けていき、議員たちの意識も変えていきたいと思います。ですから当選回数主義とか年序列みたいなものももっと変えていきたいです。
 代表になって最もやりたいことは、当たり前ですが、選挙での勝利です。私自身は今まで訴えてきたことを皆さんと一緒に訴えることが大事だと思っています。リーダーだけが旗を掲げるのではなくて、みんなで訴えてきたことを全国各地で、皆で訴えるというのが、実は政権交代の最短距離だと思っています。

泉健太


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