日本労働組合総連合(連合)主催の「2025春季生活闘争 連合全国一斉アクション2.27中央集会」が2月27日、日比谷公園の野外音楽堂において行われ、立憲民主党を代表して野田佳彦代表があいさつに立ちました。
野田代表は、これまでの連合の取組みが、昨年高水準となった賃上げを実現させ、さらに人への投資、賃上げの流れが社会的な共通認識になったとして、連合の日々の活発な活動に敬意を表しました。そして、賃上げの定着と格差の是正、とりわけ中小企業を対象とした労務費の適正な価格転嫁実現の環境整備は、政治の役割だと述べ、春闘の勝利とさらなる賃上げに向けて連合と共に活動していく姿勢を示しました。
本集会は「賃上げ」の機運醸成に向け3年連続で行われ、今年は約1700名が参加しました。集会後、都内でデモ行進を行いました。
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また、集会に先立って行われた国会への要請行動には立憲民主党から多くの衆参国会議員が参加し、連合より立憲民主党に要望書(添付参照)が手交され、連合芳野友子会長から決意表明が行われました。
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参議院側であいさつを行った辻元清美・代表代行は、「立憲民主党は3.8兆円の予算の無駄を削って皆さんの暮らしの底上げ、そして様々な壁、崖を取り除いていくために他の野党と力を合わせて戦っている」と国会での取り組みを紹介し、「価格転嫁の問題、さらには中小の賃上げ問題などしっかり受け止めて頑張っていきたい」と決意を表明しました。さらに、今国会で焦点となる選択的夫婦別姓について「働く女性のためにも(制度導入を)勝ち取ることを誓う」と力を込めました。
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衆議院側でマイクを握った大串博志・代表代行は、「物価高の中で賃上げをなんとしても達成していくという皆様の熱い気持ちを私たちも受け止めさせていただいた。今年は下請法の審議もあり、中小で働く皆様もしっかり後押ししていく」と力強く語りました。そして、連合の政策制度実現に向けた7項目の要請について「しっかり受け止めて、立憲民主党一丸となって国会の戦いに結びつけていきたい」と連帯のアピールを送りました。
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