参院選8日目の6月29日、北海道選挙区の石川ともひろ候補は、北海道白老町と苫小牧市で西村智奈美幹事長、山岡達丸、松木けんこう 各衆院議員と街頭演説を行いました。石川候補は、物価高騰と年金支給減額に対する国民の不満について語りました。

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 衆院議員3期を務めた石川ともひろ候補は、「今回の参院選挙は、物価高騰対策です。1万品目以上が上がっていますから相当厳しい」と述べました。イギリスやドイツでは食料品だけでも消費税を減税していることを紹介し、「日本は消費税を下げないで年金を下げている」と指摘。この選挙活動を通して感じていることとして、「お年寄りが手を振ってくれる率が高い。これはやはり年金カットに怒っている方が多いのだと思う」と話しました。「その怒りを示してもらうには、参院選挙ではこの北海道で、立憲民主党に2議席を獲得させていただくことです。徳永エリさんと石川ともひろ2人を通していただくことが、道民は物価高騰に怒っていると、怒りを示すことになると思います」と、北海道選挙区で立憲民主党公認候補2人の当選への支援を求めました。2007年に自身が衆院の繰り上げ当選をしたことに触れ、「あの時にガソリン高騰が起こっていましたし、後期高齢者医療制度に対してもものすごい怒りがあった。それで2007年参院選で安倍政権が倒れた」と振り返り、「参院選挙は政権選択でなくても、政策に対して国民が怒りをぶつける選挙だ」と訴えました。

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 「本当に今の政治はひどい」と述べる西村幹事長は、「安倍政権の前から、自民党の政治は強いものには優しく、弱い者は放っておく。弱肉強食。新自由主義的な政策がずっと続いてきました。その結果として30年間、この日本では賃金が上がっていないんです。唯一、先進国の中では日本だけ。本当に不名誉なことだ」と指摘しました。さらに、賃金が上がらないうえに年金は下がっていると説明し、「入ってくるお金が減ってるのに、出ていくお金はどんどん増えていく。これは生活圧迫以外の何物でもない」と強調しました。7月1日からはさらに物が値上がることにも触れ、令和版所得倍増計画と言いながらも結局は賃金を増やすのではなく資産を増やすことであること、森友学園、加計学園、桜を見る会の問題や公文書改ざん、統計捏造など第二次安倍政権以降さまざまな問題が政権で起こっていることをあげ、「こんな政治、やっぱり正していかないといけない。1強政治を見直して、強い野党を作って、その真ん中で石川ともひろさんからここ北海道の声をしっかりと国会に届けていただく。そうでなければ、この国はもう先が見えない」と危機感を示し、石川候補へ投票することを呼びかけました。

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 街頭演説終了後に記者団の取材に応じた西村幹事長は、1週間参院選を戦ってみての手ごたえを問われると、「物価高の状況にあって生活している皆さんが、いよいよこの国の政策の失敗に本当の意味で気が付かれたんじゃないかと思う。私たちは、そこでしっかりと訴えることよって、さらに支持率アップを目指している。そのことが生活を守るということに繋がっていきますので、これからも物価高と戦うという立憲民主党のスタンスを訴えていきたい」と述べました。

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