参院予算委員会で4月21日、自民党の裏金問題について世耕弘成衆院議員を参考人として招致し質疑が行われ、吉川沙織参院議員が質問しました。

 吉川議員は、2022年8月に自民党旧安倍派の幹部4人が集まり、「(パーティー券を)ノルマ以上に売った議員から返してほしい」という議論をしたのか世耕議員に質問しました。世耕議員は、派閥の会長であった安倍元総理が還付の中止を提言したため、そのことを主張したと述べ、「対応方法として、各自のパーティー券を派閥が買うという方法があるのではないかというのがこの時の議論だった」と答えました。吉川議員は、2月27日に行われた衆院予算委員会参考人聴取において、還付再開は現職議員が決めたわけではないと参考人が答えたことから4人の幹部のうち世耕議員ともう1人の現職を除いた2人に絞られるためどちらだと思うか質問しました。世耕議員は、「ここで推理や憶測を披露するわけにはいきません」と答弁を控えました。

 吉川議員は質疑の終わりに「現時点において非議員の会計責任者のみが罪に問われるような状況で、構造的な問題は明らかになっていません。これから政倫審の幹事会において審査を進めていくことになると思いますが、誰か1人で構いません、本当のことをそれこそつまびらかに語ってほしい」と求めました。

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