「もっと若い世代が活躍して、現役世代が安心して老後を迎え、この地域で暮らしていて良かったと思えるために、国政が変わらなくてはなりません」。岐阜5区(多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市)の今井るる候補は24日日曜の午後、多治見市内のスーパーマーケット前での街頭演説でこう訴えました。
今井るる候補は現在25歳。東日本大震災の復興ボランティアを経験し、自分の目で地域が復興していく姿を見て、日本を変えていく支えていく上で若い世代が政治を担っていく必要があると感じ、今回立候補しました。
この日、今井候補は、スーパーマーケット前での街頭演説を2カ所おこない、その他、多治見市内各所を街宣カーで回りました。
街頭演説で今井候補は、「この地域を若い世代として支えていきたい。10年後20年後を考えて、真剣に行動できる、そんな政治家になりたい」と訴える一方で、まだ政治に無関心な方、本来届けたい子育て世代の皆さんに届いていないと語り、「今井るるという、若い世代で政治を変えようと、この地域を支えようと頑張っている若手がいるよと声をかけてください」と支援をお願いしました。
さらに、(1)子育て世代が、働きながら子育てができるように、子育て世代の子育ての予算を倍増する。子育てにかかる費用を下げる(2)ご高齢の皆さんが、安心して暮らせるように介護・看護・福祉の仕事に携わる方たちが長く働き続けられるように待遇を改善する。賃金を上げる(3)皆さんのお孫さんお子さんがこの地域で働き続けられるよう、安心して暮らせるよう、ワーキングプアをなくす、非正規労働者の待遇を改善する――など掲げ、日本の福祉、教育にもっとお金が回せるよう国に働きかけなくてはいけないと訴えました。
街頭演説後、今井候補は記者団に対し、選挙戦後半に向け、「皆さんの熱気をより一層高められるように、そして25歳の等身大で戦っていくことが大事だと思っているので精一杯頑張る」「より一層の誠意を伝えられるかが大事。それを意識して頑張ります」と語りました。
また、公示のときにプレッシャーで立てなくなったと言っていた今井候補は「むしろ責任感に変わった、責任を持ってやり遂げる。負けられない戦いとして、勝ち抜くというところを絶対にぶれないように頑張る」と話しました。
街頭演説を聞いていた小学校で同級生だった男性は、同級生が立候補することについて「すごいことですよね。(政治・選挙が)突然身近になりました」と語りました。
さらに「頼もしい限り。他の立候補者に比べて初々しさが伝わってくる。初々しいからこそ感じる魅力もあり、政党ではなく人で入れようという気にさせてくれた。すごいありがたい」「他の選挙区だと、おじさんとおじさんと競争(選挙)みたいなところばかりなので」と話しました。
また、「本当に25歳で出る人(立候補する人)がいるんだって思いました。(被選挙権は25歳だと)学校で習ったけれど、でも(実際の選挙で立候補する人は)おじさんばかり、出る人はいないなって。まさか近くの人が出るとは思わなかった」と語り、今井候補に期待を寄せました。