野田佳彦代表は第27回参院選が公示された7月3日、大分県大分市を訪れ、党公認で立候補している吉田ただとも候補の応援を行い「吉田候補の必勝のため、皆さんのお力を貸してください」と訴えました。吉川元衆院議員、小林かやこ大分3区総支部長も参加し、吉田候補への支援を訴えました。

■吉田ただとも候補

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 吉田候補は演説で、今回の参院選は、「あなたの味方」を訴えていると述べた上で、(1)生活者の味方(2)労働者の味方(3)生産者の味方——の3つの「味方」について訴えました。

(1)「生産者の味方」では、「食料品の消費税を0%にする政策を進めます。さらに、地方では車なしには生活できない。このガソリン価格を何とかしてほしいという切実な声を聞いている。暫定税率を廃止してガソリンの価格は25円、ディーゼルも17円下がる」と話しました。

 (2)「労働者の味方」では、「働く皆さんが元気にならなければ、この大分は元気になりません。賃金を上げ、そしてワーク・ライフ・バランス、働く人がゆとりを持って働くことができる環境をしっかり作っていきたい」と述べました。さらに、「商工業や農林水産業など、いろいろな場面で働く人が頑張っている。また、非正規やフリーランスで働いている方たちも大きな課題を抱えている」とし、働く人の課題にしっかりと向き合い、これまでの経験を活かしながら課題解決に取り組んでいくと訴えました。

 (3)「生産者の味方」については、「ものづくり、匠の技、これが日本の財産。もっと活かせるようにしなければならない」「デジタル化が遅れている中小企業の支援にも取り組む」「コメの値段が上がっているが、消費者の皆さんにも適正価格で、そして生産者が作り続けることができる価格でバランスをとることが大事」など、政治がしっかりと後押しをしていくと話しました。

 吉田候補は、「大分で生まれ、大分で育ち、大分を拠点に活動してきた。大分のことを一番よく分かっているこの吉田ただともに、この大分選挙区は任せてください」と力強く訴えました。

■野田佳彦代表

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 野田代表はあいさつの冒頭、「2年前の補選の時、天候の関係で応援に来られなかった。力を尽くして応援できなかった悔しさがあった。それで今回は初日から勢いをつける意味でやってきた」と述べました。そして、吉田ただとも候補には、「厳しい、激しい1人区の戦いだが、なんとしても勝利してほしい」と続け、吉田候補のため、皆さんの力を貸してほしいと訴えました。

 今回の立憲民主党のスローガンは、「物価高から、あなたを守り抜く」だと高らかに訴えた野田代表は、いわゆる「カレーライス物価指数」を取り上げ、「この指数が13カ月連続の最高記録を作っている。7月からはカレールーも値上げし、よりカレーライス指数は上がっていく。このような値上げラッシュの時に石破政権は何もやっていない」と厳しく批判し、「食料品の消費税0税率実施のため、ここ大分県では吉田候補にご支援をいただきたい」と述べました。

 トカラ列島で震度6弱の地震が起きたことに野田代表は、「まだ被害が確認されていないが、大変心配な状況で、党に地震に関する対策室を設置している」と話し、こうした危機管理の問題にも党としてしっかりと対応していくと述べました。

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