逢坂誠二代表代行は6月18日、宮崎県宮崎市を訪れ、くろだ奈々参院候補予定者、渡辺創衆院議員(県連代表)とともに街頭演説を行いました。

 くろだ奈々候補予定者は、「私は宮崎に住んで20年以上、さまざまな面から子育てを支えてきたつもりだったが、期待した以上に出生率は上がらなかった。2021年の出生率は1.30。人口増加には向かわない数字が続いている。日本では子育てができない国だと突きつけられている」と、指摘しました。その上で、「生活の不安、将来の不安、老後の不安、教育の不安、いろいろな不安があって、子どもを産みたいという人が増えないこの数字を、政治は受け止めていない。産まない女性を責めるのではなく、産ませないこの国の政治を変えていこう。私たちが意思表示をしようではありませんか」と訴えました。

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 逢坂誠二代表代行は、「とにかく物価が高い。このことを正面に据えて私たちは今度の参院選の戦いを進めていきたい」と物価高対策を進めることを強調しました。さらに、「まさに私たちの身近な課題ですが、もう一つ取り組まなければならないことがある。それは、将来に備えるということ。今の日本、親の所得によって子どもの受ける教育に格差が生まれている。裕福な家庭であればいろいろな教育が受けられる。裕福でなければ教育の選択肢の幅が限られてしまう。お金があるかないかによって、受ける教育の質に差がある社会を放置できない。誰しもがきっちり頑張れば自分の望む教育が受けられる、そういう民主的な国にしていこう」と、聴衆に語りかけました。

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 渡辺創衆院議員は、「今、日本は大きな転換点を迎えているという風に感じています。今日われわれは物価高と戦うというキャンペーンでお話をさせていただいている。本当に国民の生活が大きく違う状況になってしまいかねないところに来てると思う。アメリカは利上げを決めたが、日本はアベノミクスにこだわってゼロ金利政策をどんどん続けるという。岸田総理が変えられないなら、国民の声を集めて、われわれがその主軸になって変えさせよう」と、立憲民主党への理解を求めました。

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 街頭活動終了後、記者団から参院宮崎県選挙区の位置づけについて聞かれた逢坂代表代行は、「いろいろな意味で注目度の高い選挙区。現職の与党候補は安倍政権の体質そのもので、不都合なことは話さない、出てこないで、有権者が忘れることを待っている」と述べたうえで、「戦いは厳しいが、くろださんは訴える力のある候補予定者であり、一本化できなかった中で頑張っている。党としても力を入れていきたい」と答えました。