選挙戦後半に入った10日目の7月1日、青森県選挙区で立憲民主党公認の現職たなぶまさよ候補は、逢坂誠二代表代行と弘前市で街頭演説を行いました。たなぶ候補は介護従事者への処遇改善等を訴えました。

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 国会から地元に帰った時、88歳になる父親の介護をしているという、たなぶ候補は、「介護従事者の皆さんがいなかったら地域経済も社会も成り立たない」と述べました。介護従事者の賃金が全産業と比較して低く抑えられていることに触れ、「これは政治の力で変えることができる。だから私たちは地域経済を支える大きな力である介護従事者の皆さんの処遇を改善する」と訴えました。一方で、介護を必要とする家族の立場から見ると、年間約10万人が介護離職している現実があると話し、「選択肢のない社会は不幸だ。『介護したいから仕事を辞めます』ならまだしも、『介護するから仕事を辞めざる得ない』という状況に追い込まれている。自分の選択したい生き方とは違うことになっている」と現状を説明しました。たなぶ候補は、選挙期間中に与党の弁士が政権の「安定」を掲げていることに触れ、「十分安定している。足りないのはやっぱりそこに声をあげていく私たちの力。安定していないのは国民生活だ」と強く指摘。そのうえで、「どうぞ皆さん力を貸してほしい。一色には染めない。岸田総理が『資産倍増だ』と、お金持ちをさらにお金持ちにすると言うならば、私は生活を切り詰めている人たちの暮らしに寄り添いたい。今の自民党が自助だ自己責任だと言うならば、私は公助や共助の力で命を守る政治がしたい。一色に染めないでください。多様な願いがあるんです。多様な思いがあるんです。その思いや願いを切り捨てないでほしいんです。どうか皆さん、この青森は一色には染めない。彩り豊かな青森、彩り豊かな日本で、もっとたくさんの人たちを笑顔にできる。そういう社会を一緒に作ってほしい」と自身への支援を求めました。

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 逢坂代表代行は、昨年からガソリンが高騰し物価高が始まっていて、立憲民主党がトリガー条項解除や16兆円規模の補正予算等の物価高対策を提案してきたにも関わらず、岸田総理は、何も対策を打とうとしなかったことを指摘しました。「具体的な物価高対策をきちんとやるのが政治の役割だ」と述べる逢坂代表代行は、現在岸田総理がG7に出席して日本にいない事について、「大事な会議ではあるが、きちんと物価高の対策をしてから行くのが当たり前の政治家のやること。政治家の責任放棄にしか見えない」と強く批判しました。こうした状況を変えるために「国会に緊張感がなければだめだ」と述べ、「与党と野党が拮抗する状態を作ることが非常に大事。だから、こういう状況の中で間違っても与党の議員が増えるなんてことがあってはならない。いま1強状態の与党ですら物価高対策をやらない。さらに与党が増えて何が変わると言うのか」と訴えました。逢坂代表代行は、「だから青森では、たなぶさんにしっかりと青森の議席を守ることを継続することが大事。農業政策通であると同時に気配りの人でもあるたなぶ候補を国会へぜひ送ってほしい」とたなぶ候補への投票を呼びかけました。

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