福山哲郎幹事長は18日、社民党の吉田忠智幹事長と国会内で会談。旧立憲民主党と社民党とで進めていた合流協議を継続していくことを確認しました。
同日の会談は、旧立憲民主党、旧国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」、無所属フォーラムの2グループなどが合流し、新党「立憲民主党」が15日に結党、17日には新党として初の執行役員会、常任幹事会でこれまでの旧立憲民主党と社民党との合流協議を報告したうえで、継続することを全会一致で決めたことを受け、福山幹事長から開催を申し入れたものです。
会談後、記者団の取材に応じた福山幹事長は、「会談では、新党結党に至るまでの経緯の報告と、これまで真摯に対応いただいたことに対し敬意と感謝を申し上げた。結果として、これまでと同様、継続して社民党さんと協議をしていくことを両党で確認した。今後の日程等は、社民党さんの党内協議の行方を拝見しながら、適宜幹事長会談を開き、実務的なことも含めて作業を進めていくことを確認した」と述べました。
吉田幹事長は、「立憲民主党と社民党で進めてきたこれまでの議論を踏まえて、協議を継続していくことを確認した。社民党としても、今日の合意内容を都道府県連合に伝え、議論はだいぶ煮詰まっているが、すでに記者会見等で申し上げているスケジュールの通り、9月末までに都道府県連合で意見集約を行い、10月1日午前中に常任幹事会、午後に全国11ブロックの事務局長による会議でその集約の内容について議論を行った上で、同月9日に全国幹事長会議で議論、15日の常任幹事会で臨時党大会にかける議案をとりまとめたい」と発言。今後、そうした手続きの推移を見ながら、臨時党大会の日程を決めていきたいと述べました。
福山幹事長はまた、菅内閣の発足を受けた世論調査で、内閣支持率が65%(朝日新聞)と高かったことへの受けとめを問われ、「内閣発足した2、3日であり、国民の皆さんも批判的なことを言う気分ではないのではないか。だからこそ、早く臨時国会を開いて菅総理大臣自身の言葉で国民に国会で語りかけていただきたい。こうした高い支持率だからこそ、国会をまともに開かないまま、例えば解散するようなことはあってはならない。安倍政権とは違う、菅内閣の姿勢を国民にしっかり語る姿勢を示していただきたい」と注文を付けました。