第50回衆院選最終日となった10月26日、野田佳彦代表は石川県輪島市を訪れ、こんどう和也・石川3区候補と車座対話集会を開くとともに、街頭演説では集まった支持者や聴衆を前に、与党の過半数割れも見えてきたと話し、立憲民主党候補へのさらなる支援を強く訴えました。
■こんどう和也・石川3区候補
こんどう候補は、「辛いときに顔を向けあい、泣きたいときには涙を流しあい、それでもここで生きて行こうと(する人たちを助けるのが)政治のそもそもの姿だ。今回の選挙を通じて私は教えられた」と述べた上で、「なぜこの時期に選挙をするのか。これまで政府・与党をほとんど批判してこなかったが、今回は本当に腹を立てている。『能登をなめるな』」と、解散・総選挙を決断した自民党・石破総理の姿勢を厳しく批判しました。
さらに、こんどう候補は、「能登の多くの皆さんが困っている。その声を政策に変えていく。私が勝利をすることで、石川3区の総意を示すことができる。早く国会に戻って、予算委員会の場で声を上げていきたい」と訴えました。
■野田佳彦代表
野田代表は、「10月9日の解散は信じられない思いだった」と振り返り、「補正予算の編成や選挙の繰り延べなどを提案したが、なりふり構わずの解散となってしまった。とても残念に思う」と、石破総理による衆院解散を現状ではありえないことと強く指摘しました。
選挙戦の最終日に石川3区を訪問した意義について、「私たちは、困っている人、弱っている人に寄り添う政治をずっと訴え、そして続けてきた。その場所はここであり、私たちが目指す政治の原点を確認するために訪問させていただいた」と語りました。
また野田代表は、「この街頭演説の前に、車座対話集会にも出席した。その中では、『仮設住宅に入ることができない』『公費解体の対象になれない』など、多くの要望や切実な声をいただいた。置き去りにしてはいけない現状を見て決意を新たにした」と復興・復旧に向け全力を尽くす覚悟を述べました。
自公の過半数割れが見えてきたと述べた野田代表は、「東日本大震災の時に民主党政権は1カ月で補正予算を組んだ。今回、政権交代ができたなら1カ月で補正予算を組む」と宣言し、災害対策、被災者支援を重要政策として掲げる立憲民主党へのいっそうの支援を求めました。
野田代表はまた、東京7区・松尾あきひろ候補、東京15区・酒井なつみ候補、東京10区・鈴木ようすけ候補、東京9区・山岸一生候補、東京11区・あくつ幸彦候補と街頭活動を行いました。