
■塩村あやか議員

塩村議員は、「まもなく47歳になる、就職氷河期ど真ん中の世代。就職氷河期は今40代から50代で、これから高齢期に入るなか年金改革は喫緊の課題。就職氷河期の視点から年金改革について取り上げたい」と切り出し、立憲民主党が提案した修正により今回の年金改革法案では50歳で基礎年金のみの女性の受取額がどれだけ増加するかと質問。石破総理は、令和6年財政検証の実質ゼロ成長を見込んだケースに基づき、基礎年金のみを平均余命まで受給すると仮定して機械的に試算をすると受給額は320万円増加する見込みだと答弁しました。塩村議員は、あわせて50歳女性の厚生年金の場合は、月額20万の年金を受け取る場合の受給総額の増加が約52万円、50歳以下の厚生年金加入者のうち、95%以上の方々の年金額が増えることが見込まれること、男性では62歳以下、女性では66歳以下の方で生涯の年金受給総額が増えることなどを確認。「若ければ若いほど増える、世代間格差、男女間格差の是正にもなる」と意義を強調しました。
今回、年金改革法案に対し真実と異なるバッシングがSNS上で起きたことに、反省や今後の対策を尋ねると、石破総理は「ためにする批判もあったのかもしれない」と述べ、厚生労働省のウェブサイトをはじめ広く周知に努めること、街頭での説明でもいかに分かりやすく伝えるか、スキルの向上に努力すると答えました。
消防団員については、元消防団員の立場から、平日も休日も昼夜を分かたずさまざまな活動があるなか、家族の理解を得ながらやりがいをもって活動できる環境づくりに取り組んでほしいと要望。
また、介護人材の不足が深刻化するなか、山間部の方からは介護人材の公務員化の必要性を指摘する声があるとして、総理に検討を求めました。
乳がん検査をめぐっては、日本の女性はマンモグラフィー検査に不向きだという専門家の話を紹介。今、痛くない、胸を触れることもなく見せることもないMRIドゥイブス法が人気で、彦根市の無料検診には応募が殺到したと述べ、「女性に求められている乳がん検診、痛くない乳がん検診を総理に応援してほしい」と要請。石破総理は、「女性の死亡率のトップが乳がんであり、今の受診率47.4%を60%に上げることは急いでやりたい」と応じました。
