「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」(※1)とは、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2006年から行っている調査で、健康・教育・政治・経済の4分野について男女格差を測って数値化しているものです。2019年12月に公開された「Global Gender Gap Report 2020」で、日本は153か国中121位と過去最低を記録しました(前回は149か国中110位)。
ほかにも、各国の男女格差を測る主な国際的指標として、国連開発計画(UNDP)の「ジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index:GII)」(※2)というものがあります。GIIは、保健分野・エンパワーメント・労働市場の3つの側面から構成され、ジェンダー不平等による損失を示しています。0から1までの値を取り、1に近いほど不平等の度合いがより高いことを示します。2019年統計では、日本の値は0.099で、世界162か国中23位でした。ジェンダー不平等が1%拡大すれば、その国の人間開発指数(HDI)は0.75%低下すると指摘されています(※3)。
【コメント】「ジェンダーギャップ指数2021の公表にあたり」
https://cdp-japan.jp/news/20210331_1067
(※1)「Global Gender Gap Report 2020」