岩手県北上市で8月10日、全国女性キャラバン@岩手が開催されました。辻󠄀元清美参院議員、達増拓也岩手県知事、佐藤ケイ子岩手県議会議員などが弁士をつとめました。

 達増知事は「人口減少は危機的状況。若い人たちが十分な収入を得られず、また得られても働く環境が厳しく、結婚、出産、子育てが考えられない状況になっている。一定の収入が得られる仕事と結婚・出産・子育てのどれもが望めば実現できるワークライフバランスが大事で、雇用環境の改善、第2子からの保育料無償化など全国トップクラスの対策で子育てを支援する。また、県として、知事として全国よりも進んだ男女共同参画の感覚と多様性尊重の感覚を持ち、ジェンダー平等を岩手で実現させたい」と訴えました。

 続いて佐藤ケイ子議員からは、「地域から声を上げ、今の政治の流れを変えていきたい。達増知事と連携し、優良農地を活かす農業政策、雇用環境を改善させる労働政策の確立、ジェンダー平等・男女共同参画を進めるとともに、最低賃金制度など都市と地方の格差、男女の格差、正規と非正規の格差などを是正して、憲法理念を活かしながら県民の命と暮らしを守りたい」と訴えました。

 最後に辻󠄀元清美参院議員から、「立憲民主党が目指しているのは、公平公正な社会であり、すべての人が自分らしく生き、力を発揮できる社会。しかし家の仕事や子育て、介護はどうしても女性の負担になっている。外国人との共生も遅れている。私たちは、性別を問わずその個性と能力を十分に発揮できるジェンダー平等を確立するとともに、LGBTQ・性的マイノリティー、雇用形態などによって差別されない社会を構築したい」と話しました。さらに「都市と地方の格差、なぜ同じ日本に生まれて、同じような教育や財政的支援を受けられないのか。どこで生まれても格差のない状況をつくらなければならない。防衛費に43兆円というのなら、子育てや食糧自給率改善の農業に使うべき」と言葉を強めました。

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