第27回参議院議員通常選挙が公示された7月3日、宮城県選挙区から立憲民主党公認で立候補した現職の石垣のりこ候補が、仙台市内で街頭演説を行いました。演説には、小川淳也幹事長や岡本あき子衆院議員らが参加しました。

■石垣のりこ候補

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 石垣候補はまず、「6年前の参院選でも私は訴えてきました。上げるべきは消費税ではなく賃金。消費税はゼロにしたい。そしてもう1つが『アグリファースト』。農業を大切にする政治を掲げてきました」と述べ、今回の選挙でも一貫した主張で臨む姿勢を示しました。

 また、「『令和の米騒動』とも言われる、最近のコメ不足や価格の高騰について、なぜ価格が倍になったのか、どこで目詰まりしているのか、誰も説明できない。これは30年にわたる自民党農政の結果だ」と厳しく批判。補助金頼みの場当たり的な対応や、統計軽視の姿勢が政策の基盤を揺るがしているとし、農業・経済政策を根本から立て直すには政権交代が必要だと訴えました。

 最後に、「ここ宮城の1人区、1議席が日本の未来を左右します。非正規雇用、実質賃金の低下、政治に見放された30年を終わらせるため、今こそ変える時です」と力強く語り、支援を呼びかけました。

■小川淳也幹事長

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 小川幹事長は、備蓄米の放出に関して、「国が年間数百億円をかけて購入・保管している備蓄米を『ただ同然』で提供すること自体が、形を変えた国民負担ではないか」と問題視し、見かけの政策効果ではなく、その本質と公平性に目を向けるべきだと訴えました。また、5キロ2000円で販売された備蓄米を実際に購入できた人は少なく、受益者が偏っている現状にも言及しました。

 さらに小川幹事長は、「今こそ、自民党に代わる選択肢を国民に示すべき時が来た」と述べ、今回の参院選を「政権選択選挙」と位置づけました。石垣候補については、「『農業ファースト』という言葉を初めて使い、消費税減税の議論をリードしてきた、国会に欠かせない人材だ」と評価し、力強い支援を呼びかけました。

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