衆院九州ブロックで、党所属の末次精一議員が補欠選挙出馬のために辞職したことにより繰り上げ当選した屋良朝博(やら・ともひろ)議員が10月19日、衆議院に初登院しました。
沖縄県北谷町出身の屋良議員は1962年生まれの61歳。今回が2回目の当選となります。衆院では国土交通委員会に所属する予定です。
登院後、記者団から衆院議員として国政に挑む今後の意気込みを聞かれた屋良議員は、「現在、いろいろな問題が国内に山積している。これらの問題解決に向けての議論に参加できることは身の引き締まることだ」と答えました。
沖縄の議員として、特に取り組んでいく課題については、「辺野古の問題はひどい状況になっている。国が代執行をする事態は、民主主義国家においてありえない状態だ。一つひとつ丁寧に問題解決に向けて論戦に挑んでいきたい」と述べました。
安保3文書が決定したことなどについての感想を聞かれた屋良議員は、「国防費を2倍にして正面装備を強化することが、厳しくなっている安全保障環境を乗り越えていけるのか、実効性のある政策なのかと疑問に思っている。別の方法があるのではないかと思っている。実態に合った議論をしていかなくてはならない。今の流れに不安を感じている」と話し、厳しく対応していく考えを述べました。