立憲民主党のコロナ戦略#beyondコロナへ

立憲民主党 共同会派 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対する取り組み

2022年8月31日 立憲民主党政務調査会

【すべての国民の生活を保障】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
全国民一律10万円給付 新型コロナの影響から国民生活を守るため、所得減少等に関わらず一律の給付が必要と提案し、議論をリード。 令和2年度第1次補正で実施。実現
追加給付
  • 収入が大幅に減少しているにもかかわらず、支援が十分でない個人への追加対策を検討することを提案。
  • 住民税非課税世帯、新型コロナウイルスの影響で家計が急変(大幅減収)した方に1人あたり10万円の特別給付金を支給する法案(コロナ特別給付金法案)を衆院に提出(2021年3月1日)。
  • 「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」の支給対象を大幅に拡大することを申し入れ(2021年6月4日)
  • 住民税非課税世帯、新型コロナウイルスの影響で家計が急変(大幅減収)した方に1人あたり10万円を支給することを申し入れ(2021年8月4日、9月15日、10月5日、11月11日)
実施せず。

総合支援資金の再貸付を終了した世帯や、再貸付について不承認とされた世帯等に対して「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」の支給を決定。

一部実現
追加給付
  • 住民税非課税世帯、新型コロナウイルスの影響で家計が急変(大幅減収)した方に1人あたり10万円の特別給付金を支給する法案(コロナ特別給付金法案)を衆院に再提出(2021年11月11日)。
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、住民税非課税世帯等に対する一人あたり10万円の給付金支給を提案(2021年12月14日)。
  • 新型コロナの影響によって所得が減少した「ワーキングプア」の方に1世帯あたり10万円の特別給付金を支給する法案(コロナ困窮労働者給付金法案)を衆院に提出(2021年12月17日)。
  • 新型コロナの影響によって所得が減少した「ワーキングプア」の方に、1世帯当たり10万円の給付金を支給することを厚労省に要請(2021年12月21日)。
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、生活困窮者自立支援金の延長、新型コロナの影響で減収した「ワーキングプア」の方への給付金支給を提案(2022年2月21日)。
  • 生活困窮者自立支援金の支給を2022年4月以降も継続することを政府に要請(2022年2月24日)。
  • 緊急経済対策で、生活困窮者自立支援金の延長、ワーキングプア、低年金者、低所得子育て世帯の方々に臨時の給付金の支給(5万円)を提言(2022年4月8日)。
  • 感染の拡大で影響を受ける事業者や生活困窮者等に対して必要な支援を行うことを政府に要請(2022年4月22日、6月7日)。
令和3年度補正予算案に、住民税非課税世帯、家計急変世帯に、1世帯あたり10万円給付を計上。

総合支援資金(再貸付)に代えて、総合支援資金(初回)を借り終えた一定の困窮世帯にも生活困窮者自立支援金を支給するとともに、再支給を可能とすることを決定(2021年11月)。
令和3年度補正予算に生活困窮者自立支援金の追加の予算を計上。2022年4月に求職要件を緩和。申請期間を2022年9月末まで延長。
一部実現

【新型コロナ感染抑制、医療機関支援】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
感染拡大防止のためのインフル特措法改正等
  • 知事による緊急事態宣言発出等の要請、基本的対処方針の変更等の要請、緊急事態宣言下の知事による立入検査、都道府県による給付金の支給、医療・検査体制の強化、海外からの感染防止の強化等を盛り込んだ「新型インフル特措法及び感染症法改正案」、「入管法改正案」を2020年12月、衆院に提出。
  • 右の政府案に関しては、刑事罰の撤回、過料の見直し、まん延防止等重点措置発令要件の明確化と国会の関与、事業規模に応じた補償などについて、修正を求めた。与野党協議の結果、立憲民主党が求めた修正の多くが実現した。
  • ①緊急事態宣言下において、患者等に対する医療を確実に行うため、都道府県知事が医療機関に対し、設備、人員の配置の変更等の要請・指示をできるようにすること、②都道府県知事から政府に求めがあった場合に、他の都道府県の知事に対し、患者等の受け入れのため必要な措置を取ることを要請できるようにすること等を盛り込んだ「新型インフル特措法等改正案」を2021年6月、衆院に提出。
野党提出法案から遅れること約50日、2021年1月に、政府は特措法・感染症法等改正案を提出。左の通り、立憲民主党が求めた修正の多くが実現したため、立憲民主党も賛成して、法案成立。 立憲民主党の修正要求の多くは実現したが、過料の見直しなどを引き続き要求

新型インフル特措法 実現した修正項目

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
検査体制の拡充
  • 検査体制の検証、検査の実施体制の整備、必要な財政上の措置、医師の意見の尊重等を盛り込んだ「新型コロナウイルス検査拡充法案」を衆院に提出(2020年3月3日)。
  • 補正予算の組み替え動議で、PCR検査体制の強化を含む緊急包括支援交付金について、地方の負担割合1/2を全額国費負担に切り替えるとともに、大幅に積み増すことを提案。
  • 医師が必要と判断する者全員がPCR検査又は抗原検査を受けられるよう、検査実施機関・実施者の拡大を行うことを要請。
  • 医療・介護・福祉・保育従事者・学校の教師などのエッセンシャルワーカーに、月2回の定期検査を公費で行うことを提案。
  • 行政検査以外の検査体制の整備等を盛り込んだ新型インフルエンザ特別措置法及び感染症法改正案を衆院に提出。
  • 令和2年度第3次補正予算の組み替え動議で、検査の普及促進を提案
  • 令和3年度予算案の組替動議で、医療・介護従事者と、希望するエッセンシャルワーカーへの定期的公費検査実施(自費で検査した後の精算も可とする)、感染者の周辺をより広く無料検査、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案。
  • 令和3年度補正予算の編成要求で、PCR検査の拡充(エッセンシャルワーカーに対する検査制度の構築、行政検査の対象拡大、自費検査促進のための財政措置)、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案(2021年6月8日)
  • 行政検査の検査対象の拡大、エッセンシャルワーカーに対する検査制度の構築、民間事業者による検査の促進等を盛り込んだ「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
  • 令和2年度第2次補正予算で、緊急包括支援交付金について、全額国費負担に切り替えるとともに積み増すことを盛り込んだ。
  • その他、地域外来・検査センターの設置及び検査研修の推進、PCR検査試薬の確保等を令和2年度第2次補正予算に盛り込んだ。
  • 2020年8月28日、抗原簡易キットの大幅拡充(20万件/日程度)などを盛り込んだ「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」を決定。
  • 2020年9月15日、予備費から検査体制の抜本的な拡充のために131億円を支出することを閣議決定。
  • 令和2年度第3次補正予算で、検査体制の更なる充実に672億円を盛り込んだ。
一部実現
検査体制の拡充
  • 「感染拡大地域などにおいては、定期的なPCR検査を実施し、教職員、児童生徒などの感染状況の早期把握に努める」ことを提言(2021年9月10日)
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、検査の拡充(エッセンシャルワーカー無償検査、自費検査補助、教職員・児童の検査)、安価で迅速大量に検査できる機器の普及を提案(2021年12月14日)。
  • 空港検疫で、抗原定量検査ではなくPCR検査を行うこと、希望する人が安価にPCR検査を受けられるようにする体制整備、希望するエッセンシャルワーカーへの定期的無料PCR検査実施を厚労省に要請。(2021年12月21日)
  • 無料検査(抗原検査やPCR検査)所の大幅な増加を政府に要請(2022年1月18日、1月27日)。
  • 濃厚接触者等が迅速確実に検査を受けることができるよう、十分な検査キットを確保するなど検査体制を拡充することを政府に要請(2022年1月27日、2月4日)。
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、無料検査の実施、安価で迅速大量に検査できる機器の導入・普及を提案(2022年2月21日)。
  • 検査試薬及び検査キットの供給体制の迅速な強化、無料PCR等検査の拡充を政府に要請(2022年7月15日、8月4日)。
  • 抗原検査キットの配布を発熱外来以外で行うとともに、自治体による検査センターの設置を進めることを政府に要請(2022年8月4日)。
  • 令和3年度補正予算案に、①健康上の理由等によりワクチン接種を受けられない者を対象として、社会経済活動を行う際の検査を来年3月末まで予約不要、無料とできるよう支援する、②感染拡大の傾向が見られる場合に、都道府県の判断により、感染の不安がある無症状者に対し、検査を無料とできるよう支援を行うための予算を計上。
  • 上記①の事業の対象者を拡大し、期限を2022年6月末まで延長、さらに8月末まで延長。上記②については、期限を定めず、継続して実施。
  • 都道府県に対し、抗原定性検査キットを発熱外来で外来受診前に配布する体制の整備等を要請(2022年7月21日)。
  • 都道府県に対して抗原定性検査キットを一定数配布することを通知(2022年7月25日)。
一部実現
ワクチン接種
※2021年12月以降の事項のみ記載
  • ①オミクロン株対応のワクチンをできる限り早期に入手すること、②新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、一般の高齢者や基礎疾患のある方、介護職員等も2回目接種後 6ヶ月から可能とすることを厚労省に要請(2021年12月21日)
  • 自治体への支援を強化し、3回目接種をさらに加速させ、1、2 月の接種スケジュールを前倒しすることを厚労省に要請(2022年1月18日)
  • ①オミクロン対応ワクチンの確保に万全を期すこと、②国産ワクチンの早期開発に向け、さらに支援を強化することを政府に要請(2022年1月27日)
  • 「一日100万回接種」体制の早期に確立し、高齢者や基礎疾患のある人などコロナ感染の高リスク者(特に高齢者施設入所者)への3回目接種を2月中に完了させることを政府に要請(2022年2月10日)
  • 在外邦人が日本承認のワクチンを現地で3回目接種できるようにすること、追加接種を日本の空港でできるようにすることを政府に要請(2022年2月24日)
  • アストラゼネカ社のワクチンを接種した者の3回目接種の考え方を示すことを政府に要請(2022年2月24日)
  • 「接種券無し追加接種」を進めるなど、高齢者や基礎疾患を有する者、妊産婦などコロナ感染による高リスク者の接種の加速を図ること、特に高齢者施設入所者及び介護職員の3回目接種を2月中に確実に完了させることを政府に要請(2022年2月24日)
  • ファイザー社製ワクチンの供給不足に伴う予約待ちが発生していることやモデルナ社製ワクチンの接種後に10 代、20 代男性の心筋炎・心膜炎疑いの報告頻度が多いことも踏まえ、接種の前倒しを円滑に進めるため、必要な量のファイザー社製ワクチンを速やかに確保・配分することを政府に要請(2022年3月14日)
  • 国が、ワクチンの基礎的な研究開発から臨床試験に至る過程の取り組みに対する支援、支援により開発されたワクチンの買い取り等を実施するために必要な財政上の措置等を行うこと等を盛り込んだ「特定医薬品特措法案」を国会に提出(2022年3月29日)
  • 4回目接種についての政府の考え方を早期に提示することを政府に要請(2022年4月22日)
  • 希望する60歳未満の医療従事者や在宅介護従事者を含む介護従事者などのエッセンシャル・ワーカーを4回目接種の対象とすることを政府に要請(2022年6月7日、7月15日)
  • ①希望する60歳未満の保育士をはじめとするエッセンシャル・ワーカーを至急ワクチン4回目接種の対象とすること 、②接種率の低い若者等の3回目接種を加速すること、③全ての希望者のワクチン4回目接種対象化についても早急に検討することを政府に要請(2022年7月28日、8月4日)
  • 令和3年度補正予算に、ワクチンの接種体制の整備・接種の実施のための予算を計上。
  • オミクロン株に対する最新のエビデンスや感染状況等を踏まえながら、接種間隔を改めた。
  • 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンによる追加接種を検討していくこととされた(2022年8月8日)。
  • 自治体における接種体制の強化や、接種券の前倒し送付等の取組等を行う。
  • 新型コロナワクチンに関しては、開発・生産に取り組んでいる国内企業に対し、日本医療研究開発機構(AMED)の事業を通じた研究開発支援に加え、生産体制の整備への補助や有効性を検証する臨床試験の実施費用に対する補助などの支援を実施。
  • 高齢者施設の入所者や職員の3回目接種について、接種券なしでの接種の実施など、具体的な対応方針を示し、希望する高齢者施設の入所者等への接種を完了できるよう、各自治体に最大限の努力を求めた。
  • 日本でのワクチン接種を希望する海外在留邦人等について、ファイザーを利用した3回目接種を実施(2022年3月14日)。
  • mRNAへのアレルギーがある人もいてニーズもあることから、薬事申請があれば速やかにアストラゼネカ社ワクチンの3回目接種の承認手続きを進めたいとの回答(2022年2月24日)。
  • 3回目接種用ワクチンとしては、最大で約1億1620万回分を2022年4月中に配送可能である旨を示した。このうち、ファイザー社のワクチンは半数を超える約5870万回分。
  • 与党は、立憲民主党の「特定医薬品特措法案」に反対して否決(2022年4月)。
  • 4回目接種の実施を開始(2022年5月25日)。
  • 4回目のワクチン接種の対象を医療従事者や高齢者施設等の従事者に拡大(2022年7月22日)。
一部実現
医療機関等の経営に対する支援
  • 令和2年度第1次・第2次補正予算の組み替え動議で、コロナ対応により経営環境が悪化している、歯科を含む医療機関等の経営を支えるための給付金(医療機関等支援給付金)の創設を提案。
  • その後も、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる医療機関のみならず、すべての医療機関等の経営支援について、速やかに支援を実施することを提案。
  • 「立憲民主党コロナ緊急対策」(2020年11月20日)で「昨年からの減収分に対する経済的支援をする」ことを提案。
  • 令和2年度第3次補正予算の組み替え動議で、医療機関の減収分の補填を提案。
  • 令和3年度予算案の組替動議で、収入の減った全ての医療機関への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案。
  • 令和3年度補正予算の編成要求で、収入の減った全ての医療機関への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案(2021年6月8日)
  • 収入の減ったすべての医療機関への支援を提言(2021年9月10日)
  • 独立行政法人福祉医療機構による融資の優遇等で対応。
  • 2020年9月15日、予備費から新型コロナウイルスの患者や発熱の患者に対応する医療機関を支援するための支出をすることを閣議決定(すべての医療機関等を対象とした経営支援の予算は盛り込まれていない)。
  • 令和3年度予算に診療報酬上の特例的な対応(455億円)を計上。
引き続き要求
医療機関等の経営に対する支援
  • 感染症対策に関する診療報酬の上乗せ特例の延長を提言(2021年9月10日)、政府に申し入れ(9月29日)
  • 医療機関に対する財政支援により、感染状況に対応した取組みをスピーディーかつ確実に推進すること等を目的とした「オミクロン・感染症対策支援法案」を衆院に提出(2022年2月7日)。
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援(クラスターが発生したことによる減収への支援含む)を提案(2021年12月14日)。
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬の上乗せ特例の再実施を提案(2021年12月14日)。
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援を提案(2022年2月21日)。
  • 緊急経済対策で、収入の減った全ての医療機関・介護施設への経済的支援を提言(2022年4月8日)。
  • 感染症対策に関する診療報酬の上乗せ特例を打ち切り、かかり増し経費を補助する補助金に切り替え(2021年10月~)
  • 令和3年度補正予算に新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(重点医療機関等の病床確保や宿泊療養施設の確保、医療人材の確保などを支援し、医療提供体制等の強化等を図る)を計上。(事業開始は令和2年度1次補正予算)
  • 転院・入院にかかるコロナ患者・コロナ疑い患者の受入拡大を図るための緊急支援を再開。2022年9月末まで延長。(事業開始は、令和2年度予備費)。
引き続き要求
病床確保等
※2021年12月以降の事項のみ記載
  • ①医療提供体制(病床など)確保のため、都道府県等は医療機関と協定を締結でき、協定を締結した医療機関に協力金を前払いで包括的に支給する、②都道府県知事は医療機関に設備・人員の配置変更等を要請・指示でき、要請・指示に従った医療機関に協力金を支給すること、③政府対策本部長が、医療提供体制がひっ迫している都道府県知事からの要請により、他の都道府県と医療提供体制を調整することができる、④自宅療養者等に対する健康観察等を行った医療機関に協力金を支給すること等を盛り込んだ「オミクロン・感染症対策支援法案」を国会に提出(2022年2月7日)
  • 感染症法等を改正し、都道府県を超えた患者の受け入れや医療従事者の派遣のための体制等を法的に整備することを政府に要請(2022年1月18日、1月27日、2月10日、2月24日、3月14日、4月22日、6月7日)
  • 自宅死を出さないために、自宅療養者へのケアを充実するとともに、入院が必要な患者がすぐに入院できる体制を整備することを政府に要請(2022年1月18日、1月27日、2月10日、7月15日)
  • 重症化リスクが高い人などが、確実に医療を受けられる「コロナかかりつけ医」制度を創設する「コロナかかりつけ医」法案を国会に提出(2022年3月29日)
  • これまでの保健所中心の仕組みから平時にコロナ感染時の対応を依頼する医師を登録して有事に迅速な検査・治療の実施を可能とする患者・医師・医療機関中心の仕組み(コロナかかりつけ医制度)に転換することを政府に要請(2022年6月7日)
  • 法的整備までの間は、首相をトップとする病床確保等本部を官邸に設置し、国と都道府県の協議の下、都道府県を越えて患者を受け入れる体制や医療関係者を融通し合う体制、在宅診療をフォローアップし保健所が対応できない自宅療養者等をケアする体制を確立することを政府に要請(2022年1月27日、2月10日、7月15日)
  • 令和3年度補正予算に新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(重点医療機関等の病床確保や宿泊療養施設の確保、医療人材の確保などを支援し、医療提供体制等の強化等を図る)を計上。(事業開始は令和2年度1次補正予算)
  • 転院・入院にかかるコロナ患者・コロナ疑い患者の受入拡大を図るための緊急支援を再開。2022年9月末まで延長。(事業開始は、令和2年度予備費)。
  • 与党は、立憲民主党の「オミクロン・感染症対策支援法案」に反対して否決(2022年4月)。
  • 2022年の208回通常国会では感染症法改正案を提出せず、先送り。
  • 自宅療養者等への対応について、改めて地域ごとの体制の確認を行い、更なる拡充・公表の取組を進めること等を求める事務連絡を自治体に発出(2022年7月5日)
  • 重症患者や、中等症患者以下の患者で特に重症化リスクの高い人などが優先的に入院できる体制とすること等を求める事務連絡を自治体に発出(2022年7月22日)
  • 与党は、立憲民主党の「コロナかかりつけ医」法案に反対して否決(2022年4月)。
  • 岸田総理は、「かかりつけ医等の議論については、丁寧に進めさせていただく」等と答弁するだけで、「コロナかかりつけ医」の速やかな創設を拒んだ(2022年4月15日の衆議院厚生労働委員会)。
引き続き要求
医療従事者等への慰労金
  • 新型コロナウイルス感染症患者に対応する医療従事者等に20万円の慰労金を再度支給する。政府の慰労金では対象とならなかった保育所など子ども子育て支援施設の職員も支給対象とする。これらを盛り込んだ「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」を衆院に提出(2021年1月18日)
  • コロナ対応医療従事者等(医療従事者、救急救命士、救急隊員、医療提供密接関連業務従事者、薬局薬剤師、介護・障害福祉サービス事業所の職員、子ども・子育て支援施設の職員等)に対して慰労金を支給する「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
  • 緊急事態宣言の区域等で重症等の新型コロナウイルス患者に対する治療・看護等を行う医師、看護師等に対して「特別就労支援金」を支給する「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
  • 緊急事態宣言の区域等で重症等の患者に対応する医師・看護師等に対して就労を支援するための特別就労支援金を支給するとともに、新型コロナ患者に対応している医療従事者等に追加の慰労金を給付することを提言(2021年9月10日)
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、医療従事者等への「慰労金」、特定医療従事者(重症等患者対応)への「特別就労支援金」支給を提案(2021年12月14日)。
  • 2度目の慰労金や子ども子育て支援施設の職員を対象とした慰労金、「特別就労支援金」は実施せず
引き続き要求

【子育て世帯支援、女性や子どもの人権擁護】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
子育て世帯への支援 子育て世帯をはじめ広く大胆に国民へ給付を行うことを提案。
  • 10万円相当の給付について、各地方公共団体が地域の実情に応じて自主的に支給方法を決めることを可能にする「子ども給付金全額現金給付可能法案」を国会に提出(2021年12月10日)。
  • 10万円相当の給付について、支給基準日である2021年9月1日以降に離婚した場合に、実際に子どもを養育している者が支給を受けられないケースが発覚したため、現に養育している者が受給できるよう、「離婚世帯子ども給付金支給法案」を国会に提出(2022年1月18日)
  • 令和2年度第1次補正予算により、児童手当(本則給付)を受給する世帯に対し、対象児童一人あたり1万円の臨時特別給付金を支給。
  • 令和3年度補正予算に、児童を養育している者の年収が 960 万円以上の世帯を除き、0歳から高校3年生までの子供たちに1人当たり 10 万円相当の給付を行う予算を計上。当初、5万円は現金、残りの5万円はクーポンで支給する方針。
  • 上記10万円相当の給付について、現金一括給付を容認。
  • 支給基準日である2021年9月1日以降に離婚し、実際に子どもを養育している者に対して、10万円相当の給付を国の責任で支給すると方針転換。
一部実現
ひとり親世帯等への支援
  • 低所得のひとり親世帯などへの臨時特別給付金の予備費を使った年内の2度目の支給を要望(2020年11月4日)
  • 低所得であるひとり親世帯に対する緊急の支援に関する法律案(ひとり親世帯給付金年内支給法案)を提出(2020年11月16日)。与野党協議を申し入れ。
  • 低所得のひとり親と、ひとり親家庭以外で生活に困窮する子育て家庭に臨時特別給付金を2回にわたって支給する「『子ども貧困』給付金法案」を提出(2021年1月22日)。
  • 政府が3月に支給を決定した「子育て世帯生活支援特別給付金」と同内容の給付金を9月末までに支給する「『子育て世帯給付金』再支給法案」を提出(2021年6月3日)
  • ひとり親世帯臨時特別給付金を再支給
  • 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を支給することを決定。ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯も支給対象。
実現
ひとり親世帯等への支援
  • 低所得のひとり親世帯とふたり親世帯に対し、子ども(18歳まで)1人あたり5万円を支給することを申し入れ(2021年8月4日、9月2日、9月15日、10月5日)
  • 緊急経済対策で、低所得子育て世帯の方々に臨時の給付金の支給(5万円)を提言(2022年4月8日)。
  • コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」で、低所得の子育て世帯に対する給付金(児童一人当たり一律5万円)の給付を決定(2022年4月26日)。
 
保育所等に対する支援
  • 保育所や学童保育等で働く人に慰労金を支給することを厚労省に要請。
  • 認可外保育施設の利用者や施設に対する助成の実施を厚労省に要請。
  • 政府の慰労金では対象とならなかった保育所など子ども子育て支援施設の職員も支給対象とする「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」を提出(2021年1月18日)
  • 医療従事者に加えて、子ども・子育て支援施設の職員等に対して慰労金を支給する「国民の命を守るための検査拡充・病床確保・医療従事者等支援3法案」を提出(2021年6月11日)
実施せず。
  • 令和3年度補正予算に、保育所等において職員が感染症対策の徹底を図りながら保育を継続的に実施していくために必要な経費等を補助する予算を計上。
  • 令和3年度補正予算に、小学校の臨時休業に伴い、午前中から放課後児童クラブを開所する等を行った場合に、追加で生じる費用について財政支援を行う予算を計上。
引き続き要求
妊婦対策
  • コロナの不安を抱えて働く妊婦に、事業主の安全配慮義務を徹底することや、妊娠中の労働者への適切な配慮がなされること等を、政府に提言。
  • 新型コロナ専門病院化等により転院を強いられる妊婦等が、転院に係る追加費用を負担することのないよう、国として財政支援を講じることなどを申し入れ。
  • 厚生労働省が職場での配慮を呼びかけ。
  • 医師等の指導に基づき妊婦の休業や勤務軽減など事業主に適切な措置を講じるよう指針を改定。妊婦を休業させた企業への助成として令和2年度第2次補正予算に90億円計上。出産直前で希望する妊婦にPCR検査費用を補助。
  • 妊婦等に係る支援については、地方創生臨時交付金の活用で対応。
  • 令和3年度補正予算に、新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策事業(①不安を抱える妊産婦への寄り添い支援、②不安を抱える妊婦等への分娩前のウイルス検査、③オンラインによる保健指導等の実施、④育児等支援サービスの提供)の予算を計上(事業開始は令和2年度2次補正予算)
  • 令和3年度補正予算に、疑い患者を診療する救急医療・周産期医療・小児医療のいずれかを行う医療機関の院内感染を防止するために必要な設備整備等を支援する予算を計上。(事業開始は令和2年度2次補正予算)。
  • 令和4年度予算に、医師等の指導により、休業が必要とされた妊娠中の女性労働者に有給休暇を取得させる事業主に対する助成を行う予算を計上(事業開始は令和2年度2次補正予算)。
一部実現
DV、児童虐待、性被害への対応拡充 SNS等を利用した相談体制構築や窓口拡充、緊急事態宣言下においても支援につながる体制整備、自治体や民間支援団体等の相談窓口を閉鎖しないことを提言。 令和2年度第1次、第2次補正予算で相談支援体制の強化が図られている。
  • 令和4年度予算に、要保護児童対策地域協議会が中核となって、様々な地域ネットワークを総動員し、支援ニーズの高い子ども等を見守り、必要な支援につなげることができる体制の強化を推進する予算を計上(事業開始は令和2年度2次補正予算)。
一部実現
風俗産業等への差別是正
  • 風俗産業等従事者も小学校休業等対応支援金の支給対象とするよう提言。
  • 納税義務を果たしている性風俗産業事業者への持続化給付金の適用も求めている。
  • 風俗産業等従事者については、当初、小学校休業等対応助成金・支援金の適用除外としていたが、支給対象とした。
  • 性風俗産業事業者への持続化給付金の適用は、いまだ実施せず。
一部実現

【教育関連費の軽減、学びの保障】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
経済的に困窮した学生への支援授業料の半額免除、最大20万円の給付金、奨学金返還免除を内容とする「コロナ困窮学生支援法案」を提出。

住民税非課税世帯、新型コロナウイルスの影響で家計が急変(大幅減収)した方に10万円の特別給付金を支給する法案(コロナ特別給付金法案)を衆院に提出(2021年3月1日)。再提出(2021年11月11日)
法案では、アパート、下宿等で一人暮らしするなどアルバイト収入、仕送り等により学費等を賄っている大学生等でアルバイト収入、仕送り等が大幅に減少し、生活の維持が困難となっている者等も対象としている。
アルバイト等収入の減った住民税非課税世帯の学生には20万円、それ以外の学生に10万円を支給する「学生支援緊急給付金」を令和2年度第1次補正予算の予備費を用いて実施。

令和3年度補正予算案に、厳しい状況にある学生等の学びを継続するための緊急給付金(10万円)を計上。
引き続き要求

一部実現
学びの保障 学校休校による学習の遅れや受験機会等への保障等について、対策を行うことを提言。 文部科学省は、「学びの保障総合対策パッケージ」をまとめ、対策を進めているが、学校や子どもたちの負担や不安は解消されていない。引き続き要求
増員されたスクールサポートスタッフについて、報酬を引き上げるとともに来年度以降も雇用を維持することを提案 スクールサポートスタッフの雇用を来年度も維持一部実現
学校支援金の再給付を提案 学校現場のニーズも伺いながら、必要な支援について検討引き続き要求
学びの機会の保障 教員の加配と少人数学級の推進を提案。 加配教員の追加配置の予算を確保(補正予算)一部実現
入学試験・資格試験が安全・円滑に行われるよう求める 入試実施のガイドラインを策定、安全対策の徹底など実現

【働く人・仕事を失った人などを支援】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
雇用調整助成金の拡充
  • 雇用調整助成金の日額上限の引き上げや、企業の規模を問わず、減収が著しい事業者については助成率を10/10とすることを提案し、議論をリード。
  • 特例措置を2021年6月末まで延長することを提案。
  • 「コロナ非正規労働者救済法案」を提出し(2021年2月8日)、休業手当の支払いを促進するため、令和3年1月8日以降労働者を解雇せず休業させた事業主に対する「雇用調整助成金」の助成率を、政令で定める日(令和3年6月末を想定)まで10/10とすることを提案。日額上限等の特例措置についても同様の期間延長することを想定。
  • 令和3年度補正予算の編成要求で、雇用調整助成金特例の延長を提案(2021年6月8日)
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、雇用調整助成金特例の延長(特例措置の縮減撤回、大企業助成率の引き上げ、等を含む)を提案(2021年12月14日)。
  • 雇用調整助成金の特例措置の縮減撤回、助成率の引き上げを政府に要請(2022年1月27日)。
  • 雇用調整助成金の特例措置を2022年4月以降も継続すること、助成率を引き上げることを政府に要請(2022年2月24日)。
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、雇用調整助成金の特例措置の拡充(助成率を10/10に引き上げなど)を提案(2022年2月21日)。
  • 緊急経済対策で、雇用調整助成金の拡充(助成率を10/10に引き上げなど)を提言(2022年4月8日)。
  • 令和2年度第2次補正予算で、雇用調整助成金の日額上限を15,000円まで引き上げ、解雇等を行わない中小企業の助成率を10/10に引き上げ等を行う。
  • 特例措置を緊急事態宣言が全国で解除された月の翌月末まで延長
  • 緊急事態宣言対象地域で、知事の要請を受け営業時間の短縮へ協力する飲食店など、大企業の助成率を最大10/10に引き上げ
  • 2021年5月・6月・7月・8月の4か月間、原則的な措置を縮減するとともに、感染が拡大している地域・特に業況が厳しい企業について特例を設ける
  • 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象区域で、知事による営業時間の短縮等の要請等に協力する大企業の助成率を最大10/10に引き上げ
  • • 2022年3月まで特例を延長するものの、措置の一部を縮減することを決定(2021年11月)
  • 2022年6月まで特例を延長。
  • 2022年9月まで特例を延長。
一部実現
休業等で減収となった労働者への支援
  • 賃金が2割以上減少した全ての労働者に対して、その労働者の請求により、労働者生活支援給付金を支給すること等を盛り込んだ「新型コロナウイルス休業者・失業者支援法案」を衆院に提出。
  • 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の拡充(①対象をすべての企業とすること、②日々雇用、シフト制アルバイト、登録型派遣等の労働者についても支援金・給付金の支給ができるよう措置を講ずること、③期限を今年度末まで延長すること等)を要望
  • シフト制・日々雇用の方々の休業支援金・給付金の受給を容易にすること、大企業の非正規労働者も休業支援金・給付金を受給できるようにすることなどを盛り込んだ「休業支援金拡充法案」を衆院に提出
  • 2020年4月から9月までの休業支援金・給付金の申請締切を、2021年3月末まで延長することを要望
  • 昨年4月に遡って大企業の労働者を休業支援金・給付金の対象にする「コロナ非正規労働者救済法案」を提出(2月8日)。
  • 「zero コロナ」戦略、令和3年度予算案組替動議で、休業支援金・給付金の2021年6 月末までの延長を提案
  • 2020年4月から9月までの休業分についての申請締切を、2021年7月末まで延長することを要望
  • 令和3年度補正予算の編成要求で、休業支援金・給付金の延長を提案(2021年6月8日)
  • 2020年10月30日、事実上、日々雇用、シフト制のアルバイト、登録型派遣などの非正規雇用にも大幅に対象拡大する新しいリーフレットを公表
  • 期限を緊急事態宣言が全国で解除された月の翌月末まで延長
  • 2020年4~9月の休業についての申請期限を2021年3月末まで延長
  • 休業支援金の対象に、大企業で働く非正規労働者も加えることを発表。ただし、対象期間や対象者を限定
  • 2021年5月・6月・7月・8月の4か月間、原則的な措置を縮減するとともに、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象区域について特例を設ける
  • 2020年4~9月の休業(中小企業に勤務していて10月30日に公表したリーフレットの対象となる方)についての申請期限を2021年7月末まで延長
  • 2022年3月まで延長するものの、措置の一部を縮減することを決定(2021年11月)
  • 2022年6月まで延長。
  • 2022年9月まで延長。
一部実現
失業者に対する支援の拡充 「コロナ非正規労働者救済法案」で次の事項を提案。
  • 失業手当給付額の支給割合の20%引き上げや、失業手当の給付日数の一律90日間延長
  • 職業訓練受講給付金受給者に対し、臨時職業訓練受講給付金(職業訓練受講給付金と同額の10万円程度)を支給
  • 生活保護法上の要保護者の生活支援のための措置
  • 令和3年度補正予算案に対する組み替え動議で、雇用保険等の特例措置の実施(失業手当の給付日数の延長等)を提案(2021年12月14日)。
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、雇用保険等の特例措置の実施(失業手当の給付額の支給割合引き上げ、所定給付日数の延長など)を提案(2022年2月21日)。
  • 緊急経済対策で、雇用保険等の特別措置の実施(失業手当の給付額の支給割合引き上げ、所定給付日数の延長など)を提言(2022年4月8日)。
令和2年度第2次補正予算で、失業手当の給付日数を60日延長。
  • 求職者支援制度について、対象者の要件を緩和するなどの特例措置を実施。
一部実現
テレワークへの支援 電子署名に「リモート署名」を含め、当面電磁的記録を電子署名に準ずると推定する「テレワーク促進法案」を共同会派で提出。 2021年6月19日、押印についてのQ&Aを公表引き続き要求
住居確保給付金の拡充
  • 住居確保給付金の期限(9か月)の延長を提案
  • さらに支給対象期間の延長・支給額の拡充を申し入れ(1月12日)
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、住居確保給付金の特例支給の延長を提案(2022年2月21日)。
  • 住居確保給付金の特例支給を2022年4月以降も継続することを政府に要請(2022年2月24日)。
  • 緊急経済対策で、住居確保給付金の支給の延長を提案(2022年4月8日)。
  • 住居確保給付金の期限(9か月)を12か月に延長(2020年度中に新規で申請した方に限る)
  • 支給が終了した方に対して、3か月間の再支給を可能とした(その申請期間を2022年9月末まで延長予定)。
  • 住居確保給付金と職業訓練受講給付金の併給を可能とした(その申請期間を2022年9月末まで延長予定)
  • 令和3年度補正予算に追加の予算を計上。
一部実現
生活福祉資金の拡充
  • 緊急小口資金、総合支援資金の貸し付け上限枠を拡大するとともに、低所得者層に対する追加給付などもあわせて行うことを提案
  • 緊急小口資金及び総合支援資金の特例貸付について、特例の適用期間の更なる延長及び、回数上限の延長、償還免除の対象拡大を申し入れ(2021年1月12日)
  • 令和2年度第3次補正予算案組替動議、令和3年度予算案組替動議で、緊急小口資金・総合支援資金の特例貸付の延長を提案
  • 「zero コロナ」戦略で、緊急小口資金・総合支援資金の特例貸付上限の拡大と返済免除措置の対象拡大を提案
  • 令和3年度補正予算の編成要求で、緊急小口資金・総合支援資金の特例貸付の延長を提案(2021年6月8日)
  • 令和4年度予算政府案に対する組み替え動議で、緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付の延長を提案(2022年2月21日)。
  • 緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付を2022年4月以降も継続することを政府に要請(2022年2月24日)。
  • 緊急経済対策で、緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付の延長を提言(2022年4月8日)。
  • 緊急小口資金、総合支援資金の申請期限を2021年3月末まで延長
  • 緊急小口資金及び総合支援資金の貸付が終了となった方を対象として、最大60万円の総合支援資金の再貸付を実施することとした。
  • 緊急小口資金について、2021年度又は2022年度の住民税非課税が確認できた場合に一括免除を行うこととした。
  • 緊急小口資金、総合支援資金(初回貸付)の特例貸付の申請期間を2022年93月末に延長。総合支援資金(再貸付)に代えて、総合支援資金(初回)を借り終えた一定の困窮世帯にも生活困窮者自立支援金を支給するとともに、再支給を可能とすることを決定(2021年11月)。
  • 総合支援資金について、①初回貸付分は、令和3年度または4年度のいずれかが住民税非課税である場合、②延長貸付分は令和5年度が住民税非課税である場合、③再貸付分は令和6年度が住民税非課税である場合、それぞれ一括して償還免除を行うこととした。
  • 令和3年度補正予算に追加の予算を計上。
一部実現
自殺対策 自殺対策に万全を期することを要望 相談・支援体制の拡充
  • 令和3年度補正予算に、新型コロナの影響を踏まえた自殺防止対策の強化のための予算を計上。
一部実現

【事業者の資金繰り支援、金融基盤の強化】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
企業の資本強化 経済活動縮小により大きな影響を受けている企業に、状況に応じて公的機関等による出資を行うことを提案。 令和2年度第2次補正予算等で措置。実現
資金繰り対策
  • 返済猶予等の対応を金融機関に求めるモラトリアム法復活、政府系金融機関による無利子貸付や融資上限等の拡大を提案。
  • 2022年4月4日、金融機関の業務の健全かつ適切な運営の確保に配意しつつ、過重な新型コロナ債務を負う中小事業者に対する金融の円滑化を促進する措置を定め、中小事業者の事業の継続・再生や雇用の安定を期する「コロナ債務減免法案」を衆院に提出し、継続審議中。
令和2年度第1次~第3次補正予算等で資金繰り対策を措置。一部実現
テナント家賃支払い支援 日本政策金融公庫による代位弁済等を定める「事業者家賃支払い支援法案」を提出。 令和2年度第2次補正予算に「家賃支援給付金」創設。一部実現
家賃支援給付金の対象拡充 支払総額を考慮した支援、新規起業者への配慮を提案。 2020年1月~3月に創業した方も対象へ追加。一部実現
寄付が減少したNPOも対象とするよう提案 寄付が減少したNPOを対象に追加実現
持続化給付金等の差押え禁止 「持続化給付金差押禁止法案」を提出。 事業者については措置せず。引き続き要求
持続化給付金の拡充 支給要件の緩和(売上減少率50%→30%)や減収対象の柔軟化、対象者の追加、新規起業者への配慮などを提案。 個人事業者の減収対象について、事業所得だけでなく、雑所得を対象に追加。2020年1月~3月創業者も対象へ。一部実現
人格なき社団、寄付が減少したNPOも対象とするよう提案 寄付が減少したNPOを対象に追加一部実現
中小企業、大企業の再生支援 中小企業の再生支援期間を延長するとともに、大企業も時限的に対象とするための「株式会社地域経済活性化支援機構法一部改正案」(レビック法案)を提出。 閣法「株式会社地域経済活性化支援機構法一部改正案」(レビック法案)により、中小企業の再生支援期間を延長。一部実現
自粛等に応じた場合の経済支援 自粛要請に応じた場合、事業規模に応じた経済支援を提案(インフル特措法改正案) インフル特措法改正により、支援規定は設けられたが、立憲民主党が求める「事業規模に応じた支援」については、国会答弁及び附帯決議で明確化するとされた。一部実現
持続化給付金、家賃支援給付金の延長・再給付
  • 持続化給付金、家賃支援給付金の延長・再給付を提案。持続化給付金は申請が締め切られたが、深刻な経済状況を踏まえ、一度受給した事業者の再支給も含め、給付要件の緩和や事業規模への配慮を求めた「持続化給付金再支給法案」を衆院に提出。(2021年3月19日提出、衆院解散により廃案)
  • 政府が令和3年度補正予算で中小事業者向けの新たな給付金が検討されている報道を受けて、2021年11月17日、経産省に対し、減収率は「30%以上減少」に一本化することや、申請受付は年内に開始し翌年1月には支給開始できるようなスピード感で体制を整備すること等を提言。
  • 2022年1月31日、事業復活支援金の給付上限額を倍増し、同様の事業を2022年度も複数回、実施できることを法律で示すことにより、中小事業者が今後も十分な支援が予見できる環境を整える「事業復活支援金・給付額倍増法案」を衆院に提出し、継続審議中。
  • 令和3年度補正予算で「事業復活支援金」を創設。新型コロナで大きな影響を受ける中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主に対して、地域、業種を限定しない形で、2022来年3月までの事業継続の見通しを立てられるよう事業規模に応じて給付金を支給。事業収入が基準期間同月比50%以上減少した事業者について、法人は事業規模に応じて上限250万円、個人事業主は上限50万円の範囲内で、基準期間の事業収入からの減少額を給付。また、事業収入が基準期間同月比30%~50%売上減少した事業者に対しても、法人は事業規模に応じて上限150万円、個人事業主は上限30万円の範囲内で、基準期間の事業収入からの減少額を給付。
  • 2022年5月31日、申請IDの発行を終了し、6月17日申請受付終了。その後は措置せず。
一部実現
公共交通支援 公共交通機関の経営が極めて厳しい状況にあることから、維持のための支援策を講ずること。また、固定資産税や航空機燃料税、着陸料などの減免を行うこと。安全・安心確安全・安心確保のため、高機能空気清浄機導入などを支援すること。導入などを支援すること。を提案 着陸料の減免、高性能空気清浄機導入支援一部実現
観光関連産業支援 地域経済の発展・雇用維持に重要な観光産業が深刻な影響を受けていることから、売り上げの減少額の一部を補填する「観光産業事業継続支援金法案」を衆院に提出。 (2022年2月14日) 今のところ措置せず引き続き要求
文化・芸術団体支援 文化芸術関係者を支援するための基金を創設、文化芸術関係者支援対象の拡大・予算の増額を提案 基金の創設一部実現
政府のHPの改善 コロナ関連の支援金、給付金、助成金、補助金、融資等の対象期間や申請〆切について、一覧表にするなど国民にわかりやすく示すことを要請 内閣官房HPの改善(期限の明示)一部実現

【各種税金を軽減】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
一年間の納税猶予 2020年3月の段階で、納税猶予を提案。 2020年4月末に、新型コロナの影響で事業等に係る収入に相当の減収があった場合、1年間の納税猶予を可能とする措置を導入。実現
税の負担軽減 2020年3月の段階で、税の負担軽減を提案。現在、自動車関連諸税など各種税のさらなる減免を要請。 2020年4月末に、中小企業等の償却資産等に係る固定資産税等の軽減措置を導入。一部実現
厚生年金保険料等の納付猶予 ①厚生年金保険料等の納付について、これまでの担保・延滞金なしで猶予される特例措置を2021年6月分の保険料まで対象とすること、②既に猶予の対象となっている2020年分の厚生年金保険料等も含めて、特例措置の猶予期間を1年から1年半に延長することを申し入れ。 実施せず引き続き要求

【自治体、法的トラブル解決への支援】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
5兆円の地方創生臨時交付金 自治体が、休業協力金などの給付等を独自で実施できるよう、同交付金の大胆な増額を提案。 令和2年度第1次補正、第2次補正あわせて3兆円を措置
令和2年度第3次補正予算で1.5兆円を措置
一部実現
日本司法支援センターによる法律支援 新型コロナ感染や休業措置等に起因する紛争解決を法テラスが援助する特例法案を共同会派で提出。 現行法では新型コロナで収入が著しく減少しても資力要件により援助を受けられない場合あり。引き続き要求
新型コロナ関連支援の手続きを迅速化 国、地方などによる新型コロナに関連する支援を必要な者が迅速に受けられるための法案を共同会派で提出。 各支援策が縦割り、バラバラに行われており、横串を刺した、大胆な手続きの簡素化、迅速化が確立されていない。引き続き要求

【超党派議員立法の成立】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
国会議員の歳費等の削減 超党派で議員立法をとりまとめ。 議員歳費等の月額を2021年4月まで、2割削減する法案が成立。実現
各種給付金等に係る差押えの禁止措置 各種給付金等の差押禁止法案を準備し、超党派で成立させるため、他党と交渉。 特別定額給付金、ひとり親世帯臨時特別給付金等の差押禁止法案が成立。一部実現

【ネット上での誹謗中傷などへの対応徹底】

政策項目立憲民主党・共同会派の取り組み政府の取り組み進捗状況
新型コロナに関連する誹謗中傷対策 いじめや営業妨害など、新型コロナウイルス感染症に関するあらゆる誹謗中傷についての対策を徹底することを要請。 ネット上での誹謗中傷について発信者情報開示内容の見直しを検討中。引き続き要求

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対する取り組みアーカイブ