小川淳也幹事長は7月18日、東京都港区のJR新橋駅前で、立憲民主党公認で東京都選挙区に立候補している、塩村あやか候補とともに、「この選挙は非常に重要な選挙だ」と訴え、塩村候補を当選させてほしいと呼びかけました。司会は東京18区の松尾明弘衆院議員が務めました。

■塩村あやか候補

 物価高対策に言及した塩村候補は、「現在の円安基調の中、自分たちの国でエネルギーを作っていくことが必要になる。太陽光発電や蓄電池など、日本が強い分野にしっかりと政府が投資をしていくことは経済・産業対策にもなる。そして、海外から輸入するエネルギーを減らしていくことは長期的な物価高対策となる。短期的な物価高対策を述べている候補者はたくさんいるが、長期的な物価高対策を掲げている候補者はいない」と述べ、長期的な物価高対策を進めていく自身への支持を訴えました。

 塩村候補は、「不妊治療の保険適用や無痛分娩の普及促進、痛くない乳がん検診など、さまざまな進めたい政策がある。奨学金の返済額を税額控除にしたり、訪問介護事業者の倒産件数が過去最多となっていることから公務員介護士を復活させることも重要だ」などと述べた上で、「私の政策は地味なもので、SNSでバズるようなものではありません。しかし、この先の日本に絶対に必要な政策を並べています。そしてみんなで支え合う社会をしっかりと作っていくために働かせていただきたい」と語りかけ、当選のためにさらなる支援を求めました。

■小川淳也幹事長

 小川幹事長は塩村候補について、「私は、塩村候補が、不妊治療の問題や生殖医療、動物愛護問題、そして未成年のアダルトビデオへの出演問題、さらには悪質ホスト対策など、あらゆる問題に全身全霊で取り組んできた姿をずっと見てきた」と、取り組んできた課題を紹介。さらに、これらの問題は顕在化しにくく、ある意味これらはニッチな問題という受け止めをされることもあるとした上で、「塩村候補は、正義感、倫理観を持って一生懸命これらの問題を解決するために戦っている」と述べ、塩村候補を当選させてほしいと支援を求めました。

 また小川幹事長は、「2007年の参院選で当時の民主党の圧勝、さらには1989年の参院選で『山が動いた』という野党の圧勝もあったが、その山を動かしたのはその時の有権者だ。今回も山を動かさなければならない。私たちには、国民のための選択肢となる責任があり義務がある。国民は自民党に代わる選択肢を持つ権利と資格がある。それをこの参院選でしっかりと形にしていこう」と力を込め、立憲民主党への、塩村候補への大きな支持をいただきたいと述べました。