江田憲司代表代行は26日、衆院選挙の応援で神戸市を訪れ、井坂のぶひこ候補(1区)とともに大丸神戸店前で街頭演説をおこないました。

★江田代行 DSC03552.jpg

■江田憲司代表代行

 江田代表代行は、井坂候補について「前回の選挙で苦杯をなめてからの4年間、地道に歩いて皆さまの声を聞き、人間的にもひと回りもふた回りも大きくなった。47歳、今働き盛り」「みんなの党以来、行動をともにしてきて井坂さんを私は熟知している。竹を割ったような、裏表のない性格。衆院議員として議員立法を何本も作った政策通」と紹介し、「こうした人材を国会に戻さなければ神戸ではなく、日本の損失だ」と支持を訴えました。

 自民党の一強政治、慢心により公文書の改ざん、隠ぺいまで起こり、何人もの大臣がスキャンダルで辞任していったことに触れ、「自民党の慢心した政治を皆さんの一票一票で突き崩していただきたい」と切り出しました。岸田さんが総裁になって自民党の表紙は変わったけれど中身は全く変わらないとし、大臣室で現金封筒を懐に入れたことを認め、それが犯罪かどうかが争われたが、睡眠障害と称して入院をして姿をくらましていた甘利明氏が「堂々と自民党の大幹事長になっているということがその象徴だ」「自民党は利権、しがらみだらけ。国民の方なんて見ちゃいない」と批判しました。

 自民党のそうした政治姿勢が表れているのがアベノミクスだと言及し、「ミリオネア、億万長者がこの10年間で1万人増えた。1億円以上財産をもっている世帯が50万世帯増えた。一方で、年収が200万円以下の人が1000万人となり、10人に1人」と紹介し。年収200万円では結婚も子どもを持つことも経済的に困難だと指摘しました。また、20代では貯金がゼロという人が10人中6人に増え、30代、40代の働き盛でさえ10人中4人以上が貯金がないことにも言及し、「アベノミクス──自民党政治で完全に日本は二極分解し、お金持ちがさらにお金持ちになり、貧しい人がさらに貧しくなって、中間層、中流層が底抜けして、本当に分断社会、格差社会になってしまった」と述べました。。

 それに対し立憲民主党は、高度成長期に1億総中流と言われたように、格差が比較的少ない社会を取り戻すことを目指し、「国民の皆さんの懐を温かくする政策を打っていく」と主張しました。高所得者、超大企業が応分の負担をしていない現行の税制の問題点を指摘し、自民党が作ってきた不公平税制、優遇税制を正す考えを示しました。

★fist DSC03618.jpg

 また、8月の横浜市長選挙で市民と立憲民主党をはじめとする野党が応援した新人、山中竹春さんが圧勝したことが菅義偉総理大臣を退陣させるきっかけになったと言及し、「これは横浜市民の勝利。市政はがらっと変わった。国政に先んじて、横浜ではコロナ専用病院ができる。ワクチン接種は24時間体制。これが『変える』ということではないでしょうか、皆さん」と強調しました。「皆さんの1票で政治は変えられる。この兵庫1区の皆さんの代表は、井坂のぶひこがふさわしいと心底思っている」「今大接戦で、相手候補と0.1ポイントくらいの差。1票で勝敗が決まると言っても過言ではない。ぜひ井坂さんを国会に戻していただきたい」と訴えて演説を終えました。

★井坂 DSC03646.jpg

■井坂のぶひこ候補

 井坂候補は、衆院議員2期を務め、国会では厚生労働委員会に所属し、年金、医療、介護、子育て、働き方などの分野で政策を提案し、議員立法を作り、それを成立させるために取り組んだ実績があります。
 井坂候補は、この4年間はとにかく悔しかったと語り、「特にコロナの2年間、本来であれば厚生労働委員会で、コロナ対応のど真ん中で仕事をしていなければいけなかった。しかし、それができずに申し訳なかった。だからこそ、再び国会の壇上に、皆さん、押し上げてください」と訴えました。

 今の政治がこれほどひどくなったのは「野党の力が足りなかったからだ」と認めた上で、横浜市長選で野党側が勝利して菅総理が退陣に追い込まれたことを引き合いに「野党がちょっと強ければ、だめな政治は終わる」「まず野党から、日本の政治を立て直す。野党から建設的な提案型の政治を作る」と主張しました。

★井坂2DSC03648.JPG

 国会の状況について「嘘、偽り、改ざん、隠ぺいところではない。汚職、逮捕どころではない。もはや国会が開かれなくなっている。政府与党は、議論から逃げて、国会を開かないのが今や定番になってしまった。これは本当に異常なこと。コロナの第5波のど真ん中でも、政府与党は4カ月も閉じたままで夏休みを貪っていた」と批判しました。
 税金から歳費が支払われるので国民が国会議員の雇い主だとし、「今度の日曜日は、雇い主である皆さんが、働かない国会議員を取り替えられる4年に1度の久々のチャンス」と喚起しました。そして「私に国会で政策提案をさせてください。議員立法をさせてください」「この選挙区では私とと自民党候補の一騎打ちで大接戦となっている。兵庫1区の選挙の結果でこれからの日本の政治を変えられる」「今回の選挙は何としても勝ち上がって誰にも負けない仕事量でしっかり働いてまいります」と支持を訴えました。

★江田代行 街宣車で流しjpg.jpg
★様子 SC03567.jpg