立憲民主党代表選挙9日目となる9月15日、JR宇都宮駅前で「北関東ブロック立会演説会」を開催。吉田はるみ、野田佳彦、枝野幸男、泉健太各候補が、政見などを力強く訴えました。演説会終了後に各候補は聴衆・支持者らの輪に入り、それぞれ支持を求めました。発言順は開催場所ごとに変わります。


■吉田はるみ候補
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 生活者目線で訴えていきたいと述べた吉田候補は、街の声はやはり物価高対策をしてほしいという声が多いと指摘した上で、「私は、食料品の消費税率を3年間ゼロ税率にしたい。毎日の買い物の中で感じる痛税感を和らげていきたい。これは、皆さんが使えるお金を増やす特効薬になる」と訴えました。また、税の格差の是正にも触れ、「収入が1億円以上の富裕層の方の金融所得課税は世界水準では30%程ほど。日本は20%だがせめて25%ぐらいに上げて、税の格差をなくしていきたい」と述べました。


■野田佳彦候補
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 現在では70歳台はざらになった。さらに超高齢化も進むと思うと述べた野田候補は、「医療を根本的に変えなければならない。治療して診療報酬を稼ぐ医療から、予防する医療に変えていかなければならない。それが日本版家庭医制度だ。予防医療と健康政策に力を入れる仕組みづくりを目指す」と訴えました。また教育の無償化の重要性も訴え、「学ぶチャンスを誰もがつかめる国にしたい。将来世代のために投資をする、そういう世の中を作ることをお誓いしたい」と述べました。


■枝野幸男候補
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 「残念ながら日本はこの30年間は国全体としては成長しなかった。皆さんの賃金は実質的には全く上がっていない。物価高・円安を調整しようと日銀が動いたら株価は乱高下。日本は大きな曲がり角にある。この失われた30年をどう変えていくかが問われている」と指摘した枝野候補は、「人間中心の経済へ変える『ヒューマンエコノミクス』で日本を立ち直らせる。アベノミクスで酷くなった、人間を使い捨てにする経済ではなく、人に投資をして、人と支え合って元気に活力ある日本経済に立て直す」と力を込めました。


■泉健太候補
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 泉候補は、「普段から訴えている『人へ、未来へ、真っ当な政治へ』。これを繰り返し訴えることで、本気度が伝わる。この『人へ』の中には、非正規雇用の正規化、賃上げ、介護・保育の待遇改善、その政策が組み込まれている。そして、教育の無償化も組み込まれている。『未来へ』の中には、私がずっと言ってきた、特に地方経済の活性化が組み込まれている」と述べました。そして、政治を変えなければいけないとして、「強いものがどんどん強くなる自民党政治を変えるのは立憲民主党だ。私が第二幕の立憲民主党を引っ張る」と訴えました。