立憲民主党は12月12日、「第2回 党外交推進本部」会合を国会内で開催しました。今回は、国際的な中道・進歩政党のネットワークである「進歩同盟(Progressive Alliance)」への加盟に向けた準備状況の共有と、今後の政党外交の展望について議論を行いました。亀井亜紀子国際局長(党外交推進本部事務局長)からは、役員体制 .pdfついて報告がありました。
開会のあいさつに立った野田佳彦代表(党外交推進本部長)は、「いま、わが党は、戦後初めて日本の政党が国際的な(中道)政党組織に本格加盟するという歴史的な挑戦に臨んでいる。国際社会において中道改革勢力の結集を前進させたい」と述べました。

特別講演では、上智大学のサーラ・スヴェン教授(フリードリヒ・エーベルト財団 日本代表)より、「進歩同盟」の成り立ちと活動内容について解説がありました。進歩同盟は2013年に設立され、ドイツ社民党や英労働党、米民主党などが加盟する中道・進歩的政党の国際ネットワークです。現在は100カ国以上、120政党が参加し、「民主主義の防衛」「格差是正」「気候変動」などの政策対話を重視しています。
続く政党外交報告では、鈴木庸介・国際局副局長より、欧州民主党(EDP)大会、自由主義インターナショナル(LI)大会、アジア自由民主主義評議会(CALD)などに出席し、「日本の中道リベラル政党としての立憲民主党」の立場を発信した実績が共有されました。日本の平和主義、専守防衛、法の支配といった理念は各国から高い関心をもって受け止められ、国際的な需要を実感する機会となったとの報告がありました。
また、神津たけし・国際局副局長からは、アジア欧州政党フォーラム(AEPF)第6回会合およびハンガリーでの少子化対策調査について報告がありました。非民主的政権が多く集まる中で、立憲民主党の基本理念と外交姿勢を丁寧に伝えるとともに、普段接点の少ない国々との信頼構築のきっかけを築いたことが共有されました。

