野田佳彦代表は東日本大震災から14年を迎えた3月11日、宮城県仙台市若林区を訪れ、東日本大震災慰霊之塔での献花や震災遺構である荒浜小学校を視察しました。鎌田さゆり衆院議員、柳沢剛衆院議員、石垣のりこ参院議員も参加しました。
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■慰霊碑・東日本大震災慰霊之塔(荒浜慈聖観音)で献花・黙礼
発災時刻の14時46分、野田代表は東日本大震災慰霊之塔(荒浜慈聖観音)で献花をし、黙祷を捧げました。

■深沼うみのひろばを訪問
「深沼うみのひろば」は、被災した深沼に賑わいを取り戻したいという課題を、深沼の自然に触れ、遊びながら解決しようと作られたみんなでつくる都市型アウトドア拠点です(深沼うみのひろばウェブサイトより)。
野田代表らは深沼うみのひろばの総合棟内にあるクラブハウスや「LaLaカフェ」を訪れました。棟内はカフェ以外にもインフォメーション、イベントスペース・キッズスペース・シャワールーム・授乳室も備えており、VR体験による防災学習を行うことができます。


■HOPE FOR project主催「風船リリース」に参加
野田代表は、震災遺構である仙台市立荒浜小学校で行われた「HOPE FOR project」主催の「風船リリース」に参加しました。この「風船リリース」は震災の翌年から毎年3月11日に行われています。元地域住民や海辺の町を訪れる方々が荒浜小学校の校庭に集い、「HOPE FOR」と書かれた花の種が入った風船を一斉に飛ばし、この地に住むことができなくなった方々も旧交を温める機会となっています。

■震災遺構仙台市立荒浜小学校を視察
2011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、住民ら320人が避難し、2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校を視察しました。津波による犠牲を再び出さないため、その校舎を震災遺構として公開し、津波の脅威や教訓を後世に伝えています。

■視察後、記者団への取材対応
野田代表は、視察終了後に記者団からの取材に応じました。視察を終えて野田代表は、「記憶の風化をさせてはいけないとつくづく感じた。教室の傷跡等、まざまざと当時の痕跡が残っていた。すさまじい衝撃だったなということと、避難した人たち含めて子どもたちも助かることができて改めて良かったと感じた」と振り返りました。大震災の教訓を今後どのように活かすかという質問に対し、「過去の経験を生かしながら防災・減災に活かす。建物の向きのお話も説明いただいたが、学校作りから地域作り含めて被災地を見るのは非常に参考になる」と話しました。
石破政権の復興政策に不十分なところを問われると、「能登の大きな地震が発災したあとに予備費で対応するなど、過去の経験が十分生きていないのではないかと思った。補正予算では復旧・復興について、われわれが修正した部分が石川県の補正予算となったので、年度内成立に動いているが、早く補正予算を組んでいれば、もっと早急に復興に近づいたかもしれないと思う。過去の大きな災害を踏まえた対応に学んでいかないといけない」と求めました。
