辻󠄀元清美代表代行が6月9日、国会内で記者会見を開き、(1)参院選2025政策発表(2)選択的夫婦別姓法案(3)日米首脳会談(4)群馬に関する石破総理の発言(5)内閣不信任案――等について発言しました。
(1)参院選2025政策発表
参院選に向けた立憲民主党の政策について、明日10日に国会内で記者会見を開き、野田佳彦代表から発表を行う旨を報告しました。
(2) 選択的夫婦別姓法案
辻󠄀元代表代行は、選択的夫婦別姓法案の審議が山場を迎えるなか、衆院法務委員会の与野党筆頭理事間で連絡が取れない状況だと述べ、自民党を中心に審議拒否をするのではないかと懸念を示しました。その上で30年続いてきた課題であり、「これから結婚しようとしている人の中にも、別姓も選択できるようになることを待っている人がいる、今国会で決着をつけたい」と力を込めました。さらに、立憲民主党と国民民主党の法案では選択的夫婦別姓を実現するという意味では「鶏が先か、卵が先かという違い」だと例え、「国民案に公明党、自民党の賛成派等、皆が賛同するのであれば、私たちも成立に向けて歩みを進めていきたい」と述べました。
(3)日米首脳会談
トランプ政権の関税措置を巡り、今週にも日米首脳会談が行われるとした報道を受け、辻󠄀元代表代行は、石破総理に対し、首脳会談の前に各党首との党首会談を行うべきだと述べました。相互関税導入の発表を受けた当初、「国難で、超党派で対応する必要がある」として与野党の党首が会談したこともあり、「その後はほったらかしなのか」と指摘。「現状や今後の対応等、みんなの意見も聞いていく姿勢で臨んでほしい」と述べました。
(4)群馬に関する石破総理の発言
石破総理が群馬県を視察で訪れた際、「北関東と聞いただけで何か怖そう、女性が強そう」などと発言したことについて、辻󠄀元代表代行は、石破総理にジェンダーバイアスがかかってる表れだと批判し、非常に残念だと述べました。
(5)内閣不信任案
内閣不信任案の提出を巡り、辻元代表代行は提出を促す他の野党の覚悟を問うとともに、「肝試しではない」と指摘しました。不信任案の提出は可決後の野党の結集が前提になるとの考えを示し、「総選挙になった場合、現政権をひっくり返すために選挙協力ができるのか、そういう見通しも大事だ」と語りました。