2024年10月実施の衆議院総選挙の結果、衆議院における女性議員数は73名(選挙前は51名)、女性議員比率は15.7%(選挙前は11.0%。2022年衆院選直後は9.7%)といずれも過去最大になりました。この結果、衆参両院に占める女性議員比率は19.0%になっています。
衆議院での女性議員比率は、女性参政権が導入された翌年の1946年総選挙で8.4%(当選39名)に達しましたが、その後急速に減り90年代以降やや盛り返したものの46年の数字を大きく超えることはありませんでした。今回の総選挙で女性議員比率は大幅に上がりましたが、それでも政府が目標として定める「2020年代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合30%程度」にはまだまだ遠く、女性候補者比率も今回の総選挙では23.36%と政府目標「2025年までに35%」には及びませんでした。
立憲民主党は男女半々のパリテ議会を目指し女性候補の発掘・擁立を進めていますが、同様の取組みを各党にも期待するとともに、女性候補を一定比率で割り当てるクオータ制の導入もあわせて検討してまいります。
(参考)
日本の国会議員選挙における候補者及び当選者に占める女性の割合の推移
内閣府「男女共同参画白書 令和6年版」より(110-111頁)
衆議院議員総選挙(1946~2021年)
参議院議員通常選挙(1947~2022年)