長妻昭副代表は19日、茨城県水戸市を訪れ、党茨城県連設立大会に出席しました(写真上は、県連代表就任にあたって決意を述べる郡司参院議員)。

 冒頭、茨城県連設立準備会の難波奨二代表があいさつし、来賓として出席した内山裕連合茨城会長、浅野哲国民民主党県連代表、石松俊雄社会民主党県連代表へ謝意を表しました。「国政選挙でも、自治体議員選挙でも一層責任を担う政党となった。覚悟と責任をもって自民党に代わる政治勢力、政権交代可能な政党となることが求められている。県民の多様な声の受け皿になって、県内全域で自民党に代わる政治勢力を担っていく覚悟」だと述べました。

 大会では、「県民一人ひとりの声とつながり、草の根民主主義によるボトムアップの力で政権党となる」などとする県連の設立宣言案に続き、規約案、役員構成案、2020活動方針案をそれぞれ採択。役員構成案については、設立準備会より郡司彰参院議員を代表、小沼巧参院議員を幹事長などとすることを提案し、了承されました。

 党本部を代表してあいさつした長妻昭副代表は、コロナ禍でこれまでになく、生活の苦境を訴える相談が急増しているとして、「医療、介護、保育と、これまでずっと予算を削り続けてきたところに、コロナ危機が直撃している。にもかかわらず、新たに発足した菅内閣がこれまでと同じ政治を続けると宣言をしたことは信じられない。行き過ぎた自己責任を求め、格差に無頓着な政治、多様性を認めない社会。痛烈な反省はないのかと今の政治に問いたい。私たちが自民党に代わって政権をきちっと担って、本当の意味でしなやかで強い社会を作る。この使命を帯びているなかでの、新立憲民主党の立ち上げだ。茨城は、少なくとも過半数の小選挙区で当選を勝ち取り、国全体で政権交代を成し遂げる、その先陣に立って他の県連を引っ張る県連になれる。ともに頑張っていこう」とエールを送りました。

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 県連代表に就任した郡司彰代表は、「経済が至上の政策のなかで、社会に格差と分断が生まれた。茨城県内でも昨年の水害、そして大震災のように個々人の努力だけではどうしようもないことが起こるのが常。その時には政治がしっかりと国民を支えなければいけない。私たちの党は、自己責任論でやっていこうというその一点ではなく、支え合い、それぞれが多様性を認め合ってこれからの時代を作る、その政党でなければいけない」と決意を表明。そして、1年以内に必ずある総選挙について、「まず自分の県から政権交代を起こしていこうではないか。7つのうち4つの選挙区から当選を出していくように、学ぶべきものを学んで、結果を出していきたい。この大会以降も多くの方々と連携を強めていき、加わっていただくための努力を重ねていく」と来場者に訴えました。

 議事終了後には、次期総選挙に向けて中村喜四郎(7区総支部長)、青山大人(6区総支部長)両衆院議員、藤田幸久2区総支部長がそれぞれ勝利への決意を表明し、参加者らとともに気勢を上げました。

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 茨城県連は、設立大会を受けて幹事会を開き、体制を整えていく方針です。