検査体制の拡充 | - 検査体制の検証、検査の実施体制の整備、必要な財政上の措置、医師の意見の尊重等を盛り込んだ「新型コロナウイルス検査拡充法案」を衆院に提出(2020年3月3日)。
- 補正予算の組み替え動議で、PCR検査体制の強化を含む緊急包括支援交付金について、地方の負担割合1/2を全額国費負担に切り替えるとともに、大幅に積み増すことを提案。
- 医師が必要と判断する者全員がPCR検査又は抗原検査を受けられるよう、検査実施機関・実施者の拡大を行うことを要請。
- 医療・介護・福祉・保育従事者・学校の教師などのエッセンシャルワーカーに、月2回の定期検査を公費で行うことを提案。
- 行政検査以外の検査体制の整備等を盛り込んだ新型インフルエンザ特別措置法及び感染症法改正案を衆院に提出。
- 令和2年度第3次補正予算の組み替え動議で、検査の普及促進を提案
- 令和3年度予算案の組替動議で、医療・介護従事者と、希望するエッセンシャルワーカーへの定期的公費検査実施(自費で検査した後の精算も可とする)、感染者の周辺をより広く無料検査、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案。
- 令和3年度補正予算の編成要求で、PCR検査の拡充(エッセンシャルワーカーに対する検査制度の構築、行政検査の対象拡大、自費検査促進のための財政措置)、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案(2021年6月8日)
- 行政検査の検査対象の拡大、エッセンシャルワーカーに対する検査制度の構築、民間事業者による検査の促進等を盛り込んだ「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
| - 令和2年度第2次補正予算で、緊急包括支援交付金について、全額国費負担に切り替えるとともに積み増すことを盛り込んだ。
- その他、地域外来・検査センターの設置及び検査研修の推進、PCR検査試薬の確保等を令和2年度第2次補正予算に盛り込んだ。
- 2020年8月28日、抗原簡易キットの大幅拡充(20万件/日程度)などを盛り込んだ「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」を決定。
- 2020年9月15日、予備費から検査体制の抜本的な拡充のために131億円を支出することを閣議決定。
- 令和2年度第3次補正予算で、検査体制の更なる充実に672億円を盛り込んだ。
| 一部実現 |
検査体制の拡充 | - 「感染拡大地域などにおいては、定期的なPCR検査を実施し、教職員、児童生徒などの感染状況の早期把握に努める」ことを提言(2021年9月10日)
- 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、検査の拡充(エッセンシャルワーカー無償検査、自費検査補助、教職員・児童の検査)、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案(2021年12月14日)。
- 空港検疫で、抗原定量検査ではなくPCR検査を行うこと、希望する人が安価にPCR検査を受けられるようにする体制整備、希望するエッセンシャルワーカーへの定期的無料PCR検査実施を厚労省に要請。(2021年12月21日)
- 無料検査(抗原検査やPCR検査)所の大幅な増加を政府に要請(2022年1月18日、1月27日)。
- 濃厚接触者等が迅速確実に検査を受けることができるよう、十分な検査キットを確保するなど検査体制を拡充することを政府に要請(2022年1月27日、2月4日)。
- 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、無料検査の実施、安価で迅速大量に検査できる機器の導入・普及を提案(2022年2月21日)。
- 検査試薬及び検査キットの供給体制の迅速な強化、無料PCR等検査の拡充を政府に要請(2022年7月15日、8月4日)。
- 抗原検査キットの配布を発熱外来以外で行うとともに、自治体による検査センターの設置を進めることを政府に要請(2022年8月4日)。
| - 令和3年度補正予算案に、①健康上の理由等によりワクチン接種を受けられない者を対象として、社会経済活動を行う際の検査を来年3月末まで予約不要、無料とできるよう支援する、②感染拡大の傾向が見られる場合に、都道府県の判断により、感染の不安がある無症状者に対し、検査を無料とできるよう支援を行うための予算を計上。
- 上記①の事業の対象者を拡大し、期限を2022年6月末まで延長、さらに8月末まで延長。上記②については、期限を定めず、継続して実施。
- 都道府県に対し、抗原定性検査キットを発熱外来で外来受診前に配布する体制の整備等を要請(2022年7月21日)。
- 都道府県に対して抗原定性検査キットを一定数配布することを通知(2022年7月25日)。
| 一部実現 |
ワクチン接種 ※2021年12月以降の事項のみ記載 | - ①オミクロン株対応のワクチンをできる限り早期に入手すること、②新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、一般の高齢者や基礎疾患のある方、介護職員等も2回目接種後 6ヶ月から可能とすることを厚労省に要請(2021年12月21日)
- 自治体への支援を強化し、3回目接種をさらに加速させ、1、2 月の接種スケジュールを前倒しすることを厚労省に要請(2022年1月18日)
- ①オミクロン対応ワクチンの確保に万全を期すこと、②国産ワクチンの早期開発に向け、さらに支援を強化することを政府に要請(2022年1月27日)
- 「一日100万回接種」体制の早期に確立し、高齢者や基礎疾患のある人などコロナ感染の高リスク者(特に高齢者施設入所者)への3回目接種を2月中に完了させることを政府に要請(2022年2月10日)
- 在外邦人が日本承認のワクチンを現地で3回目接種できるようにすること、追加接種を日本の空港でできるようにすることを政府に要請(2022年2月24日)
- アストラゼネカ社のワクチンを接種した者の3回目接種の考え方を示すことを政府に要請(2022年2月24日)
- 「接種券無し追加接種」を進めるなど、高齢者や基礎疾患を有する者、妊産婦などコロナ感染による高リスク者の接種の加速を図ること、特に高齢者施設入所者及び介護職員の3回目接種を2月中に確実に完了させることを政府に要請(2022年2月24日)
- ファイザー社製ワクチンの供給不足に伴う予約待ちが発生していることやモデルナ社製ワクチンの接種後に10 代、20 代男性の心筋炎・心膜炎疑いの報告頻度が多いことも踏まえ、接種の前倒しを円滑に進めるため、必要な量のファイザー社製ワクチンを速やかに確保・配分することを政府に要請(2022年3月14日)
- 国が、ワクチンの基礎的な研究開発から臨床試験に至る過程の取り組みに対する支援、支援により開発されたワクチンの買い取り等を実施するために必要な財政上の措置等を行うこと等を盛り込んだ「特定医薬品特措法案」を国会に提出(2022年3月29日)
- 4回目接種についての政府の考え方を早期に提示することを政府に要請(2022年4月22日)
- 希望する60歳未満の医療従事者や在宅介護従事者を含む介護従事者などのエッセンシャル・ワーカーを4回目接種の対象とすることを政府に要請(2022年6月7日、7月15日)
- ①希望する60歳未満の保育士をはじめとするエッセンシャル・ワーカーを至急ワクチン4回目接種の対象とすること 、②接種率の低い若者等の3回目接種を加速すること、③全ての希望者のワクチン4回目接種対象化についても早急に検討することを政府に要請(2022年7月28日、8月4日)
| - 令和3年度補正予算に、ワクチンの接種体制の整備・接種の実施のための予算を計上。
- オミクロン株に対する最新のエビデンスや感染状況等を踏まえながら、接種間隔を改めた。
- 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンによる追加接種を検討していくこととされた(2022年8月8日)。
- 自治体における接種体制の強化や、接種券の前倒し送付等の取組等を行う。
- 新型コロナワクチンに関しては、開発・生産に取り組んでいる国内企業に対し、日本医療研究開発機構(AMED)の事業を通じた研究開発支援に加え、生産体制の整備への補助や有効性を検証する臨床試験の実施費用に対する補助などの支援を実施。
- 高齢者施設の入所者や職員の3回目接種について、接種券なしでの接種の実施など、具体的な対応方針を示し、希望する高齢者施設の入所者等への接種を完了できるよう、各自治体に最大限の努力を求めた。
- 日本でのワクチン接種を希望する海外在留邦人等について、ファイザーを利用した3回目接種を実施(2022年3月14日)。
- mRNAへのアレルギーがある人もいてニーズもあることから、薬事申請があれば速やかにアストラゼネカ社ワクチンの3回目接種の承認手続きを進めたいとの回答(2022年2月24日)。
- 3回目接種用ワクチンとしては、最大で約1億1620万回分を2022年4月中に配送可能である旨を示した。このうち、ファイザー社のワクチンは半数を超える約5870万回分。
- 与党は、立憲民主党の「特定医薬品特措法案」に反対して否決(2022年4月)。
- 4回目接種の実施を開始(2022年5月25日)。
- 4回目のワクチン接種の対象を医療従事者や高齢者施設等の従事者に拡大(2022年7月22日)。
| 一部実現 |
医療機関等の経営に対する支援 | - 令和2年度第1次・第2次補正予算の組み替え動議で、コロナ対応により経営環境が悪化している、歯科を含む医療機関等の経営を支えるための給付金(医療機関等支援給付金)の創設を提案。
- その後も、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる医療機関のみならず、すべての医療機関等の経営支援について、速やかに支援を実施することを提案。
- 「立憲民主党コロナ緊急対策」(2020年11月20日)で「昨年からの減収分に対する経済的支援をする」ことを提案。
- 令和2年度第3次補正予算の組み替え動議で、医療機関の減収分の補填を提案。
- 令和3年度予算案の組替動議で、収入の減った全ての医療機関への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案。
- 令和3年度補正予算の編成要求で、収入の減った全ての医療機関への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案(2021年6月8日)
- 収入の減ったすべての医療機関への支援を提言(2021年9月10日)
| - 独立行政法人福祉医療機構による融資の優遇等で対応。
- 2020年9月15日、予備費から新型コロナウイルスの患者や発熱の患者に対応する医療機関を支援するための支出をすることを閣議決定(すべての医療機関等を対象とした経営支援の予算は盛り込まれていない)。
- 令和3年度予算に診療報酬上の特例的な対応(455億円)を計上。
| 引き続き要求 |
医療機関等の経営に対する支援 | - 感染症対策に関する診療報酬の上乗せ特例の延長を提言(2021年9月10日)、政府に申し入れ(9月29日)
- 医療機関に対する財政支援により、感染状況に対応した取組みをスピーディーかつ確実に推進すること等を目的とした「オミクロン・感染症対策支援法案」を衆院に提出(2022年2月7日)。
- 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案(2021年12月14日)。
- 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬の上乗せ特例の再実施を提案(2021年12月14日)。
- 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援を提案(2022年2月21日)。
- 緊急経済対策で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援を提言(2022年4月8日)。
| - 感染症対策に関する診療報酬の上乗せ特例を打ち切り、かかり増し経費を補助する補助金に切り替え(2021年10月~)
- 令和3年度補正予算に新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(重点医療機関等の病床確保や宿泊療養施設の確保、医療人材の確保などを支援し、医療提供体制等の強化等を図る)を計上。(事業開始は令和2年度1次補正予算)
- 転院・入院にかかるコロナ患者・コロナ疑い患者の受入拡大を図るための緊急支援を再開。2022年9月末まで延長。(事業開始は、令和2年度予備費)。
| 引き続き要求 |
病床確保等 ※2021年12月以降の事項のみ記載 | - ①医療提供体制(病床など)確保のため、都道府県等は医療機関と協定を締結でき、協定を締結した医療機関に協力金を前払いで包括的に支給する、②都道府県知事は医療機関に設備・人員の配置変更等を要請・指示でき、要請・指示に従った医療機関に協力金を支給すること、③政府対策本部長が、医療提供体制がひっ迫している都道府県知事からの要請により、他の都道府県と医療提供体制を調整することができる、④自宅療養者等に対する健康観察等を行った医療機関に協力金を支給すること等を盛り込んだ「オミクロン・感染症対策支援法案」を国会に提出(2022年2月7日)
- 感染症法等を改正し、都道府県を超えた患者の受け入れや医療従事者の派遣のための体制等を法的に整備することを政府に要請(2022年1月18日、1月27日、2月10日、2月24日、3月14日、4月22日、6月7日)
- 自宅死を出さないために、自宅療養者へのケアを充実するとともに、入院が必要な患者がすぐに入院できる体制を整備することを政府に要請(2022年1月18日、1月27日、2月10日、7月15日)
- 重症化リスクが高い人などが、確実に医療を受けられる「コロナかかりつけ医」制度を創設する「コロナかかりつけ医」法案を国会に提出(2022年3月29日)
- これまでの保健所中心の仕組みから平時にコロナ感染時の対応を依頼する医師を登録して有事に迅速な検査・治療の実施を可能とする患者・医師・医療機関中心の仕組み(コロナかかりつけ医制度)に転換することを政府に要請(2022年6月7日)
- 法的整備までの間は、首相をトップとする病床確保等本部を官邸に設置し、国と都道府県の協議の下、都道府県を越えて患者を受け入れる体制や医療関係者を融通し合う体制、在宅診療をフォローアップし保健所が対応できない自宅療養者等をケアする体制を確立することを政府に要請(2022年1月27日、2月10日、7月15日)
| - 令和3年度補正予算に新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(重点医療機関等の病床確保や宿泊療養施設の確保、医療人材の確保などを支援し、医療提供体制等の強化等を図る)を計上。(事業開始は令和2年度1次補正予算)
- 転院・入院にかかるコロナ患者・コロナ疑い患者の受入拡大を図るための緊急支援を再開。2022年9月末まで延長。(事業開始は、令和2年度予備費)。
- 与党は、立憲民主党の「オミクロン・感染症対策支援法案」に反対して否決(2022年4月)。
- 2022年の208回通常国会では感染症法改正案を提出せず、先送り。
- 自宅療養者等への対応について、改めて地域ごとの体制の確認を行い、更なる拡充・公表の取組を進めること等を求める事務連絡を自治体に発出(2022年7月5日)
- 重症患者や、中等症患者以下の患者で特に重症化リスクの高い人などが優先的に入院できる体制とすること等を求める事務連絡を自治体に発出(2022年7月22日)
- 与党は、立憲民主党の「コロナかかりつけ医」法案に反対して否決(2022年4月)。
- 岸田総理は、「かかりつけ医等の議論については、丁寧に進めさせていただく」等と答弁するだけで、「コロナかかりつけ医」の速やかな創設を拒んだ(2022年4月15日の衆議院厚生労働委員会)。
| 引き続き要求 |
医療従事者等への慰労金 | - 新型コロナウイルス感染症患者に対応する医療従事者等に20万円の慰労金を再度支給する。政府の慰労金では対象とならなかった保育所など子ども子育て支援施設の職員も支給対象とする。これらを盛り込んだ「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」を衆院に提出(2021年1月18日)
- コロナ対応医療従事者等(医療従事者、救急救命士、救急隊員、医療提供密接関連業務従事者、薬局薬剤師、介護・障害福祉サービス事業所の職員、子ども・子育て支援施設の職員等)に対して慰労金を支給する「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
- 緊急事態宣言の区域等で重症等の新型コロナウイルス患者に対する治療・看護等を行う医師、看護師等に対して「特別就労支援金」を支給する「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
- 緊急事態宣言の区域等で重症等の患者に対応する医師・看護師等に対して就労を支援するための特別就労支援金を支給するとともに、新型コロナ患者に対応している医療従事者等に追加の慰労金を給付することを提言(2021年9月10日)
- 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、医療従事者等への「慰労金」、特定医療従事者(重症等患者対応)への「特別就労支援金」支給を提案(2021年12月14日)。
| - 2度目の慰労金や子ども子育て支援施設の職員を対象とした慰労金、「特別就労支援金」は実施せず
| 引き続き要求 |