原田謙介・岡山1区総支部長は3月13日、映画『子どもたちをよろしく』の上映会を開催しました。貧困やいじめなど今の子どもたちを取り巻く厳しい状況をリアルに描いた同作品を通じて、こうした問題について考える機会にしようというつながる本部の呼びかけを受け、企画したものです。上映会は岡山市北区の蔭凉寺で行われ、オンラインでも視聴できるハイブリッド型で開催され、30人を超える方が参加しました。

 映画終了後には、同作品の企画をした元文科省審議官の寺脇研さんも参加するトークセッションも行われました。

 参加者からは、「軽い気持ちで見に来ましたが、すごく考えさせられました。見えない貧困、子どもたちにこんな思いをさせてしまうのは、社会として退化していると言わざるを得ないです。何ができるか、まず行動してみたいと思います」「自分のような無関係と思ってしまう人間にも、映画だけでは伝わらない思いをトークセッションでお話を聞いたことで深く心に残りました」といった感想が寄せられました。

 上映会を主催した原田総支部長は、「ご飯を満足に食べられない子どもが一人でもいてはだめだとの思いをあらためて認識しました。政治家としてということ以前に、ひとりの大人としての思い。もちろん、政治の責任が大きい。イベントに参加してくださった方とも思いを同じくして、一緒に社会を作っていきたい。寺脇さんが『最終的には政治の力』で子どもたちの貧困を解決していかなければならないと言われたのに共感しました。同時に映画に描かれているような状況を作り出している根源であり、わたしたちの生活全般に入り込んでいる新自由主義的合理性を改める必要がある」と語りました。